各話紹介 ※ネタバレあり
ここでは、各話の紹介文を掲載しております。お読みになりたい話を探す際の参考にしていただければ幸いです。ただし、若干のネタバレを含む場合がございますので、それが気になる方は、直接本文をご覧いただければと思います。皆様が気に入る話に出会えますことを心より願っております。
※※※※※ この先ネタバレあり ※※※※※
2024年4月 : 「最後のオアシス」
章題は【終わりのない苦しみ】【こぼれた溜息】【ポジティブシンキング】
地球の環境が壊滅的な状況に陥った近未来、人類は世界中に点在するドーム式の都市で細々と暮らしていた。人々は快適と引き換えに監視され、支配される日々を送っていたのだ。この人々を管理する人物がエリカである。彼女は管理長官として、ドームの一つを管理していた。これは、そんな彼女とそこで暮らす人々の物語です。
2024年5月 : 「記憶の瞳」
章題は【忘れじの瞳】【前だけを見る】【始まりの話をしよう】
入植調査のため、惑星セリューズを訪れていた隊員たちは、突然正体不明の黒い霧に襲われた。助け出された隊員たちは、能が破壊され、記憶がなくなり、動くこともままならない状態であった。神経科の権威であるコトネ・アイラは、隊員たちの治療のため、現地に赴くことになった。これは、そんな彼女の物語です。
2024年6月 : 「再生計画」
章題は【とっくに枯れていた】【悲しいくらいに暖かい】【求められたら求めるだけ】
ローエ星系第五惑星マラッタは、資源惑星として様々な資源が採掘されていた。従って、そこに美しい自然はなかった。採掘工として働くブッシネッロ・ユウキは、人類の故郷である母なる星、美しい地球に憧れていた。これは、そんな彼に突然降りかかる衝撃的な事実と、彼の人生を大きく左右する物語です。
2024年7月 : 「F33C4E9834E1」
章題は【これが僕の運命】【後ろを振り返るばかりで】【別の道を行こう】
名前を付けることを辞めたこの世界で、優秀な成績で学校を卒業したF33C4E9834E1は、ネットワークに完全依存した生活を送ってはいたが、コンピュータネットワークのアルゴリズム構築を生業としていました。そんな人物が、ある日仕事で大きな失敗を起こしました。これは、そんな人物の葛藤を描いた物語です。
2024年8月 : 「エリオット・クロウ」
章題は【ぽっかり空いた傷跡】【あなたの代わり】【自分で自分の首を絞める】
宇宙探査を生業としていたエリオット・クロウは、長年この仕事をおこなってきて、既にベテランの域に達していた。ある日彼は、調査対象の星系まで、間もなくというところで異星人の襲撃を受け、彼は抵抗を試み反撃にでた。これは、そんな彼の運命を描いた物語です。
2024年9月 : 「ホメヌ・メヘシ」
章題は【蜘蛛の糸】【青息吐息】【誰も気がついてくれない】
クレメンティア・フリッチュは小型艇エレナを使って運び屋の仕事をしていた。エレナは自慢の小型艇で、そのスピードは誰にも負けなかった。しかし、ある日彼女を恨む裏稼業連中の待ち伏せを喰らい、自慢のスピードも本領を発揮出来なかった。これは、そんな彼女の物語です。
2024年10月 : 「犯罪心理抑制チップ」
章題は【冷や汗が止まらなかったんだ】【嘘をついた理由】【愛想笑い】
犯罪大国に成り下がっていた日本において、治安維持は吃緊の課題となっていた。政府は有識者会議を設け、この課題に取り組もうとしていた。九楽孔明はこの会議に出席し自ら開発したシステムを売り込もうとしていた。これは、そんな思惑渦巻く物語です。
2024年11月 : 「哨戒艦艇エクシード号殺人事件」
章題は【自己防衛】【夢じゃないんだね】【どこで間違えちゃったんだろうね】
