妖精さん?
僕達は、昨日頑張ったので、朝食を済ませたのが10時、洗濯や部屋の掃除を手分けしてやって、ベットのシーツや掛け布団のカバーを洗っている間にプロジェクターを事務所に移動させた。
ドロシーとルイーズが紅茶を持って入って来る。
がちゃがちゃ。「はい、優」「有難う」
「そろそろ始めた方が良いんじゃない」「そうだね二人共座って」
「ふわぁ~い」「ルイーズ、ふぅぁ~」
「ほら、ドロシーだって眠いでしょう、優、容赦ないしぃ」
「ルイサさんもマーガレットさんも楽しみにしてるし」
「そうだけど」「ドロシーも座って」
今日は僕のパソコンをプロジェクターに繋ぐ、ホワイトボードには青い葉っぱの森公園を中心とした、この辺の地図を表示する。
「今回の依頼は、レイプ未遂事件の情報収集、探偵が最も得意とする、地味な作業、聞き込みが主体だ」
「どの辺りに聞きに行けば良いのか見当もつかないわ」
「本当に手掛かりなさすぎぃ~」
「そうなんだ、ラヴさんからの情報が正しいなら、犯人は男、なのに女子高生に化ける事の出来る、小説の中の怪盗みたいな変装の名人」
「他の人に成りすますの、ドロシーも得意よね」
「ドロシー、そんな特技があるの」「えー、私そんな事出来ないわ」
「何言ってるの、あいつらと合体した後の変な顔」「変じゃないもん」
「そうだよルイーズ、あの顔には優れた造形美があるんだ」
「優は優しい」「本当だ、ドロシーは綺麗だよ」
「えぇ~、優、私は私」「勿論、ルイーズも美しい」
「そっ、そうでしょう、えへへへっ」
「それでドロシーのあの綺麗な顔に何かあるの」「私、綺麗、ふふっ」
「あー、そっか、優、最初からドロシーを知ってるから分らないんだ。私は最初、騙されちゃって」
「えーっ、私そんな事してないっ」
「聞きなさいよう、ドロシー自身、解って無いみたいだから」「御免なさい」
「ドロシーがあの顔の時にね、周りの人に自分が見せたい姿に見せる事が出来るの、だから今まで気づかれた事無いでしょう」
「言われて見ればそうね、でもあの子達が出て来た時、皆逃げちゃったよ、逃げなかったのは優だけ、それにあの子達が戻った時、優もルイーズも大笑いした」
「だからそこなの、あいつらを全員見た人には通用しないの、だからあの時あいつらがドロシーと合体した後、優には見えてたの、でもあの後、あいつらを見てない人が、ドロシーを見ても、ドロシーが見せたい姿にしか見えないの」
「へぇ~、知らなかった」「自分の事でしょう、気付きなさいよ」
「だって、皆通り過ぎるだけだもの」「それカメラとか大丈夫」
「多分、大丈夫、だと思う、ごまかす事が出来ないのは、本当のドロシーを知ってる私や優だけ、後あいつ等を見て逃げた人、それからママかな」
「ルイーズ、すごーい、私の事大好き」
「そんな事ないもん、何時か優を独り占めしてやるぅ」
「・・・ルイーズ、一人だと心臓止まっちゃうよ、今だって二人だから大丈夫なんだよ」
「えーっ、僕そんな酷い事してないよ」
「・・・そうかも、・・・わけわかんなくなっちゃうかも、ドロシー何処にも行かないでね」
「うん、任せて」「えっち」「ちちっ違うの、ルイーズのばかぁ」
「しかし、ドロシーにそんな事が出来る能力あったとは」
「後ね、ママの話だと、あいつ等妖精さんぽいから、何か特別な力を持ってると思うの」
「ドロシー、今度、案山子達に聞いてみよう」
「私も聞きたぁーい」「うん、じゃあ~、今度」
「それで、話し、逸れちゃったけど、どうするのこの地図」
「ああっ、そうだった、見て、ここが僕達の家、でこっちが青い葉っぱの森公園、事件はこの公園の何処かで、多発していると言う事だけど、その総数も場所も分らない」
「この公園広いから、木もいっぱいあるし、私達も人目に付かない様にするには都合が良かった、それを3人で探し出すの無理じゃない」
「それに優と離れるの怖い」「わたしもうぅ」
「今回は公園には入らない、その周辺の家々に、その多発している事件にかかわった人がいないか、聞いて回るんだ、で場所、時間、特徴、そういった事を集めて、犯人の行動原理を知りたい」
「適当に聞いて回るの」「う~ん、何かピンとこない」
「僕的にはこんな感じだ」




