表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/33

猫とキミとわたしと読書と雨

キミとわたし

梅雨の雨間(あめま)にお家で読書タイム


黒猫のあなた

お外の散歩に行けず

窓の側で

雨を見上げている


しっぽパタパタ

左右につまらなげに揺れる


キミが

ゆったりと足を組んで

ソファーでミステリーを読む


わたしが

ファンタジーを

黒猫のあなたの側のクッションに座って読む


パタパタパタとしっぽ

ポツポツ、ザーザーと雨

パラリパラリと

ページを(めく)る音


黒猫のあなたに

「本でも読む?」

と聞いてみるわたし


「にゃーにゃー」

—ぼくには無理。つまらない。字読めないもーん。


だって


キミと目が合って

笑っちゃう


「でも、猫缶の“スペシャル”は読めてそうだな」

とキミ


黒猫のあなたのお腹が

とたんに

きゅるきゅるー

と鳴る


キミのお腹も

ぐるぐるぐー

と鳴る


そろそろ黒猫のあなたのご飯時間かな

人間もご飯の時間だ


読書タイムも終わり


キミの本と

わたしの本のページに

黒猫のイラストの(しおり)


「さて、作ろうか」

「にゃーん」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] いやーん、可愛い、こういうの憧れます~!! まほろさまの詩は、音が効果的に使われていてとても好きなのです。ネコ缶もスペシャルで良かったのです(笑)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