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少年兵と蒼空  作者: 酒月沢 杏
第一章 蒼い空と世界の剣
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キャラクター紹介 一章

一章のキャラクター詳細となっています。

 カズハ・ブルーローズ

元少年兵。最初の世界では戦争を終わらせた英雄とされているが今だ本人は知らない。

常に前線に立ち、伝説の無敗部隊「第三十九特別攻撃部隊」の隊長を務めていた。遠距離武器はあまり得意ではない。その代わり近接戦闘に関しては右に出る者はいないほどの実力者で、隙のない技とアクロバティックな動きで機械兵をかなりの数葬ってきた。

性格は少しひねくれており同じ団員ともほとんど話さない、しかしなぜか慕われてる。

父は旅商人、母は帝国の姫とかなり複雑で両親は既に亡くなっている。そんなこともあり彼自身はブルーローズという姓を嫌っている。しかし、世界を出て隠す必要もなくなり、ロジウスとのこともあって吹っ切れたのか響と会うときにはほとんど気にしていなかった。

年齢は数えてないので本人は推定で十六歳くらいと名乗っている。

本人は自覚はないがなぜか『約束』という言葉に過剰に反応する。


 赤城響(あかぎひびき)

元女子高生。能力のせいで自分の世界にいられなくなりカズハについていった。歌謡の巫女の末裔で歌に乗せた思いを具現化する能力を持っている。

幼い頃に父親が交通事故で死亡し、母親は殺され、親戚の家で育てられた。しかし、十三歳の時に自分が親戚にとって邪魔な存在だということを察し、中学生のころから仕送りをもらいながら一人暮らしを始めた。

学校では中学の時の親友であり母親を殺した男の娘にいじめを受けており、学校ではほとんど喋らない。

歌が好きでいじめで自分の心が折れないように家では常にイヤホンをはめて曲を流して気をそらしてきた。本人は無意識だが力を発動しながら歌っていたため、響の歌は疲れたサラリーマンやホームレスなどの間で語り継がれて歌が聞こえる公園はちょっとした癒しスポットになっていた。

性格は根から暗いわけではなく、いじめがなければ性格は普通の女の子とほとんど変わらない。しかし、能力と適応能力の高さからカズハの敵ならば容赦なく殺せるある意味の狂人になってしまう。

ちなみに異常なほど記憶力がいい。


 ガリア・ER‐58

カズハに支給されたエリヘンヤルリアルサポート。元々は自我はなかったがカズハと生活するうちに心が芽生えた特異機体。

表情はないが雰囲気だけでもカズハと話している時は誰が聞いてもわかるぐらい楽しそうに話す。ガリア自身もそれは自覚しており、人で言う親友に近い感覚で接している。

どんなことよりもカズハの安全を優先して動いているのでカズハには時々ウザがられる。しかし、カズハも薄々気づいてはいたため本気で拒絶することはなかった。

最終的には核であるブラックボックスとメッセージを残してロジウスからカズハを庇い、破壊された。


 桜野由良魏(さくらのゆらぎ)

連合王国軍の第一前線兵器研究所の第一責任者。研究員最年少だが現場では一番偉い人。

十二歳という若さで名門技術大学の国立聖ハルトラス大学を首席で卒業した天才少女。その後、大学からの推薦や周りからの強い勧めで軍の兵器開発支部に就職して十五歳の時に兵士たちの防具となる自動式防御装置パラディンシールドを完成させた。その翌年、兵器実験に来ていたカズハと出会う。

彼女はカズハの事情を支部の先輩から聞き、なにを思ったのかカズハの姉になると言い出しそれから七年間、出世を重ねながらカズハのためにレーヴァテインの開発に専念した。

ちなみに酒癖が悪い。


 佐野栄治(さのえいじ)

第一前線兵器研究所所属の由良魏専属助手。由良魏のお世話係でもある。

年は二十五と研究員の中でも若く、性格も温厚で顔もいいため、彼に思いを寄せる研究員や女兵士は多い。だが由良魏のせいで本人は気づくどころか由良魏のことで手一杯で色恋をしている余裕はない。

彼もまた国立聖ハルトラス大学の卒業生で由良魏とは先輩と後輩という関係で学生時代も何度か会っている。

カズハとはそれなりに仲が良く、カズハが使う周辺機器のメンテナンスは全て佐野がやっていた。

カズハは使っていなかったがソルジャーナイフを設計、開発したのは佐野である。

ちなみに酒には結構強い。


 ロジウス・グラデスト

アルセーノ帝国の第九十八代目帝国皇帝。カズハの祖父に当たる人物。

過去に最愛の妻をなくし、面影を重ねていた一人娘でありカズハの母親であるハルハはある日、旅商人のラズル・ブルーローズと駆け落ちしてしまいそれ以来、人が変わったように周りの国々を侵略し始めた。

その本当の目的はブルーローズを根絶やしにするためで他の国にいたブルーローズの姓を持つ人間を虐殺していった。その侵略はいつしか戦争へと発展し、帝国対連合王国という終わりのない戦争と言われるほどの戦争となっていた。

戦争開始から三十年が経過したある日、ラズルとハルハの死の知らせとともに彼らの息子であるカズハ・ブルーローズが生きており、前線で戦っているという知らせを聞き、自ら決着をつけるためにカリリウスライトでの武器とパワードスーツの開発を命じる。

そして第一研究所に王国騎士キングダムナイトという嘘の情報を流してカズハをおびき寄せた。

しかし、カズハに負け捲し立てられて自分の行いを償うようにカズハをワープホールに入れて幹部が仕掛けた爆弾によってこの世を去った。

実は結構いい奴。


 山田良治(やまだりょうじ)

響の両親である裕策と春野の同級生。子供の頃からラーメン屋になるのが夢だった。

三人は仲が良く、裕策が春野のことが好きなことも中学の頃から知っており、前田の話を知っている数少ない人物でもある。

裕策が死んでからは前田から春野と響を守るために部屋を紹介したり、響の一人暮らしのためのお金の三分の一を出したりと赤城家をかなり助けてきた。

喋り方が少し独特でカズハのことをあんちゃんと呼んでいた。


 赤城櫻葉之夜夢(あかぎさくらはのやゆめ)

初代歌謡の巫女で歌と娯楽の神と契約を交わして力を手に入れた神人。響の住む町では地域の神話として語り継がれてきた伝説の人物である。

彼女は初代だけあり力はかなり強く、その歌は人の生き死にや命という概念まで操ることができた。

しかし、数千年の時を越えいまだ続く数少ない信仰をエネルギーに蛮神としてカズハの前に立ちはだかった。しかし、もとの力がかなり強く実際に存在した人物だったため自我が強く残っており、最後には宝具である《賢王の財宝袋》をたくし、サラルの目と共に消えることを選んだ。


 フィア・シャドウ

第二の世界でサラルの目を守っていたシャドウ。響の負の感情に巣を張り、響の父親である裕策の魂を利用して成長していた。

フィア(恐怖)を糧として成長し、響がもつ学校生活や周りの人間への恐怖を吸収して、人を騙せるほどの知性を手に入れていた。

番外編ではそれなりに出てくるが本編では開始16行で死ぬ意外と可哀想なキャラ。

どもども、神刃千里です。

これは一章の響と第二の世界を脱出するまでの世界のキャラクター資料になっています。

今後の伏線だったりも含みますので読むと作品がより楽しめるかと思います。

よろしくお願います!

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