スターダストブレイカー
しばらく爆風が続いた
ナナリー:
「ハァハァ、やった?」
ナナリーはかなり消耗していた
爆風が少しづつ消えていった
セイクリッド:
「マスター?」
ナナリー:
「!!」
爆風の中から夏希の姿が現れた
夏希はボロボロになっていた
夏希:
「大丈夫だよセイクリッド。私はまだ動けるから」
ナナリー:
「くっ。」
夏希:
「今度はこっちの番」
夏希はナナリーに向けてセイクリッドを構えていた
夏希:
「セイクリッドバスター!」
夏希は砲撃を放った
ナナリー:
「止めてみせる」
ナナリーは左手を構えた
左手からバリアが出てきた
ナナリー:
「くっ」
バリアで何とか防いでいる
ナナリー:
「くぅっ! んっ! ハァハァ」
ナナリーは何とかふせぎきった
そこらじゅうからピンク色の光が空に向かって集まっていた
ナナリーは集まっている先を見上げた
夏希は上空に移動していた
夏希は杖を空に構えて前方斜め下側に光を集めていた
回想に入る。
5話の時の夏希とセイクリッドが訓練中の時のことである。
セイクリッド:
「マスターは昨晩切られる直前にあの子背後に魔力を集めているように見えました」
夏希:
「あっ、あれね。前に本で読んだことがあるんだけど、圧力がかかっているところに急に圧力が無くなると負圧って奴が発生するらしくて物を吸う力が生まれるらしくて、注射器とかのおした後に離すと血が吸われる原理的なやつ」
夏希は座った
夏希:
「前にセイクリッドが魔法は空間と質量の制御って言ってたから、一部分の空間の圧力を抜いたら散らばった魔力が集まるかなって思って」
セイクリッド:
「ごもっともです。しかし、散らばった魔力を一部分に集める、言わば魔力の集束は誰にでも真似出来るものではありません。」
夏希:
「そうなの?」
セイクリッド:
「まず、魔力を負圧で集めようと考える人がいませんし、思いついたとしてもそれを上手く集める制御ができません。」
夏希:
「じゃあ、私って凄いの?」
夏希は自分を指差しセイクリッドに近づいた
セイクリッド:
「凄いですね。ただ、何故そこまでの発想力がありながらも、学校で成績が取れないのかが疑問です。」
夏希:
「うっ、そこは突っ込まないで…」
夏希はしぼんだ
セイクリッド:
「成績はいいとして、マスターの集束能力から生み出されるマスターだけの魔法を今から練習して行きたいと思います。」
夏希:
「私だけの…魔法?」
セイクリッド:
「誰にも真似できないマスターだけの魔法です。まず、負圧制御の魔法、せっかくですのでマスターが名前をつけて下さい」
夏希:
「えっ、えーと〜…じゃあ、セイクリッドが何か星関係ぽいからスターダスト!」
セイクリッド:
「そのスターダストと魔力を高圧力で圧縮する魔法、ブレイカー。この二つの魔法を合わせて打ち出す新たな砲撃魔法を習得してもらいます。負圧の制御とマスターの巨大な魔力、この二つから生み出されるマスターだけの魔法です。」
夏希:
「スターダスト…ブレイカー?」
セイクリッド:
「はい。ただ、この魔法を打つ時に巨大な魔力を一気に圧縮することになるのでマスターへの負担も大きく打てるのは一度きりです。さらに、制御をミスればわたくしは壊れ、巨大な魔力が暴発してマスターもただではすみません」
夏希:
「うっ」
セイクリッド:
「わたくしはマスターを信じております」
夏希:
「ありがとうセイクリッド」
回想が終わる。
ナナリー:
「魔力を集束している!」
セイクリッド:
「スターダストブレイカー」
セイクリッドから二枚のピンクの羽が生えた
夏希の前方斜め下側に巨大な魔方陣が3つ少しづつ描かれている
ナナリー:
「させない。」
ナナリーはハルバードを構えた
ナナリー:
「ライトニングスマッ…!」
ナナリーの足元からピンクの鎖が出てきてナナリーをしばらつける
ナナリー:
「拘束魔法?いつの間に。…まさかさっきのスプラウトシフトを演唱してた時に」
夏希の前方に魔力が集まり出す
夏希:
「無駄に放出した自分の魔力を一点に集め打ち出す、セイクリッドバスターのバリエーション。」
魔方陣が完成した
夏希:
「受けてみて。スターダスト」
夏希は光に向かって杖を構えた
夏希:
「ブレイカー!!」
巨大な魔力が打ち出される。
ナナリー:
「!!」
ナナリーに直撃した
続く
次回予告
最終話「決着」
今日の魔法紹介コーナー
「ライトニングショット マルチランサー」
ライトニングショットのバリエーションの一つ。前方にしか打てないライトニングショットをあらゆる箇所に生み出して打つことにより、ライトニングショットをいろんなところに打てるようにした魔法。ただ、いろいろなところに魔力を生み出すのには技術が必要とされるため、この魔法は高度テクニックな魔法である。
「ライトニングショットスプラウトシフトブレイカー」
ライトニングショットのバリエーションの一つ。52の球を生み出して高圧力魔法により圧縮して一気に打ち出す現段階でのナナリーの最上級魔法。自分の魔力の全てを注ぎ込んで打ち込むため、使用後はしばらくほぼ無防備状態になってしまう。自分への負担も大きい
以上です。




