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22話:ケイトと本田の結婚の話2

 しかし一つだけ条件がある、それは館川家では君達に援助しない自分達でしっかり独立した立派な家庭を築くことだと言った。これを聞いた本田は涙をこらえて、ありがとうございますと言って頭を下げた。その後、ケイトが本田にしっかりと抱き付いた。すると本田が目に涙を浮かべ、良かったねと言うとケイトも泣いた。これを見ていた佐野は安心して大きな仕事をなした遂げたように呆然とした。話の後、館川巌男が奥さんのエミリーに紅茶を入れてあげなさいと伝えた。


 どうぞこちらへと、ソファーのある広いリビングへ案内してくれた。やがて良い香りと共に紅茶とスコーンとクリーム、バター、ジャムが運ばれてきた。そして、母のエミリーがスコーンに、お好きなクリーム、バター、イチゴジャムを選んでにスコーンにつけて召し上がれと言ってくれた。この項お茶を飲んで佐野が旨いダージリンですねと言うと、おわかりになりますかと館川巌男さんが言いスコーンにイチゴジャムをつけて食べた。


 そして、ちょっと失礼かも知れませんがと言いスプーンにイチゴジャムを入れて紅茶に落として、かき混ぜて飲み始めた。これを見て、紅茶、お好きなのですねと、エミリーが佐野に言った。実はそうなんですと言いダージリンにイチゴジャム、アークグレーにはコニャック、ブランデーと言うと、紅茶の美味しい飲み方ををよく御存知ですねと微笑んだ。早稲田大学の頃、学校を終わると秋葉原電気街に行ってヨーロッパの映画音楽が好きだったと語った。


「マントバーニー」「パーシーフェイス」「ポール・モーリア」「レーモン・ルフェーブル」「フランシスレイ」を聞いたものです。その音楽を聴いた後に飲む紅茶は最高でね、と言った。それでダージリンにイチゴジャム、アールグレーにブランデーを入れることを覚えたと笑いながら言うと、館川巌男さんが、私達夫婦と話があいそうですなとニッコリした。現在、大学進学塾と半分趣味で投資研究会を月に2回開いて同年代や、もっと上の中高年の方々と投資の話をしている。


 むしろ、そっちの方が興味深いと笑った。すると館川巌男が実は私も会社を事情があり早期退職し、その退職金を増やすために10年前からトヨタ、ソニー、松下電器の株投資をしていますと告白した。良かったら第1、第3金曜日の10時から10時50分と11時から11時50分の2回、藤野駅から徒歩15分の家で開催していますと言った。そのうち行きたいと言うので月2千円で、飲み物、お菓子付きと笑いながら言った。


 その後、長話にならないうちに帰りますと言い佐野と本田が車で館川家を後にした。その後、10月20日、進学塾の仕事を終え昼食を食べた後、講師の大学生が帰った後、ケイトと本田が佐野にお礼を言った。佐野が、ところで結婚式はいつ頃予定しているのかと2人に聞くと今年の年末、八王子の公民館で質素に結婚式を挙げたいと告げた。住居は、どうすると本田に聞くと、とりあえず相模湖の県営住宅に母と3人で暮らして金ができたら他に引越を考えますと答えた。


 すると君達2人の結婚式を祝して臨時特別ボーナス100万円を支給するから八王子のホテルで立派な結婚式を挙げろと言うと、ありがとうございますと2人が頭を下げた。そして1991年12月25日、八王子のホテルで総勢28人でケイトと本田の結婚式が行われた。新婚旅行は、結婚式後、熱海温泉に2泊3日の旅行へでかけた。

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