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南極紛争(三章)

作者: 執筆 アノード 考案 Is

「氷って溶けるよな?」

「当たり前だろ?溶けなきゃどうするんだ」

「ならあれが使えるかもな」

「?」

「全く・・・全く全くもう!」

「あ、あの~落ち着いていただいた方が・・・」

「落ち着いてなんていられないわよ!」

悪態をつきながら廊下を歩く一匹のペンギン?のようにも見えドラゴンのようにも見える者。アイスドラゴンである旧南極王国皇女のレギン・ストラーダは呼び出されていた。

「まだ朝の六時なのよ!いくら私が五才のガキンチョだからって身だしなみには多少なりとも気は使いますわ!」

彼女が怒りながら歩いている理由は化粧ができなかったことに由来するらしい。

「レギン様」

「何よ!」

「ギオン様の前ではくれぐれもそのようなことを言い過ぎないようお願いしますね?」

「・・・あーもうわかったわよ!自重するわ」

そういいつつレギンは大きな扉を開ける。

「来たか。レギン」

話しかけてきたのはギオンではなく第二皇子だったフウ・ストラーダだ。

「来たわ。ギオンお兄様ったら呼びつけかたが雑なのよ。まだ朝早いのに」

「兄貴は昔からあんな感じだから仕方ないさ」

肩をすくめながらフウは言った。

ゴト

玉座の方から音がした。

「おっと・・・来たかな」

「来させておいて自分は悠々と・・・」

レギンはブツブツ言いつつ玉座を見る。

「やあ」

ギオンは玉座とカーテンの間の隙間から低い声で陽気なことをいいながら現れた。

「やあ、ギオン兄さん」

「急に呼びつけてなんの用よ?」


「マリンが死んだ」

「何?」

「───!?お母様が!?」

「軍のスパイが死を確認した。但し、肉体のみだ」

「肉体?」

フウが問う。

「そうだ。魂のみを残す能力者が確認されているからな」

「そのような能力者がいるのか・・・」

「どちらにせよ───」

レギンは口を開く。

「お母様はなぜ死んだ!お兄様はお母様に危害は加えぬと!」

「私ではない」

「どういうことだ?」

フウも聞く。

「正確に言おう。軍の特殊部隊は当初、マリンを殺しにいくつもりだったそうだ。神都という国のとある病院にな」

「な─────」

「だが、マリンの病室にいたゾウ?と思われる者に壊滅させられたそうだ」

「軍の特殊部隊と言えば相当強いのではなかったか?」

フウがまた聞いた。

「そのゾウ。しかも女だ。銃を持った特殊部隊相手に一人残らず昏倒させ神都軍に引き渡したらしい。もっとも、数名逃げ出して帰還しているがね」

「お兄様・・・」

レギンは目を潤ませ言った。

「どうした」

「やっぱりお兄様は!お母様を殺す気だったのではないですか!」

「・・・その通りだ。あの腐敗した国の王の妃だ。殺らざるを得んだろう。あの者の息子であることを忘れたいくらいだよ」

「それが本性って訳なのね」

レギンは椅子を立った。

「帰るわ、お兄様には失望したのよ」

「お、おい!」

