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猫とキミとわたしと歯磨き
「おはよー」
とキミ
「おはよう」
とわたし
「みゃーみゃー」
と黒猫のあなた
「おはよう」って言っているのかしら
わたしとキミ
顔を見合わせて笑う
二人と一匹で洗面台へ
二人とも顔を洗ってから
シャカシャカと歯磨き
黒猫のあなたは
顔をペロペロ
手でコシコシ
すると
黒猫のあなた
不思議そうにわたしとキミを見上げて
「にゃー?」
—僕は、歯磨きしなくていいのー?
だって
歯磨きを終えたわたしとキミは
にやり
「実はね……」
「にゃん?」
—なあに?
「猫用の歯磨きガムがあるんだよ」
とわたし
「食べてみな」
とキミ
パクリ
くちゃくちゃ
「みゃーみゃー!」
—これで、僕の歯もキレイ!
黒猫のあなたも歯磨きタイム
夜
寝る前の歯磨きタイム
シャカシャカシャカ
くちゃくちゃくちゃ
「なんだか、定番化しそうだな―」
とキミ
「そうだね~」
とわたし
二人と一匹で歯磨きタイム
「おやすみー」
「おやすみなさい」
「にゃー……」
今日も良い夢見れるといいね……
この詩を書くまで、猫用の歯磨きガムがあることを知りませんでした。
ところで、皆さん。
朝の歯磨きって、いつしますか?