最前線への旅立ち元騎士団長存在感たか‼
「で魔王が動き出したみたいだよ」
僕達は、学園長室に呼ばれヤブキ兄様から話を聞いた。
「早いですね。お兄様」
「サザンそうなんだよ。ただ進み具合がね。遅いんだ。さらに言うと魔王が一度も確認されていないそうなんだよね。」
「それはいったいどういうことなんでしょうか?」
「きっと罠だろうよ。アキ」
「私もそう思うよ。アキラくん」
「だがそうは、言ってられぬのだ。他の国の勇者は、もう最前線に行くらしいことを伝えられたのだ。そのため君達にも向かってもらいたい。」
学園長が喋った‼。
「失礼だよカイナ」
「心読まれた。」
「特別顧問のヤブキラッテンには、このまま勇者達について行って欲しいと思っていたがね。」
「すみませんね。父さんからの言い付けがあるので私は行けないのです。」
「わかっておるだからこそ残り一月の間で鍛えるだけ鍛えてやってくれそれと国より聖騎士が二人付き人になって下さるらしいからなんとかなるだろ。まぁそれだけだ。頑張ってくれよ勇者達。」
そう言って俺達を部屋からだされた。
そしてあっという間に一月がたつ。
「ここでいいんだよなぁ。」
「アキラくんは焦りすぎだよ。」
「ヤブキさんは、のんきだね。」
すると大声が聞こえた。
「すまんすまん寝坊した者を叩き起こしていてなぁ。ハハハ」
何か大雑把なぁのがきた。
「だからって僕のお尻を叩かなくてもいいじないですか。」
「マイ俺は、昨日早く寝るように注意までしたにも関わらず。夜更かししたのは、貴女だよな。もしも寝坊なんてしたら仕置きを覚悟するようにも言ったと思うがね。」
「すみませんでした。ヤマト先輩」
聖騎士って女もなれるのか。それにしても濃いな男の人。
「ヤマト団長が来るとはね。」
「おおうヤブキラッテン久しなぁ。どうだね。私の代わりに団長になるきになったかね。」
「私が卒業した時に断らせてもらいましたよ。ヤマト団長」
「ハハハそうだなぁ。まぁもう後継者に継がせて俺は、後輩達を鍛えておるからな。今回もその流れで一人つけてもらったのだ。腑抜けておるが、実力はあるからなハハハ」
「そうですか。ヤマトさん弟と妹そしアキさんとアキラくんをお願いします。」
「勿論だとも」
何か濃い人兄様と知り合いなんだけど。しかも元騎士団長かよ。
「ではこれから頼むよ。勇者達ハハハ」
「よろしくお願いします。勇者様」
二人の温度さすごいよ。
そして僕達は、馬車に揺られていた。マイさんとヤマトさんはどちらも平民出らしく実力だけでのし上がった者マイさんは昔の勇者の物語を馬車の中で聞かせてくれた。
その中の詞もね。
思い出は どこえ向かうのか
始まりは あの時の終わり
今は違う 人生を歩んで行く
走る走る思い出の日
思い出すは死のあの日
別の世界を僕達は駆ける
今の思いは 前へ前へ行く
終わりは いつかは起こる
だからこそ 今は走ろう
進め進め先へとかけて
恐れることなく力をつけて
世界を救う僕達の勇姿を見よ
さ走れ進め明日を平和への一歩へ
人々の安らかな日へと連れて行け
さ走れ進め悪を滅ぼす一歩へ
魔族へ天罰を下す日へと連れて行け
これがその中の一つ転生者が詩人に頼んで作ってもらったって言われてもいるらしいけど作者がわかってないらしい。
話ている間マイさんは揺られる度に
「痛いです。」
と涙目になったのはきっとしかたないことだ。