決着
ナナリーは落ちていった
夏希:
「ナナリーちゃん」
夏希はナナリーの元へ飛んで行った
そのままナナリーを抱え港に着地した
ナナリー:
「ありがとう」
夏希は微笑んでナナリーを優しくおろした
ナナリー:
「負けちゃった」
ナナリーは空を見上げた
夏希:
「そうみたいだね」
夏希はセイクリッドを宝石の形に戻した
ナナリーはハルバードを腕時計の形に戻した
夏希:
「似合ってるね」
ナナリー:
「そう?」
ナナリーはハルバードをみた
夏希:
「ハルバードもどっちの姿もかっこいい」
ハルバード:
「サンキュー」
ハルバードからみゃくらくのない返事がかえってきた
ナナリー:
「君は、家族はいる?」
夏希:
「え?まあ父と母が。ただ、ほとんどうちにいないけどね」
ナナリー:
「私には家族はいないの。」
ナナリーは下をみた
夏希はナナリーを心配そうにみつめた
ナナリー:
「父親は私が生まれてすぐに病死。私には2歳とし上の姉がいたの。姉は元気で明るい性格だったんだけどとても身体が弱く、去年病死したの。それでお母さんが新しい研究を始めたんだけど、実験中の事故で亡くなって今は私1人」
ナナリーはうつむいた
ナナリー:
「あの学校には大きな力があるらしく、その力を使えば私達家族を生き返らせることが出来るじゃないかという情報が入ったの」
夏希:
「ダメだよ、そんなの」
夏希はナナリーに身をのりだした
夏希:
「亡くなった人は生き返らない。例え生き返ったとしても、その人はもうその人じゃない。うーん、何か上手く言葉に出来ないけど…とにかくダメだよ」
ナナリー:
「それで、君の望みは何?私は敗者だから、貴方の望みを一つ聞くよ」
ナナリーは夏希を見て言った
夏希:
「ナナリーちゃんと出会ってからずっと私の望みはただ一つだけ」
夏希もナナリーをみつめた
夏希:
「私とお友達になって下さい。これは敗者が勝者のいう事を聞くとかじゃなく私のお願い。だから拒否権もあるよ」
夏希はナナリーを真剣な眼差しでみつめた
ナナリー:
「えっ…えーと〜…」
ナナリーは困ったという反応をしていた
夏希:
「ダメ…かな?」
ナナリー:
「えーと〜…ダメ…じゃないけど…どうすれば…」
ナナリーは赤くなっていた
夏希:
「えっ、あ〜ゴメン。困らせちゃった?」
夏希は申し訳なさそうにナナリーをみた
ナナリー:
「いや、大丈夫だけど、こんなこと言われたの始めてだから」
夏希:
「私もこんな事言ったのは始めて。私友達少ないから。とりあえず、私の名前覚えて。伊藤夏希」
ナナリー:
「な…なつきさん」
夏希は首をふった
夏希:
「違うよ夏希だよ夏希」
ナナリー:
「な…夏希。なの…その…よろしくお願いします。」
ナナリーはそっと手を出した
夏希:
「うん。よろしくね」
夏希はナナリーの手を掴んだ
ナナリー:
「私はてっきり学校には近づかないで、とか言われると思ってた」
夏希:
「それは私が口出しすることじゃなく、貴方が決めることだから」
ナナリーは手を強く握った
ナナリー:
「違うよ、ナナリー。私はナナリー」
夏希:
「分かったゴメン痛い許して」
ナナリーは夏希の手を離した
ナナリー:
「これからどうしよう」
夏希:
「家にくる?ほとんどの時間一人きりだし、ナナリーちゃんがいてくれると嬉しい」
ナナリー:
「ありがとう」
2人は立ち上がった
おしまい
と、見せかけて次回作に続く
夜の空
夏希とナナリーは魔導師の服になって飛んでいた
その2人の前にスカイブルーの髪の色をしたツインテールの黒めがかかった青いナナリーと同じ格好をした、髪の色以外ナナリーそっくりの少女がいた
少女は自分の体格と同じ位太く身長より少しだけ長い青いソードをかついでいた
夏希&ナナリーと少女の間に静かに風がふく
少女は少しづつ息を吸った
少女:
「僕が次回作の主人公のクラウディ様だ!」
夏希&ナナリー:
「それはない!」
次回作もお楽しみに
今日の魔法解説コーナー
「リストルチェーン」
夏希がスターダストブレイカーを打つ際に使った拘束魔法であり、座標指定を魔法でしてその空間内に入ったの全てのものを鎖で縛り付ける魔法である。これは元々セイクリッドが持っていた魔法の一つであり、夏希がこの魔法を使えるまでに上達したため夏希に教え習得させた
「スターダストブレイカー」
セイクリッドバスターのバリエーションの一つであり、三つの魔方陣、高圧縮、加速、増幅の魔方陣で放たれる砲撃魔法である。基本はセイクリッドバスターと同じ、砲撃魔法に加速と増幅を与えて放つ魔法だがそれに加え集束と高圧縮を加えることで、海に浮かぶ戦艦を10機同時に落とす位の威力まで跳ね上がる。周りに散らばった自分の魔力を集めているため、自分自身にほとんど魔力が残っていなくても、打つことが出来る。しかし、高圧縮して砲撃を放つ為、自分への負担も大きく打てるのは一度きりである。打ち出す為に時間がかかる難点もある、一撃必殺の砲撃魔法である。