フウが呼び止めるも、レギンは去っていった。

「・・・去るなら去れ。邪魔をするなら滅ぼすのみだ。全ては我が帝国の、ペンギンのためにある」



1993年4月の大西洋は正に地獄であった。

イギリス空母のインヴィンシブルとアーク・ロイヤル。ロシア空母のバクー。米空母のケネディ。そして南極帝国軍空母のクリムとストラージャ。

それぞれが率いる艦隊と戦闘機は血を流すだけでは留まらなかった。


「急げ!第2波が来るぞ!早くしなければ死ぬぞ!」

『ウィザード!テイクオフ!』

『ラジャー。必ず墜としてくる!』

カタパルトが作動し、何機ものホーネットが打ち出される。

アーク・ロイヤルからもハリアーが飛び、バクーからはフランカーが飛んでいく。

そしてクリムからはPGが・・・

基地が近いアメリカは空軍の支援も受けて戦った。

しかしインヴィンシブルが撃沈されるとバクーも甲板が大破し活動不能に。

その他多数の艦艇も撃沈されてしまっていた。

ケネディ艦長のルースは何も言えなかった。

降り注ぐ魚雷に耐えられず撤退を命じたのだ。


ルースは艦橋から身を乗り出して前を見ていた。

そのときだった。乗り出している側の肩が急に痛くなった。かなりの痛みを感じたルースは肩を押さえた。しかし次の瞬間、後頭部から額へ一発の弾丸が貫いた。

甲板へ落ちていくルースの体を止めるものは無かった。

落ちた体のポケットからルースの家族写真が落ち、風に舞った。


母港へ全速力で帰投する米軍を見た南極帝国軍の士気は上がっていた。

「やったぞ!アメリカの野郎が逃げていく!」

「ブラボー!」

「追いかけて仕留めよう!」

「艦長!追いましょう!」

「待て」

クリム艦長のイワン・ストリードの一喝により言葉は妨げられた。

「フーイはいるか?」

イワンは名を呼んだ。

「はっ!ここに」

「貴様ならあのアメを殺れるだろう?」

「できなくてもやります」

「上等だ。やれ」

「了」

フーイはどこからともなく長い一丁の銃を出した。

旧ソ連から購入された対物ライフル、OSV96だ。

フーイはライフルを構えると米軍が去っていく方向よりかなり左上に照準を合わせ二発、続けざまに撃った。

「これで。向こうの艦長は殺せたでしょう」

「でかしたぞ。フーイ」

「軍人としていきる以上、最低限のことです」

「謙遜なんぞいらんさ。最強の女性軍人よ」

「その肩書きはそこまで好きではないんですよ」


「我々はこの小さな星の塵のひとつでしか無い。その塵のひとつが問題を起こそうが何も変わらぬ」

「お言葉ですが・・・」

神都共和国首都、神都。国家首席たるヤスノブ6世はある意思を固めていた。

「だが、それが我々という塵に危害を与えるのなら守らねば、戦わねばなるまい。それが流儀、ということです」

「・・・わかりました。勝利祈願の儀式の準備をしてきます」

「それより」

ヤスノブ6世は続けた。

「今日はあの国の者が来ているのではなかったか?」

「はっ!?忘れておりました!申し訳ない」

「私は迷惑してないが、相手には迷惑がかかったのではないか、ということです」

