ヒステリックパニック
派遣会社は人が足りない時、誰かを普段行かない現場に行かせる事がある。
仕事自体は一緒だが、慣れない場所はみんなイヤがる。
僕もされた事があって「行けるか聞いて下さいよ」と抗議した思い出がある。いわゆる洗礼である。
そんな洗礼を、ポケセンがされた時の話。
「ちょっとシフトの10日見て下さいよ」
10日を見ると、ポケセンが普段行かない現場勤務になってる。
「こんなんおかしいって!何の許可も取らんと勝手にこんな事おかしいって!」
「派遣会社に電話したら良いじゃないですか」
ポケセンに提案すると、すぐに電話をかけた。しかし、シフトを組んだ人が営業に行ってて会社にいない。
すぐさま、シフトを組むおっちゃんの携帯に電話したポケセン。やはり出ない。
「どうしよう、どうしよう、チッ!どうしよう。チッ!どうしたらいいんや。チッ!」
舌打ちしながら動揺するポケセンに
「…メールしたらどうですか?」
すぐさまメールを打つポケセン。
「やめてほしいってのをアピールした方が良いですよ」
「大丈夫です。こんな感じで書きました」
メールを見せてもらうと
『10日ですが、何で行った事ない所へ急に行かせるんですか?勘弁してください。こんなのおかしいですよね。絶対おかしいですよね。なぜ聞いてくれないんですか?僕のこと嫌いですか?何かしましたか?急におかしいですよね?絶対おかしいですよね?勘弁してください。ホンマに勘弁してください。やめて下さい。他にいましたよね?勘弁してください。なぜ僕なんですか?僕恐いんですけど。恐過ぎるんですけど。勘弁してください。助けてください。お願いします。』
長っ!
シフト組んだ人、コ◯されるんちゃうか?
メール送った後も、ポケセンの動揺は止まらない。
ウロウロしながら
「おかしいって〜、チッ!こんなん絶対おかしいって〜。キャッ!シフト組んだ奴の頭おかしいんちゃうか?ヒッ!ヒャッ!チッ!シフト組んだ奴アホとちゃうんか?チッ!キッ!」
「チッ!」とか「キッ!」とショート奇声を上げながらウロチョロするポケセン
めちゃイケに出た時の西川のりおやん。
暴れながら奇声を上げる西川のりおを思い出し、笑いそうになった。
プルル!
ポケセンの電話が鳴った。派遣の人からだ。
「えっ!そうですか。本当ですか。良かったです。いえいえこちらこそ。また、よろしくお願いします」
「何の電話やったんですか?」
なんとなく分かってたけど聞いてみた。
「10日、別の人が行く事なって休みになりました。」
「良かったじゃないですか」
西川のりおモード終了。
「いやぁ、ホンマ良かったです。ホンマ良かったわぁ!」
「ホンマ良かったわぁ!」って言った時の目がイッてた。
こんなん『シャイニング』やん
『シャイニング』って映画を思い出した。
西川シャイニングのりお
シャイニング西川のりお
フフッw…笑ってしまった。
「何がおかしいんですか!人の不幸を笑って!絶対バチ当たりますよ!バチ!今回はオレのファインプレーで何とかなっただけですよ!」
電話とメール提案したんオレやんか(苦笑)
笑ったから負け。