哨戒艦艇エクシードで殺人事件が発生した。講堂に集められた乗組員たちにウェン・ユゥタン艦長は、事件を報告し、潜んでいる犯人を挑発した。しかし捜査を進めても犯人を確保出来ないでいた。果たして犯人を捕まえることが出来るのか。これは、艦長が犯人逮捕に尽力する物語である。
2024年12月 : 「大馬鹿者」
章題は【No pain, no gain】【前に君がいるから】【いっそ馬鹿になれれば】
カールハインツ・シュネルドルファーは、アルタイル星系第四惑星ストレラで、開拓業務のリーダーとして、コロニー建設をおこなっていた。しかしユートピア建設と謳う彼らの理想とは異なる建設作業は様々な軋轢を生んでいた。そんなある日彼が率いる作業部隊が襲撃を受けた。これは、開拓業務のリーダーが自分の人生を賭ける物語である。
2025年1月 : 「権力者の野望」
章題は【駆け引き】【美しいあの人】【水泡に帰す】
深宇宙探査船アステリア号は、銀河系外を探索していた。傍目には順調に見える航海も、内部では権力を握る者が好き勝手をやっていた。娯楽まで取り上げようと画策する権力者の横暴にエンジニアのカタヌマ・キョウスケは一計を案じる。これは、そんな彼が権力者と対峙する物語である。
2025年2月 : 「聖地巡礼」
章題は【星に願いを】【言わなければ知られない】【一つだけのお願い】
アマイア・サンタナは、小さい頃から星に願い事をしてきた。大きくなりヤマキアモ教と出会った彼女は、その教義にのめり込み、敬虔な信者になった。彼女は聖地巡礼の抽選に当選し、ヤマキアモ教の総本山に巡礼出来る機会を得た。これは、そんな彼女が聖地を巡礼し様々な体験をする物語である。
2025年3月 : 「運命の恐怖」
章題は【これが僕の運命】【怖かったんだ】【横道にそれる】
外務省の久瀬大毅は、温暖化防止について技術導入に関する条約を決める国際会議に参加していた。各国の横暴により相当不利な状況で、会議が進められていたが、久瀬は反撃の時を虎視眈々と狙っていた。これは、そんな彼が一発逆転を狙う様を描いた物語である。
2025年4月 : 「理想の世界」
章題は【自分が描いた世界】【その一言だけが言えなくて】【生きている理由】
杢屋来海は実家の倉庫を整理している時に、古びたスケッチブックを見付けた。そこには、彼女が子供の頃に抱いた夢が描かれていた。彼女は人生を賭けてこの夢を実現することが出来たが、最近行き詰まることが多く、原点に立ち返ろうとしていた。これは、そんな彼女の夢について語る物語である。
2025年5月 : 「約束」
章題は【自分を変えたのは】【指切りげんまん】【リスク】
レナーテ星系第二惑星ヒッレヴィで、ミルシュカはエンジニアとしてロボットのメンテナンスの業務をおこなっていた。流れ作業でおこなうメンテナンスの日々、一体のアンドロイドと出会うことで、彼女の人生は大きな決断を迫られることになる。これは、彼女の葛藤を描く物語である。
2025年6月 : 「ハッピーエンド刑務所」
章題は【ハッピーエンドを引っ張って】【No man is an island】【簡単なことのはずなんだ】
護送車に乗せられたカンヨハンは、荒野の中にある、通称ハッピーエンドと呼ばれるシタオロス刑務所へと送られた。懲役1632年の実刑判決を受けた彼にハッピーエンドは有り得ない。実質終身刑を言い渡された彼に待ち受ける運命とは何なのか。これは、刑務所で暮らす彼の人生を描いた物語である。
2025年7月 : 「永遠の愛」
章題は【ずっとずっといつまでも】【返事が欲しい】【バレバレの嘘をつかないで】
80歳の誕生日を迎え、定年となったユクユリは、夫のルティンと、エターナル・コンシャスネス研究所を訪れた。人生120年といわれ、定年が80歳となり、定年後の余生を選択する時代、二人で決めた余生の送り方を求めてこの研究所を訪れたのだ。これは、長年連れ添った夫婦の余生を描いた物語である。
以上