「至急お出迎えして参ります。それと」

「なんだ?」

「いいのですか?勝手に宣戦布告など。一応我が国は日本の保護下にある以上、勝手な行動は厳しいと思われるのですが・・・」

「うまく言いくるめればいいのだ。与党はなんも言わんだろうし野党は日本が戦争をしなければいいだけと思っているからな」

「了解しました」


「ふう・・・地上と言うのは過ごしづらいわね・・・」

パシフィック連邦大統領、バンドウイルカの バドルフ・スイミー は尾びれを器用に使い、首相官邸を歩いていた。

キィ

ドアを開け、会議室に入る。

「初めまして、ヤスノブ主席。私はパ連大統領。バドルフ・スイミーです」

「こちらこそ初めまして。ミスバドルフ」

「もう話し始めてもいいの?」

「いいですよ」

「単刀直入に言いますわね」

バドルフは続けた。

「我がパ連は南極帝国に宣戦布告致します」

「ほう・・・」

「我が国と協商を結んでおられるヤスノブ主席なら私の言いたいことがわかられるかと」

「我が国も宣戦布告しろ、ということですね」

「はい。しかし貴国は保護国。日本の許可無しでの宣戦布告は難しいことは重々ですが・・・」

「構いません。あなたがなんとかしてくれればうまいくいく。ということです」

「わかりました。空母部隊を我が国のモカ島にある基地に来させていただければと思います」

「わかりました。空軍も空中給油機を引き連れて向かわせます」

「そういえば艦載空中給油機がいましたわね」

「ええ。我が国自慢の機体ですよ。マツタから技術供与を得て作られたディーゼルターボロータリエンジンはターボプロップ並みですから」

「頼みますわ。それと」

「なんでしょうか?」

「くれぐれも、戦争中に破産しないでくださいね?一応前科持ちさん」

「さすがイルカだ。なかなか上手い皮肉ではないですか」

「そうでもないでしょう。では」

バドルフは外に出ると姿を消した。


「首脳会談というものはいつでも緊張するな」

「宣戦布告、するんですか?」

「するよ。南極帝国にな。日本にも伝えておけ。あとアメリカの要請でやるわけではない。今後の禍根の芽を摘むためでもある」

「わかりました」



国会は紛糾していた。

「谷口総理!これはいったいどういうことですか!?」

「少なくとも私が指図したわけではない」

「そんなことはいいんです!早く止めなさい!我が国が戦争に巻き込まれるのですよ!」

「戦争なんて!二度と子供を戦場に送るものですか!」

「憲法九条はどうしたんだ!」

「憲法違反の谷口内閣は即刻退陣せよ!」

「静粛に!」

かなり大声で議長が叫びようやく静まる。

「谷口総理、どうぞ」

「まず。アメリカが既に攻撃を受けている以上、我が国が巻き込まれないと言う保証はない。隣国たる中国が軍事行動を起こしていることも然りだ。次に、徴兵は我が国はやらない。例え我が国が戦禍に見舞われても志願して来ない限りは自衛官にするわけにはいかない。次に、憲法違反だが日神条約に基づき、神都には日本国憲法は適用されない。最後に」

