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HannaH II  作者: LR エルアール
序章
1/8

プロローグ

作者より


突然ですが皆さんは

「絶望を喰らい、全てを壊さんとする者」

「希望を宿し、全てを救わんとする者」

どちらが強いと思いますか?

ただただ苦しかった。痛かった。

数多の苦痛に縛り付けられながら私はその場所に落とされた。


そして、あの人に救われた。これでもう大丈夫だと思った。あの人から初めて幸せを教わり、初めて広い世界を見せてもらい、趣味まで似た。

私はこれからこうして幸せに生きていけると思ってた。


でも、そんな希望は見事に壊された。


私のせいであの人は死んだ。


再び地獄が始まった。

自分は恩人を殺した「地獄」を酷く憎んだ。

自分は恩人を救えなかった「自分の無力さ」もまた憎んだ。

やはり自分は、なんの力も無いただの女だったのだろうか。そうやって永遠とも思える、「地獄」での長い3年の月日が流れた。

そして「地獄」から排出された「俺」は、3年間の蓄積された憎悪と怒りとともに、復讐を誓った。

仇を討つため。恩人への贖罪(しょくざい)のため。


でも、何か違う。今は・・・何か他に大切なものがあるような感じがする。でも自分にかかった「鎖」がそれを見せてくれない。

誰かにこれを壊して教えてほしい。

俺の心にある「他のもの」は、一体何なんだ・・・。



ーーーー


????年??月??日11:45 某所


「名前は•••終わり、終幕、最後、終了、終止符•••よし、ピリオドって名乗るのがいいかな。うん、そうだそうだ、それがいいや。今日から私の名前はピリオド。それでいこう。」

独り言を言ってピリオドはピョンと、立ち上がった。

自分の立つ、迷路のように広がる鉄の足場の隙間から、ヒューヒューと風が鳴く。下方3mより下が全く見えない。

自分の頭上からは、ほのかに暖かい陽光が照らす。上方3mより上がよく見える。

下一面が霧によって鈍色に塗り潰され、上一面が真冬の昼の太陽によって金色に染まる。

ピリオドは空を見上げながら、首をひねった。

(さて、私の望む世界を創るとするか。やりたいことは山程あるし、何しろ奴らが一体どんな顔を見せてくれるのか楽しみで仕方ない!)

ピリオドはニヤリと笑うと、手に持っていた、カードケースに収まるぐらいの鉄クズを足場の遥か下にボロボロと落とした。

「フフフ•••これこそ、この私の計画の第一歩か•••早速面白くなりそうじゃないか!首長くして待っとけ、兵士どもめ!!!」

ピリオドは足場の柵にもたれながら高笑いした。



キャラ図鑑0


ピリオド(登場は15話から)



身長153~158cm?

体重??kg

10~15?歳

??月??日誕



本名:不明


血液型?型


趣味:戦闘?


嫌いなもの:強くもないのに偉そうにしてる人?更地?


好きなもの:チョコレート?


外見:緑髪の長髪に白い瞳。目撃者曰く、かなりの美少女とのこと。


得意:不明


不得意:不明


エナジーレベル:不明

眼色:不明

戦闘タイプ:不明

ステータス

攻撃:不明

速度:不明

頭脳:不明

能力:不明

体力:不明




自らを"物語の終止符たる人物"と自称する謎の少女。ハンナ達を物陰から観察することが度々ある。戦闘能力についてはほとんど不明だが、相手の能力をコピーするとの情報がある。

他にも

「質問したければ私を倒しなよ。ま、絶対無理だろうけどね。」

「いいね、いいね!もっと怒れ!そんでもって私を殴ってみろ!アッハッハッハ!」

といった、挑発的な言動をする一方、

「私が何者かって?それは、あなた方がこれから決めるべきことでしょ。」

「アハハ!私の望む世界にまた一歩近づいたよ!」

という意味深な言葉を発することもある。

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