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58話:珠代と鉄男の結婚式

 そのお陰で一人娘をフェリス女学院中学から高校へ入れ、その後、上智大学へ入学し、アメリカ留学したいというので留学させ大学院を卒業させた。しかしウオール街で金融機関に入社したが3年で仕事の方針について行けないと日本に帰ってきた。その頃には古物商で儲け銀座に念願の宝石商の店を開店させて、今に至ると言った。これを聞いて佐野公康が猛烈人生ですねと言った。この話をして杵渕正男さんが一人娘で、ちょっと我が儘ですが宜しくお願いしますと言った。


 佐野鉄男が杵渕正男さんに、これだけで良いのですかと言うと十分だと言い、君も、うちの娘をよろしく頼むなと言い、ちょっとじゃジャ馬だから、大変だぞと笑いながら言った。そして鉄男が杵渕珠代さんにうちの両親に何か聞いておくことはないかと尋ねるとありませんと言い、鉄男さんと一緒に新居に住みますので、彼が、家を出ることになりますが、宜しくお願いしますと、しおらしく言ったのには驚かされた。


 これで決まりですねと言うと、それでは僭越ながら両家の結婚を祝して乾杯をしたいと思いますと言い、酒をついで、乾杯と言って、みんなで乾杯をして、佐野鉄男と杵渕珠代さんの結婚を祝した。後は、無礼講で、うまい料理をたべながら、杵渕正男さんが佐野鉄男に儲かる株ありますかというと、ヤフーで十分儲かったので、その後は危険な橋は渡りませんというと、それが賢明ですなと笑った。そして、今後奥さんと一緒に、また、銀座の店に来て下さいと言た。


 特別に良いダイヤモンドを原価で安くお譲りしますからと言ってくれた。それを聞いてそれは助かりますと言い、家では宝石を買ったことがないのですと正直に言った。それなら良い情報を差し上げるから、前もって電話して、どういうものが欲しいか言っていただければ勉強しますよと言ってくれた。こうして結婚が決まった。その後結婚式が2012年6月20日水曜日になり新婚旅行は宝石点が暇になるまで、お預けとなった。


 結婚式は総勢52人の出席で橫浜のホテルニューグランドで盛大に行われることになった。当日は梅雨にもかかわらず、良い天気に恵まれ、11時から洋式で結婚式が行われてバージンロードを父と歩き新郎に代わる儀式や最後のブーケトスも上手く終わった。その後、結婚式場から披露宴会場へ移動した。佐野鉄男の友人が司会をして今、結婚式場から帰ってきたばかりの新婚ほやほやの湯気が出てる2人に拍手をと言うと大きな拍手がおこった。


 披露宴会場に2人が入ってきた。そして各テーブルを回って挨拶をして回った。その後、中座し、お色直しをして再度登場すると、また拍手で迎えられ奥さんは満面笑顔だった。その鉄男は普段あまり酒を飲まないので、披露宴で多くの友人達に少しずつ酒を飲まされて披露宴が終わる頃には、真っ赤になってしまい、コックリを始めると司会者が面白がって、新郎に寝てる間に、新婦が盗まれるぞと言うと、おおうけして、大爆笑になった。 しかし鉄男は何があったかわからずぽかんとしていた。


 それを見て、また、大爆笑となった。いずれにせよ和気あいあいのうちに結婚式が滞りなく終わった。その後、若者達だけで2次会に行って飲み過ぎた新郎の鉄男は、かなり、からかわれたようだった。そして結婚式の翌週、佐野鉄男が、みなとみらいのマンションを出て、東京の奥さんとの新居のマンションに入った。

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