表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/33

猫とキミとわたしと朝顔

ピチチチチ―


朝です


「にゃあぁぁー」

―ふあぁぁー


と大あくびの黒猫のあなた


「おはよう黒猫ちゃん」

とわたし


キミはまだ爆睡中


カーテンを開けて、お日様の光を取り込みます


今日も良い天気


(せみ)たちも朝からオーケストラの状態


「あら、朝顔が咲いている」

とわたし


庭の(すみ)にいつの間にか朝顔の種が芽を出して、(つる)が伸びて、

今朝花を咲かせたみたいです


「にゃあ?」

―“朝顔”ってなあに?


と黒猫のあなた


「ほらよ。朝顔っていうのは朝花が咲くから、朝顔だな」

と、ようやく起きてきたキミが黒猫のあなたを抱いて、庭の窓を開けて花を指さす


「おはよう」

とわたし


「おはよう」

とキミ


「にゃあ」

―おはよー


と黒猫のあなた


「朝顔って、本当に朝だけ咲くから、儚い花よね」

とわたし


「花の色は色々あって、キレイだけどね」

とキミ


「そう言えば、小学生の頃育てたなー朝顔」

「懐かしいわねー」


とキミとわたしの昔話が始まる


「にゃあぁぁ……」


黒猫のあなたは、まだ眠いみたい


「もうちょっと寝る!」

「起きないと。朝ごはん食べよ」


今日の朝の記念に、朝顔の押し花作ろうかしら


夏の一日が始まります


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