俺の話を聞けーーーーーっ。
本当は昨日から調査を開始する予定だったが、今日からにした。
昨日はお休みにして正解だった、一昨日の晩、僕はドロシーとルイーズに、浮気の罰を受けた。
と言っても、僕は浮気をしてない、依頼主のラヴさんが、僕を襲ったのだ。
うん、ほんと、誠にけしからん、うーん二人とは違う。
こうぉー、何と言うか、ほんとっ、誠にけしからん。
しかし、本当に良い罰だなあ~、又、罰してくれないかなあ~。
でも、ちょっと頑張りすぎた、・・・僕の予想を通り越して、二人はお昼過ぎまでとっても可愛い顔で眠っていた。
もそもそ起き出してきたのは14時前だった。
クライアントには、僕が起きた時に、諸事情により調査開始を一日遅らせる旨をメールで連絡をした。
直ぐに携帯にクレームが入り、ぶうぶう言うので、百合さんに浮気調査報告書を送付すると告げると、納得してもらえた。
「ふぁ~ぁ」「ふっ、・・・んん」「さて、二人共、初仕事だよ」
「ね~、ルイーズ、優はどうしてこんなに元気なの、魔法」
「う~ん、分かんない、でも、へにゃ~ってなってるよりいいと思うの」
「ルイーズのえっち」「違う、違うのおーーー、ドロシーのあほーっ」
「ルイーズ、騒がないの」
「だってドロシーが、じゃドロシーは優に元気がなくても良いの」
「そんな事無いもん、何時までも元気で、ぴーんとしてる方が良いもん」
「ドロシーのえっち」
「・・・ん、違う、違うからあーーー、ルイーズのばかあーっ」
「ドロシーも騒がないの」「だってルイーズが」「ドロシーが言うからじゃん」
「はいはい、二人共お仕事始めるよ、御代はちゃんと貰ったんだから」
「「は~~い」」
二人は本当に初仕事だし、お手本を見せないと。
「二人共、まず1時間ほど僕と一緒に回ろう、お手本見せるからね」
僕が仕事をしているところを見せて、名誉挽回だ。
僕は主婦らしき人に近付いた。「あの~、すみません」
速足で立ち去った。
今度は少し年配の男性だ。「あの~」「今急いでるから」「すみません」
もう10時を過ぎているのに女子高生。「あの~」「近寄るな、きっもっ」
ドロシーがすかさず近付く。
「Hello, Nice to meet you.」
「あっ、可愛い、外人、何々」「私、探偵のお手伝いしています、これ名刺」
「あっ、有難う、本当に探偵なんだ、何かいい感、何でも聞いて」
差別だあーっ、年配の主婦の人だ、今度こそ、格好いい所を二人に見せたい。
「すみません」睨まれた。
ルイーズがすかさず近付く。
「How do you do?」「・・・はい、道ですか」
「あっ、私、今、たんていのお手伝い、これ名刺、です」
「言葉、話せるんですか、良かった、探偵さん、浮気調査」
どうしてだよ、ほんと外人に弱いなあ、まあ二人共可愛いからなあー。
僕の嫁ですから、あー、ちょっと苦手なタイプだな、そんな事言ってられない。
「あの、すみません、少しお話を」「うっせっ、どっかいけ」
「Hello, Nice to meet you.」
「おっ、おー、何」
「私、今、探偵、お手伝い、していまーす、これ名刺」
「へぇー、探偵、本当にいるんだ、何、殺人事件」「お人、探してまーす」
結局僕の話は、だぁ~~~れも聞いてくれない。
俺の話を聞けーーーーーっ。




