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ロシアのスパイ
冬場
僕がジャンパーを吊るすハンガーかけの近くに座ってるとポケモンセンター先輩から
「藤本君。ごめんやけどコート吊るっといて貰える?」
「いいですよ」
ポケセンからコートを預かろうと手に持つと
「重っ!」
バサッ!内ポケットから文庫本が1冊落ちた。
めちゃめちゃ重かったので1回イスに置いた。
「あっ!すいません。内ポケットに小説入れてたもんで…」
ポケセンは内ポケットから文庫本の小説を5冊出した。
めっちゃ出てくるやん。落としたの含めて6冊やん。
コートの重さロシアのスパイやん。
笑いそうになるも耐えた。
ポケセンは6冊の文庫本をカバンに閉まった。
全部ラノベかと思われたが、1冊だけエロいのが見えた。
ラノベでエロ本フェイントしてんのか?
ってかバイト先にエロいの持って来てんのか?
ロシアのスパイ何やってるん?
ラノベっぽく見せるための5冊カモフラージュなんか?
バレバレやん
「フフッw」
笑ってしまった
「何がおかしいんですか!オレ潔癖症なんですよ!本落としてほしくなかったわ!家でアルコール除菌や!」
笑ったから負け




