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私、ドロシー?  作者: パパスリア
裕福ではないけれど、幸せな新婚生活
14/70

ひもじいと血を吸われる

 「ゆ~た~か~、ひもじぃ~よぉ~」「お仕事の依頼が来る前に乾涸(ひから)びちゃう」

 ドロシーとルイーズはコタツで()()している。

 僕は決断を迫られていた。


 「今冷蔵庫には何が入ってるの」「えーと、マーガリン、チョコレート、かな」

 「あっ、ごめ~ん、チョコ食べた」「えーーー、残しておいたのにぃーっ」

 「そうだクッキーが残ってた」「うーん、そりは私が昨日食べたの」

 「つまり、マーガリンしかないんだね」「「ひもじぃ~よぉ~」」

 これはピンチだ、食費が一気に増大したのに、収入が増えてない。


 「とにかく後で食べ物を買いに行こう、まず命を繋がないと」

 「「ひもじぃ~よぉ~」」二人して僕の両脇に来る。

 ばぐっ。「いったい」二人が僕の両側から、首筋に噛みついた。


 「ひもじぃ~から(ゆたか)の血を吸う」「(ゆたか)の血はおいちい」

 「ダメだよ、今夜もバイトだし」「いいじゃん、ちょっとぐらい」


 「二人はちょっとじゃ済まないでしょう」

 「(ゆたか)、大丈夫、この世界にはね、お腹が空くと、飼ってる牛さんの首に、ぷっつって、穴をあけてね、ごくごくする人たちもいるの、牛さんはちゃんと生きてる」

 「そうそう、たから、私達に、ちょっとだけ分けて」


 「ちょっと、ルイーズ、針を出さない、買い物に行こう」

 「ドロシー押さえて」「ふん、任せて」「どうしてー」

 「だって、ねえ、ドロシー」「じっとしててね、(ゆたか)、皆勤賞だから」


 「・・・何の」「「言わない」」「少しちっくってするだけだから」「いく~よ」

 「嫌だよう」「逃げた」「待って、(ゆたか)、ねえぇ~」

 ピンポン、ピンポン。「「 「ん」 」」

 「はぁ~い」「あっ、ちょっと、ドロシー」

 「誰かしら」このタイミングはきっと母さんだ、二人を目にしたら。


 ピンポン、ピンポン。「はぁ~い」

 「えっ、女の子、あれ、間違えた、反対側だったかしら、・・・取り敢えず謝って」


 がちゃがちゃ、きぃー。「どちら様ですか」「あっ、すみません、まちが」

 「あのぉ~」「外人さん、可愛い、・・・凄く可愛い」

 「その、あの」「・・・良いわ、可愛い、可愛いわ、娘にしたい」

 がっし。「きゃっ」「・・・う~ん、あ~、良いわ、この感じ」

 すりすり、すりすり。「え~と」

 「はっ、Pleaseどうぞ、えっとそれから、 become(来て)、そうそよ、 my son❜s wife(私の息子のお嫁さんに)、ふーん」

 やっぱり。「母さん」僕の後ろに隠れてルイーズが付いてくる。


 「(ゆたか)、こんなところで何をし、・・・て、・・・良い、良い、良いーーーーーっ」

 母さんがドロシーをハグしたまま、強引に部屋に上がり込む。


 「きゃーっ」「あのあの」「うへへへへへっ、可愛いぃ~」

 がっし「うふ~ん、捕まえたあぁ~」は~ぁ、もう、母さんは何してるんだよ。

 二人共捕まって、めちゃくちゃ強引にハグされている。


 「Please become my son❜s wife」

 「来て、来て、来て、私の娘になってえぇ~」こつん。「母さん、落ち着てよ」

 「(ゆたか)、お隣さんに押し入って、何してんの、・・・まさか、犯罪、・・・いくらモテないかっらって、はあっ、御免なさい、御免なさい、御免なさい」

 母さん、僕の事、そんな風に見てたの、・・・まあ、仕方無いかな。

 あっ、母さん、土下座まで始めた。


 「御免なさい、私の育て方が至らなかったの」

 「かあーさん、ここ、僕の部屋だよ」

 「ごめんなさーい、(うち)の息子が拉致をするなんて、直ぐに開放しま」

 「かあーさん、僕の話を聴いて」「これが犯罪でないなら何だと言うのっ」


 「あの、・・・私達は、その」「私とドロシーは、(ゆたか)のお嫁さんです」

 「・・・嘘っ、何されたの、こんな子、(かば)わなくていいのよ」

 「母さん、どうして僕が犯罪者前提なのさ、自分がお腹を痛めて産んだ子を信じられないの」

 「母さんは、女の子が欲しかったの」なんだよ、とうとうきっぱり言いよた。

 こうなったら、全部話すしかないか。「中に入って、説明するから」


 すりすりすり。「良いわ~、やっぱり良い、やっぱり娘よねえ~」

 母さんは、ハーレムよろしく両側にドロシーとルイーズを座らせて、肩をガッシっと抱いて(僕もやってみよう。)、交互に(ほお)ずりを繰り返している。


 「母さん、どうしてそっち側にいるの」

 「決ってるでしょう、悪の魔の手から保護してるの」


 「実の息子にどうしてそんな酷い事言えるのさ」

 「実の息子だからよ、(ゆたか)の事は、お尻の穴の数も知ってるもの」


 「皆知ってるよ、何しに来たのさ」「私の娘を保護しに来たの」

 ぎゅ~、ぐるぐる。「えっ、二人共お腹空いてるの」こくこくこくこく。


 「これ、おにぎりとか、卵焼きとか、ウインナーとか、煮物もあるから食べて」

 二人がこっちを見る。僕は軽くうなずく。「「わあ~~い、ご飯だあ~」」


 「(ゆたか)さん、どうして私の娘達か、ひもじい思いをしているの」

 あーもうっ、自分の娘にしちゃってるよ。


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