ぶるーでい
報告書を渡して帰って貰う積もりだったが、致し方ない、座って話さないと。
僕だけがラヴさんの正面に座り、二人共僕の後ろに隠れていたんだが、依頼を受けるとなると長くなる。
僕達は、ラヴさんを警戒して、部屋の奥の椅子から順にルイーズ、ドロシー、僕と言う順に座った。
二人がおトイレに行く時は、僕がラヴさんの盾になって、二人を逃がす。
襲われるかもしれない、これは二人を救う為、仕方がないのだ、うん仕方ない。
「それで、どの様なご依頼でしょうか」
「意地悪するんですねぇ、嫌じゃないですよぉ」「お帰り下さい」
「言います、言いますよ、捕まえて欲しいです」
「無理です、囮になる子がいないので、実行できません、お話は聞いたので、お帰り下さい」
「そんなあー、あんまりです」
「ルーシー、見たあ~、パパ酷いでちゅねっ、昔は優しかったのに、どうしたんでちゅかねっ、め~してあげましょうね~、はい、めぇ~って」
ルイーズが下腹部を摩りながら、こんな事を言う、本当にパパになった。
「あの~、ルイーズ、ルーシーって誰」「私と優の赤ちゃん」
「えっ、できたの、名前、もう付けたの」「(仮)、残念」
「名前は僕も考えたい」「そう、だよね、うん」ルイーズが嬉しそうだ。
んっ、ドロシーが、何か恥ずかしそうに袖を引っ張り且つ、口を手で押さえる。
「ドロシー、体調悪いの。休んで来て」頭を振る。???、はっ。
「赤ちゃん出来た」ドロシーが頷く、本当にパパになった。
「ドロシー」僕はドロシーを抱きしめる。「エムおばさんに知らせないと」
「待って優、お洗濯大変なんだからねっ、バスローブ無かったら、マットまでとどいちゃってたんだから、どうしてナチュラルにそう言う反応できるの、私達がブルーだって知ってるじゃん、容赦ないんだから」
「えへへへっ、つい」ドロシーが舌をだした、言われてみれば確かに。
「優、お洗濯大変だから、ブルーの時はお休みしてね」
「御免なさい」「放置しないで下さい」「すみません」
「受けよ、今はまだ里美ママも、私のママもエムおばさんも助けてくれているけど、ずっとじゃないよ、それに優はお嫁さんを一度に二人も貰ったんだよ、赤ちゃんのいない今のうちにチャレンジしよう」
「ルイーズの言う通りだよ、私達なら、優か他の人か分るよ」
うーーーん、要するに僕が、経済的に不甲斐無いから、ドロシーやルイーズを危険な目に遭わせる事になるのか。
今年、単位を取って、来年直ぐにメーカーのOB訪問を出来る所を探そう。
探偵は、就職先が決まり次第廃業だな、情けないが今は受けるしかないか。
「僕が不甲斐無いから、御免ね、後一年、我慢してくれる、おっきな会社に勤めれる様に頑張るよ」
「ちっ、違うよ優、私達は一緒に生きて行きたいの」
「そうだよ、それにね、私もドロシーも飛び級してるから、優は資金を作って、ベンチャーを興す方が良いと思うよ」
「二人共、飛び級してるの、・・・専門は」
「私は、生命科学、遺伝子と農学」「私はね、物理の方、電磁気と天文」
ほぉ~、今度ルイーズに教えてもらおう、二人共僕には勿体無い。
「・・・二人共ずるいよ」「待って、黙ってたのは御免なさい」
「二人して天才じゃないか」「そんなつもじゃ無いの優、怒らないで」
「怒るよ」「騙した訳じゃ」「そう、聞かれなかったし」
「遅いよ、もっと早く教えてよ、ルイーズ、電磁気教えて」「えっ」
「ドロシー、英語まだ残ってるだ」「え~~~ぇ」
「「・・・仕方ないなあ~」」「もう、英語まだ残ってるの」
「語学はどうもう」「優、電磁気だけ」
「あっ、う~ん」「・・・分かった、私が個人授業して、あ、げ、る」
「あ~~~っ、私も」「お願いするよ、二人共」「「あいっ」」




