猫とキミとわたしと梅雨明け
「にゃー……」
―あつい~……
「暑いわねー」
「いや、暑すぎるでしょ……」
とうとう黒猫のあなたも唸るほどの本格的な暑さがやってきました
とうとう、梅雨が明けです!
今年は、梅雨入りもバラバラでしたが、梅雨明けも不思議なほどバラバラでしたね
おかしな天気と災害と異常気象は、
もう懲り懲りです……
グデ~
あら、黒猫のあなた
暑くて暑くて、ソファーの影で伸びています
グデーン
……キミも、暑くて暑くて、ソファーの上で伸びています
もう、クーラーちゃんと効かしているのに
「だって、暑いじゃないかー」
「にゃにゃにゃー」
キミと黒猫のあなた
同じ言い訳をしていますよ
とはいえ
わたしは部屋干しからやっとのことお日さまの下で洗濯物が干すことが出来て
解放されて、何よりなんです
これからはTシャツとかがぱりぱりになるくらい、お日さまがカンカンに照るのでしょうね
だーら だーら
ぐでん ぐでん
キミと黒猫のあなたの背景に
文字として表すなら、こんな感じでしょうね
確かに、わたしも暑くてげんなりとしてしまいます
ミーンミーン
あら、気のせいかしら
蝉の声が聞こえたわ
「気のせいじゃないよ~。蝉まで鳴いてるよ~」
「にゃ~ん」
黒猫のあなた
昨年の蝉の大合唱を思い出したようで
少し憂鬱の様です
「今年も本格的な夏の到来ね」
わたしはこれからもっともっと暑くなる夏のことを思い、気合を入れます
パンパン!
「わっ!」
「にゃ!」
キミはソファーからずり落ち
黒猫のあなたは飛び上がってぴょーん! ってなりました
……気合を入れて、手を叩いただけよ?
皆様も、コロナで大変ですけれど、今年の夏も乗り切りましょうね!
「にゃ!」
―頑張ろう!
梅雨が明けましたね。
本格的な暑さに、クーラーの効いた部屋で執筆しています。