谷口は一息空けて言った。

「退陣はしない」

「それは責任を取らないと言うことか!」

「他国を占領しておいてなんたる言い種か!」

「それでもお前は日本人か!」

「神都差別よ!差別主義者は即刻退陣を!」

「そうだそうだ!」

野党は叫ぶ。

それを一切意に介さず谷口は淡々と言った。

「神都は保護国であり他国だ。我々が政治に関するのは内政干渉。そういったのはあなた方ではなかったか?」

「そんなことは知らない!」

「議事録にはあるが」

「嘘っぱちだ!谷口は捏造をしている!」

「そうだそうだ!」

「やめろとっとと!」

谷口はため息をついた。

「第一!神都の占領をやめましょうよ!日本人は平和の民族!侵略など・・・」

「あれはアメリカより押し付けられたものであり侵略ではない」

議員からの言葉を遮り言った。

「話が進まん。退席する」

「逃げるのか!」

「日本の恥!」


「よろしいのですか?大臣」

「言わせておけ、なんやかんや面倒なことになるのは目に見えている」

「大臣、韓国大使が来ております」

「韓国大使が?このタイミングでか」

「そうです。お通ししましょうか?」

「通さんわけにいかんだろう。通してくれ」


「お久しぶりですね、谷口さん」

韓国大使、文双丙は流暢な日本語で話し始めた。十代の頃から日本にいるとあって違和感無い日本語だった。

「神都が宣戦布告すると聞きました」

「その通りです。しかしどこから情報を?」

「それは言えませんね」

「ほう」

次官は空気がやや緊張したのを感じ取った。

「まあ構わないでしょう。我が国の態度としては、通常の防衛行動以外はしないつもりです」

「そうですか、あなた方が武力を用いるかと心配しましたよ」

「我が国は」

谷口は立ち上がりかけた文を止めるように言った。

「武力など持っていない」

「?」

「我が国が持っているのは最低限の防衛専門実力組織である。武力と勘違いされるのはお止め頂こう」

部屋にかなりの緊張が走った。

「わかりました」

文はそういい部屋を出た。

そして入れ替わりにある者が入ってきた。

「君は・・・」

イルカの女性。バドルフだ。

「神都から直接来たのか」

「そうですね、神都の件について協商を結ぶ国家として挨拶に」

「けしかけたのは貴国だろう?」

「いえ、私が行ったときには腹はくくってたみたいですよ?」

「ほう、となると一人で決めたのか。あの男が」

「そうでしょうね。私は話すことは話終えたので帰りますわ」

「そうか、わかった」


1994年5月1日、神都、パ連協商は南極帝国に宣戦布告した。


神都共和国、西方市。神都海軍西方基地。

「お前はこれで最後かもな・・・精一杯戦うぞ!」

神都海軍中将の遠野は目の前の巨大な塊───空母、デミーオ1に問いかけた。

1939年に建造されたこのデミーオ級は1941年のデミーオ4までが製造され、デミーオ2が太平洋戦争で撃沈された以外、ここまで様々な改修を受けながら生き残ってきた。

しかし、もうすでに50年以上現役の船体は限界が近かった。デミーオ級全てがこの戦争で沈むかもしれない。

そう思った遠野は問いかけていたのだ。


「出港!」

神都の旗と多数の国民、そして歓声に見送られながらデミーオ1率いる神都一甲艦隊は太平洋に出ていった。

大和級戦艦ほどの船体を二つ繋げた二艘船式空母は神海戦79式(グラマンF14)を45機と五〇式海爆8機等を乗せ、南極海へ向けて全速航行していた。

エンジンの更新により30ノットまで出せるようになったデミーオ1は他の高速戦艦(シエクス級等)と、変わらないだけのスピードを出していた。


それはわずか三日後だった。

南鳥島を過ぎた辺りを航行していたデミーオの近くに突如船影が見えたのである。

「敵味方不明艦確認!10時の方向!」

「何?パシフィック連邦のものではないのか?」

「敵味方識別信号を出していません!おかしいです!」

「艦長!どうされますか?」

「うむ・・・哨戒ヘリに武装を持たせて出撃させろ」

「はっ!」

神海回哨88式が二機、互いを護衛しあうように飛び立った。


「ほんっっとうに申し訳無い!!!」

「いや・・・別にかまわないのですよ。良くあるミスですし」

「いやいや・・・謝罪しかできません・・・」

敵味方不明艦の正体。それはパシフィック連邦の潜水艦、「ドル」だった。

担当者が敵味方識別装置をオフにしていたのでデミーオからはわからなかったのだ。

ドルの艦長であるイルクスクは遠野に頭を下げていたのだった。

「それで・・・我がパ連軍との合流地点ですが」

「どこになるんです?」

「こ↑こ↓です」

「え?」

その瞬間だった。ソナーに大量の光点が輝くと同時に瞬く間に浮上。回りを取り囲むように浮上してきたのは黒く、ぬったりとした印象を受ける潜水艦。計5隻。そしてその回りの水兵(ほぼ無装備のイルカのこと。基本、水中小銃と弾薬入れしか持っていない)

「イルカがやってきたぞっ!・・・か」

船員の一人がそれを見て呟いた。

「ど、どうやって隠れていたのだ・・・」

「反位相ですよ」

「何?」

「一度ソナーの音波の音を当てさせて吸収、解析。それに基づいて反位相の音波を照射。これにより、敵ソナーを無効化します。もっとも、敵に一瞬だけ補足される可能性がありますがね」

