職業決めと開発者
ふう・・・。頑張って、職業を決めるか。三十分ぐらいかかりそうだ・・・。
職業全十種。順に挙げていこう。
戦士、騎士、狩人、盗賊、鍛冶師、錬金術師、魔法使い、曲芸師、テイマー、サモナーといったところだ。
戦闘職は戦士、騎士、狩人、盗賊、魔法使い。
生産職は鍛冶師、錬金術師。
特別職は曲芸師、テイマー、サモナー。
詳しい説明は書いていない。うん、書いていない。開発者は何故ここで諦めてしまったのか。考えるのが面倒臭くなったのか。説明書きぐらい書いておけよ!「ニュアンスでわかるだろ」みたいな発想なのか。いや、まあ、分からんことは無いけど・・・。言わんとする所は分からなくもないけど・・・。それにしたってねえ・・・・。今すぐ開発者をぶちのめしたいという思いに駆られたが、今はできないので止めることにした。
頭を掻きながら「うーん」と唸り、
「いやー説明書きがあれば・・・。」
そんな呟きを漏らす。
説明書きがあったら、あったで結局苦悩するのだろうが、そんなことは問題ではない。・・・いや、やっぱり問題だな。説明書き、ダイジ。ゼッタイ。
よし、こんなところで立ち止まってはいられない。直感で決めよう。直感で。
ど、れ、に、し、よ、う、か、な、て、ん、の、か、み、さ、ま、の、い、う、と、お、り
うん。勘ではないような気がするけど気にしない。あ、今飛ばしたかも・・・・。気にしない気にしない。
メインは・・・曲芸師。
・・・・え?曲芸師?一番謎職なんだけど。え?俺、これにすんの?え?マジで?
はあ・・・。決まってしまったものはしょうがない。曲芸師にしよう・・・。なんか、「実はいい職業でした!」みたいなものを期待しておこう。キットイイショクギョウダヨー。アハハー。
ちなみに、この職業一度選ぶと変えられません。アカウントリセットするくらいしか変える方法はありません。アカウントリセットすると、認証設定云々ぐらいからやり直さないといけないから超面倒臭いんだよね。まあ、アイテムで、職業枠一個増やせるらしいけど・・・。期待しないほうがいいと思う。開発者とは知り合いなぶん、あいつのやりそうなことは大体わかる。やっぱり、後でぶちのめそう。
話が脱線したが、曲芸師という職で俺はやっていかないといけないらしい。いや、別に変えてもいいんだけど、一度決めたのを変えるっていうのもなあ。まあ、ゲームだし楽しんでいけばいいや。
サブ職業は、俺が生産系の奴もやりたかったから、錬金術師にしました。ちょっと錬金術師って憧れるよね。
メイン職業 曲芸師
サブ職業 錬金術師
うーん、イメージ的には完全不審者な気がしてならない。曲芸しながら、錬金するってどうゆうこっちゃ。ピエロがお手玉しながら、ボールを錬金術で増やしてそうなイメージ。ある意味凄そうだけど、なんか違うんだよ。そういうのじゃないと思うんだ。うん。
職業は、まあこれでいいとして―――いや、まあよくはないんだけど―――次に進もう。
次は、初期パラメーターか。
・・・もう早くゲーム始めたいんだけど。考えるの面倒だから、平均的にポイント振っとこう。
え?まだあるの?スキル決め?百種類超の中から五つ?ふざけんな!キレるぞ!なんで、そんなに多くなったんだよ。なんで、いきなりやる気出したの?意味わかんねえ。さっきまで適当だったくせに。まあ、別にスキル候補が多いのは嬉しくないことは無いけど何故百種類以上作ったし。
「このゲームを作ったあの野郎共はもう許さん」
???「へっくしょん!」
???「うう、寒気がする。風邪かな?いや、なんか此処にいては危険な気がするし、路線バスの旅にでも行こうかな。」
???「へっくしょん!!」
???「うう、寒っ。もう一枚服を着て、勉強しようかな。」
「早くゲームしろよ」って思いました。
次こそ、ゲーム始められるようにしたいです・・・。