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67話「最終話」:長谷川夫妻に待望の赤ちゃん誕生。

 ホテルに入り、みんなが別行動をとり、若い人は熱海港を散歩し仮眠したりして、19時に夕食をとりにレストランへ行った。翌日は熱海梅まつりを見に行き、30分位してから、来宮神社にお参りに行った。「來宮の杜」の入り口となる、立派な大鳥居の前で軽く一礼。参道の中央は「正中」といい、神様がお通りになる道なので、なるべく端を歩いた。地元の方が散歩がてら手を合わせている姿も多く見られた。


 熱海の土地神様として地元の生活に密着している神社だと言うことがわかった。正式な参拝の方法は、「二拝二拍手一拝」。感謝と祈りをささげて、心静かに深くお辞儀をする。來宮神社は「来福・縁起」の神としてこの地で古くから信仰されている。また、大楠には「健康長寿」を祈願して、翌日9時に熱海を出て、茅ヶ崎海岸のカフェで一休みして、新横浜で佐野夫妻とわかれ、祖父母と長谷川夫妻は、八王子へ帰った。


 そして2015年を迎えた。そして4月から八王子市のいくつかの自治体でマイクロバスを毎日午前2往復、午後2往復の運転を月10万円で長谷川正男がするようになった。お礼に米や農作物、果物、野菜をいただくようになり長谷川夫妻は助かった。長谷川玲子は株投資を始めて着実に資産を増やしていた。2015年も猛暑の日が続き、エアコンの下でじっとしている日が続いた。


9月20日、早朝、祖父の佐野公一が胸が痛いと苦しみだし、奥さんが、長谷川夫妻に助けを求め4人で八王子の救急病院へ搬送し、直ぐカテーテル手術をして事なきを得た。しかし、10月13日、再び、佐野公一が心臓の様子がおかしいと訴え、長谷川夫妻が奥さんと友に、以前かかった病院へ行くと、入院が必要と言われ、その年の11月22日に心不全・老衰で亡くなった。


 その後、奥さんの佐野あかりさんがショックで、痴呆症状が出て来た。そして、食事を足らなくなった。やがて2016年になり、痩せ細る母の姿に、見舞いに行った佐野夫妻と長谷川夫妻の目に涙が浮かび、1月10日早朝、眠るように、この世を去った。その後、佐野夫妻が、祖父母の家は、立派な家だから、長谷川夫妻に住んでもらいたいと話した。


 そして、その当時、八王子の比較的安いマンションに若い夫婦が引っ越して来て、小学校の学童保育をやるところ亡くて困っているという話を長谷川夫妻が聞き、ハイエースのワゴンの運転手を役場から出すことになった。そして佐野夫妻が資金を出して、以前、長谷川夫妻が住んでいた家を壊してエレベータ付きの木造2階建ての大きな家を作り、1階を学童保育と子供達中心で、2階を高齢者専用に憩いの場所にする事にした。


 建築費用5000万円を佐野公康が出して、近くの市町で月に20万円の補助金を出すことで決まった。2016年3月3日から建設に取りかかり6月5日完成予定と言われた。そして、6月6日に開所式を開き、数組の男女ペアで午前午後と、交代で当番表を作り、常駐するようにした。そしてインターネットを1、2階、別々に2回線入れてスマホ、モバイルパソコンも半日500円で使える様にした。


 そして、2016年7月には長谷川夫妻の資産が2500万円まで増えて、食費が、もらい物で十分、まかなえて、お金が貯まった。しかし佐野玲子が子供が欲しいと不妊治療を受け続けたが、妊娠しにくい体質でできなった。しかし2016年10月11日に玲子に待望の赤ちゃんができたとわかった。出産予定日が2017年4月10日と先生に告げられた。


 その頃、長男の鉄男には2人の男の子ができていて、妹、玲子の妊娠を喜んだ。そして、2017年を迎えて、以前から玲子が通っていた安産祈願の子安神社に行き、初詣で、お礼参りした。そして4月10日近くの産科病院で2卵生双生児、男と女の子の双子を出産した。かなり辛い出産だったが、生まれ落ちた瞬間、玲子は号泣したようだ。そして、後日、男の赤ちゃんを長谷川哲と女の赤ちゃんを長谷川恵と名付けた。


 そして2017年10月に祖父母の眠る墓に長谷川哲と長谷川恵、長谷川夫妻に佐野夫妻が一緒に墓参りして、孫の誕生を報告した。その時に、祖父母が生きていたら良かったのにと佐野公康が言うと、長谷川夫妻の目に涙、玲子さんは号泣し、佐野夫妻も涙をハンカチで拭った。その日が秋晴れの良い日で八王子の郊外の高台の墓地からは遠くに丹沢と富士山が見えて、長谷川一家と佐野一家のこれからの未来を明るくて照らすかの様に、光り輝いて見えた。【完結】

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