「しかし・・・今は気づかなかったぞ?」

「それは、この前の合同演習の時に」

僅か半年前の演習のときに解析していたのだった。

「えーと・・・まさかこれのために?」

「バドルフ様はいたずら好きなのでね」

「なかなか高価ないたずらをするねぇ・・・」

遠野はあきれ半分に言った。

「今の時代、戦艦より空母、空母より潜水艦ですから」

「そうかも知れんな・・・」

「我々の引率でモカ島まで向かいますのでどうぞよろしく」

「そうか、感謝する」



一方その頃、デミーオ3の艦長である田所は西方軍港を出ようとしていた。

「田所、これを」

同期の英に田所は声をかけられ振り向いた

「これは?」

「神都神宮のお守りさ。必勝祈願の」

「ほほう・・・やりますねぇ」

「絶対帰ってこいよ。家族だっているし、あの家にもまた招待してほしいからな」

「そうですねぇ・・・頑張るか」


「敬礼!」

「神都万歳!」

「勝って帰ってこいよ!」


デミーオ3率いる神都二甲艦隊は艦隊外のデミーオ4も引き連れて南下を開始した。


一ヶ月後

神都軍とパ連軍はモカ島軍港に集まっていた。

「我々の目的地はここ」

遠野は地図上を指した。指された場所はロス棚氷付近。

「襲撃場所はダーツで決めた」

「何?」

イルクスクが遠野をにらむ。

「さすがに冗談ですよ」

田所がなだめる。

「ロス周辺には多数の軍事基地がありますからね。叩けば強いでしょう。我々の軍勢を持ってすればいくつもの基地を破壊できるでしょう」

「わかりました。では水兵部隊を先に向かわせ攪乱し砲撃、航空部隊による制圧を目指します」

「了解、作戦開始は?」

「指定海域に到着してから決定する」

「了解、総員聞いたな?出発まであと三時間!準備だ!」

『了解!!』

急ピッチで準備が進む、そのなかに二人組の少女がいた。

「オイ!なんでガキがこんなとこに居やがるんだ!?とっとと・・・」話しかけた清掃員が赤みがかった髪の少女の肩に触れた瞬間吹き飛ぶ。

「ぐわっ!」

「お姉ちゃん!暴れたらダメって言われたでしょ!」

青みがかかった少女が叫んだ。

「嘗めてかかるほうが悪いのよ、誰がまな板ですか」

「いやこの人そんなこと言ってないから!」

「コラコラ、騒ぐな」

男の声がする。遠野だった。

「遠野さんじゃないの。こいつ無礼だから海に突き落としていいかしら?」

「だからお姉ちゃんそれはダメだって!」

「おいお前、立てるのか?」

遠野が清掃員に声をかける。

「うっ・・・は、はい」

「救護所に連れてってやる」

「はい・・・」


「もー!夏希お姉ちゃんはすぐ手を出すんだから!」

「冬優、私達の立場をわからせるのは必要なことよ。だから手を出すのは仕方ないわ」

「確かに立場をわからせるのは必要だけど・・・」

「仕方ないわね。ほい」

ポケットから出されたのはクッキーだった。

「うわぁ!」

冬優と呼ばれた少女が飛び付く。

「全く、お菓子には目が無いんだから」

夏希と呼ばれた少女が少し呆れて呟いた。


「おい」

「なんでしょう?」

遠野に担がれた清掃員は応える。

「北道神都研究開発都市。北神イノベーションシティーって知ってるか?」

「ああ、1970年に作られたニュータウンでしょう?行ったことは無いですが存じてますよ」

「あんまり言っちゃならんから今から言うことはわすれろよ」

「え?はい」

「あそこには軍の開発施設があってな、研究開発都市はそれのカモフラージュなんだよ」

清掃員、木崎は唾を飲んだ。

「カモフラージュしなければいけないほどの物があるってことですか・・・?」

「勘のいい奴は嫌いだよ。そう、その通り。北神の地下ではとあるやべえもんが研究されてるらしい」

「え・・・」

「俺もそれを見たのは神都出港当日だ。そして」

遠野は一拍開けて言う。

「いま、このデミーオに乗っている」

「・・・まさかそれって」

「さっきの姉妹の正体。わかるか」

「い、いえ」

「なら教えておこう」



「改造人間だ」

どうもIsです

またアイデアばかりアノードさんに投げてたらキャラの名前やセリフで少々ネタに走ることになりました笑。丸投げしてすみません!


アノードです

最近ようやく自分が書きたい形になってきたので今後も精進したいです。

Isさんもうちょい練ってから原案下さいお願いします()

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