特訓スタート
「さてそれじゃ時間がないからかかってきていいよ。」
僕達は、固まりました。
「ヤブキお兄様何を言っているのですか。」
サザンがおそるおそる聞いていると。
「特訓の時間は、二時間しかないからね。だから基本なんていらないよ。二人で僕を本気で倒しにきなこれが学校に入学するまでの二人のノルマでもあるよ。頑張。」
いい笑顔で返されましたよ。
なんで初めは、二人で攻撃しましたよ。それも身体強化魔法を、二人で使いながらなのに……
「へぇ身体強化流石だねカイナ、サザン早い早い」
余裕な感じでかわされながら言われました。
「なんで当たらないんですか。」
「カイナまだまだ先読み出来てないからだよ。まぁ私は、そうしないと兄弟達にすぐ抜かれてしまうからね。魔力が少なく身体強化を長時間維持できないせめてもの得意だよ。」
得意の幅越えてませんか。確かに僕達まだ子供ですよ。でも身体強化で魔物の猪たをしてるんですよ。速さ威力は負けてないのに先読みて
「ヤブキお兄様のそれもう未来予知の次元じゃないですか。」
珍しくサザンが涙目なんですけどなんやねん。ヤブキ兄様すごいよ。
「ハハ、まだまだ時間は、あるからね頑張ってハハ。」
そして時間はすぎて二時間たった。
僕達は、かすりもしなかった。
「おかしいですよ。ヤブキお兄様あれ本当に人間ですか。武神の生まれ変わりとかならもう納得しますよ。」
「サザンヤブキ兄様は、純粋な人だよね。」
「カイナお兄様あれは、強すぎですよ。ヤブキお兄様は、対人戦に関していえば、私の本体何かより強いです。そしてさっき確認しましたけど。ヤブキお兄様身体強化意外何も能力魔法称号などなしでした。先読みも本当に経験だけのものという訳です。」
「それすごいとかの次元じゃないね。」
「あの人一人で魔王の幹部クラスなら、三人同時に相手できるじゃないですかね。ヤブキお兄様の先読みは魔法もありも想定できそうですし。」
「というより学校入って卒業して魔法も混みの戦闘しないとわかんないってことかな」
「そうですね。」
ヤブキ兄様が勇者で解決しそうなのになぁ。
僕は、そんなことを考えながら入学に必要な雑学などをメイド達から教えて貰った。
少し説明
僕達のメイドは、基本的には、元貴族の出のものを雇ったり買ったりしている。
なぜ買うと表現するかというと、この世界一様奴隷制度が残っており、お家取り潰しにあって貴族でなくなったもの達が大体メイドか奴隷になっていくことが多い。また人拐いなども存在しておりぶっちゃけ孤児などを拐うそんな集団もいるとか。だけど読み書きや少しでも専門知識があれば、高く雇われたり、買われたりするらしいよ。今日は、以上