日記
ホラー系を書いてみたくなったから書いてみたけどあんまり怖くないなぁ
この日記を発見したのは食料を探しにあるアパートの廃墟に行った時だ。
その日記はある一室に置かれていた。
その部屋は薄暗く壁に血がべっとりとついており気味が悪かった。
その中心にその日記があった。
その日記は妙に真新しくはっきりいって奇妙だった。
俺はその日記を拠点にしている家に持ち帰り、仲間の三枝木叶、明瀬亨治、南条喜美にリビングでその日記を見せた。
彼らは当然ながら驚き目を丸くした。
「こんなに新しい日記なんて初めて見たぜ。
中身は確認したのか?」
「いやまだだ。」
「だったら今、見てみようぜ。なあいいだろ」
亨治の圧に押され日記を開く
俺は伊川奏太この日記は自分を忘れないために書く
謎の部屋に閉じ込められて1日目
俺は家で寝ていたはず
しかし起きた時にはここにいた
部屋は薄暗く壁には血がべっとりとついている。
最悪だ。
ドアはしっかり閉じられていてびくともしなかった。
pcやスマホ、漫画など娯楽が一切ない
閉じ込めるならせめてpc位、置いておいて欲しいものだ
閉じ込められてから何時間たっただろうか
そろそろお腹が空いてきた。
しばらくすると
俺の知らない二十歳位の女性が入って来てコンビニで売っている弁当をくれた。
その女性に俺を閉じ込めた理由を聞くが女性は何も答えず出ていってしまった。ドアをすり抜けて。
俺もすり抜けられないかためしたが無理だった。
ちなみに女性の顔は俺好みの顔だった。
こんな状況じゃなきゃ連絡先を交換してもらうね
謎の部屋に閉じ込められて2日目
はあ早く家に帰りたい
おそらく人生で一番そう願ったと思う
そう考えるとまたお腹が空いてきた
今日もあの女性が入ってきた
なんと弁当と一緒にpcを渡された。
しかしその代わりに俺は右足を女性に持っていかれた。
ただ痛くも痒くもなかったが移動しにくくなっただけだったが
女性が出ていったあと俺は五畳ほどしかない部屋を探索したがドア以外一切何もなくここを出る方法はドアをこじ開ける方法しかないようだ。
だが片足しかないとドアをこじ開けようにも踏ん張れない。
移動しにくくなるだけとか書いたところを消したいが消しゴムを持っていなっかった。
クソ
取りあえず渡されたpcで遊ぶことにする。
pcは他者に情報を伝える機能のみが失われていた。
くそ
3日目
気分が悪い
体の中で何かがうごめいているような気分だ。
昨日渡されたpcで遊ぶこともできない。
日記を書く気分になれないので今日はここまで
4日目
昨日あったことを書くと、あのあと吐いた。
その嘔吐物の中には弁当の中身以外にも俺の臓物が入っていた
嘔吐物は女性が回収していった。
幻覚だと信じたい
昨日ことが嘘のように気分はよかった。
まるで何か悪いものが抜けたように
さらに2日前に持っていかれた右足が何故か元通りになっていた。
早速ドアをこじ開けようとしたが無理だった。
ドアをおもいっきり蹴ろうがドアはびくともしなかった。
もしかしたら引きドアなのかもしれないと思いドアノブを引いてみたが開かなかった。
現実逃避にpcでゲーム実況動画でもみることにする。
今日は何故かお腹が空かなかった
何故だ
5日目
いくらpcがあれど人と話さないとつまらなくなってくる。
そこで俺は女性に話し相手になってくれないかと頼んだ。何度も頼んでしぶしぶ話し相手になってくれた。
話しの中で女性はの名前を聞き出すことに成功した。
名前は里沙というらしい。
話しが終わったあと里沙は俺の左腕を持って行った
ちなみにだが里沙は俺の妻と同じ名前だ。
何か関連性はあるか...
そうそう寝てる時に思いついたドアが壊せないなら壁は壊せるかと試してみたがどうやっても穴一つすら開かなかった。
どれだけ壁を頑丈に作ってるんだ。
そういえば今日もお腹が空かなかったな....
「よし、取りあえず今日はここまでにしよう。
もう19時だここを逃すと次は6時まで水が使えないぞ」
「そうね、亨治君、喜美ちゃんバケツ持ってきてくれる」
「はい」
「はい」
かつてはいつでも水が使えたり食糧に困ることはなかったらしい
でも現在では世界各国で深刻な水不足と食糧不足を抱えている
水道水は6時、12時、19時の10分間しか流れない。
さらに食糧も配給制。
しかし配給された食糧で足りるはずもなく各地で略奪が起きてるらしい。
「垣内ーバケツ運ぶの手伝って」
「へーい」
そういいながら叶の元に向かった。
「はいじゃあこれいつもの場所に」
「了解」
俺はそう言い風呂場にバケツを置いた。
俺はリビングに戻りすでにテーブルに座っていたほかの3人に
「今日を生かしてくれたこの大地にいただきます」
また今日が終わる
日記を読んでから2日たった。
また仲間と日記を読むことになった。
6日目
pcにもだいぶ飽きてきた
今日は里沙がくるまで天井の木目を数えることにする。
里沙は今日も話し相手になってくれた
といってもほとんど反応がないがいないよりはましだ
今日は里沙にドアを壊して外に出ようと奮闘していること、
壁をどれだけ殴っても穴すら開かずどれだけ丈夫に作ってるんだと文句をいってやった
里沙は少し困惑していた
もちろん今日も同じことをするが
今日も何故かお腹が空かなかったがやはり異常なんだろうな
この体どうなってしまうんだ。
7日目
また気分が悪い
指が8本に見える
また日記を書く気分にはなれない
8日目
昨日の簡潔に書くとまた吐いた
大量の血を、
その中には心臓があった、脈打つ俺の心臓が
その時来た里沙はとても喜んでいた
何か、贄だとか天良様だとかよくわからないことを口ずさんでいた。
これが昨日あったこと
今日は体に劇的な変化があった
縮んだ俺の背が80cmくらいに
何が起こったかわからない
わからないが俺の背が縮んだという事実だけが残った。
里沙は今日は自分から話し出した
里沙の話していたことをまとめると
里沙は天良という神の信徒であること
1日目と2日目に渡した弁当には3日目と7日目に臓物を吐き出させる薬と心臓を吐き出させる薬が入っていたという。
それは最終日の儀式に使うという。
そして今の状態は元の俺の絞りカスだという
その時の俺は冷静に聞いていたが
今は冷や汗が止まらない
これから俺はどうなるんだ。
9日目
目覚めははっきりいって悪い
ふて寝するしかない
神よ仏よいるのならこの私をお救いください
まだ死にたくないのです
10日目
起きるとそこには里沙がいた
俺はどうなるんだ
「ああ死にたくない、」
「なんだ!垣内が読んでるんじゃないのか?どうなってる」
「本から突然声が!!」
「さあ私と一つになって天良様の贄になるのです。
天良様揃いましたよ、贄の臓物、贄の心臓、私と一つになった贄、そしてこれを読んでいる4人の贄」
そう本から聞こえたとたん俺たちは声が出せなくなり体は動かなくなった。
本から出てきた手に俺たちはなす術もなく引きずりこまれた。
連れてこまれたのはおそらくあのアパートだろう
だがそう気づいた瞬間....
「あは、アハハハハ、天良様♥️
贄たちがこの日記、いえ聖典を読んだ場所にまた新たな聖典を置いたおきます。
こんな世界ですもの物資のなどを探す時にまた発見されるでしょう。
あは、アハハ、アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ。」
空に笑い声が響いた