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13話:ケイトと本田のデート

 やがて夏を迎え、佐野の奥さんは佐野家の離れで、4歳の鉄男と1歳の玲子と暮らした。その頃、進学塾では10月の模擬試験をして、受験生の弱点探しをしていた。今年は数学が弱点な子が9人英語が8人化学が5人で数学と化学を得意とする佐野と2人の大学生が14人を手分けして教えた、


 そのために忙しく彼らの席をまわり質問を受け答えた。英語はケイトと2人の大学生が担当し英語が弱点の塾生に英文法を、もう一度復習するように奨めた。2週間で英文法の復習が終わり長文読解に移った。そして1987年が終わり1988年を迎えてた。


 ラストスパートに入り1月に模擬試験で数学の問題ありが3人に減り英語も3人になった。その人達に集中してアルバイト大学生が教えた。その他の塾生は志望校の以前の問題集を再度やっていた。やがて2月の受験シーズンに入り2月中に合格者数が88人出て最先良いスタートでは始まった。


 2月18日で合格者が95人になった。3月になり国公立大学に不合格の人が8人でた。その後、テスト終了で4人の不合格者が出たが、合格率90%を越えた。そしてケイトが中央大学経済学部に合格し同じ大学の夜間部に本田君が合格した。


 また4月恒例のアルバイト学生による塾生勧誘を主要駅で行い、今年も100人が決まり5月連休前に106人が入学する事が決まった。その後、本田君が眠たそうな目をしているのに気づいて、佐野がどうしたと聞くと中央大学経済学部にケイトが入学して同じ教室で授業していた。


 彼女の授業が終了するのが17時、佐野の授業が始まるのが19時で、17時半から1時間、夕食を一緒にしようと言われて気を使い疲れたと言った。それを聞いて、そりゃ良いじゃないかと言うと確かに集に1、2回なら良いのですが、毎日となると夜学で友達も作りたいし正直、困ると言った。


 それはご苦労さんと言い、それでもあんなグラマーで美人の彼女とデートできるんだから少しは我慢しろと佐野が言うと先生も人ごとだと思って面白がってますねと言った。ケイトは、あー見えても強情で頑固ですよと困った顔をしたので、ごちそうさまと笑った。


 やがて夏になり新しい塾生も慣れて来て自分の弱点を塾生全員に書いてもらい参考になった。その弱点克服のために、その資料が質疑応答で役立つ。やがて10月の模擬試験で自己申告した弱点を克服した塾生とできてない塾生が判別できた。


 そして冬休みになるので特に弱点のある人にはせんに弱点と、その克服法を書いて渡し、休み中に克服するように指示した。少しして1988年が終わり1989年となった。1月には最終の模擬試験を行い、弱点克服できてない人が10人入る事がわかった。


 塾を終えた後にアルバイト大学生に弱点を持つ人の情報を共有した。10人にマンツーマンでラストスパートをかけた。メンタル面で弱い人に受験教室に入る前のストレッチ、深呼吸方法を教えた。受験のテクニックとしてわからい問題は、ひとまず飛ばして解ける所を完璧にする。


そして、できるだけ早く試験問題を解き見直すことを始めろと指示した。解けない問題に時間を足られているのではなく、とばして解る問題の全問正解をめざすことを教えた。そして2月の受験本番90人の合格が決まり5人が不合格となった。


 3月になり、6に人の合格があり、残り10人となり、国公立不合格者が5人と決まり、3月20日、最終成績は全員合格、志望校合格率は92%と今回も90%を越えた。

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