8話 新たなダンジョンの発見
30層のダンジョンを制覇した俺は、合い関らずダンジョンに潜っては力を貯める日々を送っていた。
数ヶ月が経ち、漸く、冒険者ギルドに、冒険者達が泊まれる宿も完成した。
するとちらほらと冒険者達が集まり始めて村は大いに賑わい、更に開拓に力を入れるようになる。
近くにダンジョンがあるのも影響して、村から町へと拡大していく。
そして僕も成長して15歳になっていた。
今でじゃソロの冒険者として活躍している。
配下達も大べふえたいた。人前ではゴーレムしか使わないようにしているのゴーレム使いのグレイとして名が通っている。
ダンジョンには貴重な薬草から、鉱物資源までとれる。
今までは自己の強化に費やしていたが、今では受注して、金銭を稼ぐようにもしている。
町の人口もふえて、未だに発展途上だ。
今日俺は冒険者ギルドで受注するためにきていた。
張り出さる依頼をみる、ビッグボアの肉の納品に薬草採取、近隣にできたゴブリンの巣の討伐など、色々とあるなかで、俺は、ゴブリンの巣の退治を選ぶ。
ゴブリンはそのままにしておくとすぐに数が増えて村にとって脅威な存在だ。
依頼表を受け付けカウンターに持っていって依頼のうける。
「グレイ、また巣の討伐なんかうけて。いくらゴーレム使いだからって早めにパーティーを組んだ方がいいわよ。ま、あなたなら大丈夫でしょうけど」
と受付のお姉さんも心配してくれるが、一人の方が動きやすいし、配下の事もあるのでパーティーを組む気はない。
「まあそのうち考えますよ」
といつも場を濁している。
俺は近隣の村まで乗り合いの馬車を使って移動する。
村に着くと村長さんにゴブリン退治に来たことを伝える。
「あんた一人のようだが、大丈夫なのか?」
「あー、僕はゴーレムを複数体生み出すことができるので、その辺の心配はいりませんよ」
「噂には聞いたことがあるが、こんなに若いとは。まあいい、ゴブリンさえいなくなれば」
「それで、巣の位置は分かっているんですか?」
「ああ、途中までなら案内できる」
と、猟師さんが途中まで案内してくれた。
「ここから先に行ったとこにあります。よろしくお願いします」
「はい、任せてください」
ここで猟師さんと別れる。
俺は、ブラックウルフを呼び出しゴブリンの臭いを追わせる。
他に人気が居ないことを確かめ、ゴーレムと配下達を亜空間から呼び出す。
そして一気にゴブリンの巣を攻め落とす。
ゴブリンの巣は瞬く間に壊滅する。
これで依頼は完了だ。
一応巣の中も確認するが特にめぼしいものもないので、そのまま村に帰り村長さんに依頼完了のサインをもらわなければ。
村に着いて、依頼が終わった事を伝える。
「もう終わったのか?」
「一応確認させてもらうがいいかね」
「もちろんかまいません」
今度は、村長さんと一緒にゴブリンの巣の確認に向かう。
「本当に壊滅してるみたいだな」
と、言ってサインをもらう。
これで後はギルドに行ってお金を受け取れば依頼完了となる。
乗合馬車を待っている間に行商人が来ていたので、ひやかしに見てみることにする。
基本的に売っている物は生活に必要な物ばかりだがたまに違う商品も扱っていたりする。
が、特にめぼしいものはないようだ。
「何か珍しい商品でも扱ってないか?」
「お、冒険者かい。今、家には冒険者が必要とするような者はないよ」
やっぱり、なんにもないか。
「じゃあ、おっちゃん、リンゴ1つくれよ」
「銅貨1枚だ」
俺は、お金を払い、リンゴを買う。
乗合の馬車が来るまでの時間潰しも終わり、乗合馬車に乗って町へと帰る。
ギルドに報告をして、今日の仕事を終わらせる。
まだ時間もあるし、ダンジョンに潜って鍛錬するのもいいかもしれない。
ふっ、と思い出した事があった。
ダンジョン制覇した時に手に入れた古ぼけた剣だ。
あれから、一度も使ってないな。
一度、古ぼけた剣を亜空間から取り出してみてみるが特に大した剣にも見えないデザインもそこらにあるショートソードとそんなに変わらない。
一度研ぎに出して、使ってみるか。
俺は、鍛冶屋のトーマスさんを尋ねる。
「こんにちは、トーマスさん」
「おう、グレイ君じゃないか、今日はどうした?」
「うん、ちょっとお願いがあって来たんだ。これなんだけど、ダンジョンで見つけたんだ。まだ使えそうだし、研ぎに出そうと思ってね」
「えらく古ぼけた剣だな、よし、明日の昼頃に取りにおいで」
「了解、明日の昼頃に取りに来るよ」
次の日の昼に俺は、あの古ぼけた剣を取りに行った。
「こんにちはー、トーマスさんいる?昨日の剣を取りに来たよ」
そういうと、目に隈ができた、トーマスさんが現れた。
「顔色悪いけど大丈夫?」
「昨日のあの剣なんだが、すまん、研ぐことができなかった。あんなに硬いとは、一体何の材質で、できてるのやら」
「えっ、そんなに硬い剣なの?」
「ああ、色々試したがダメだった。多分かなり貴重な素材が使われるはずだから大事にしろよ」
「わかった、大事に使うよ。それで料金なんだけど、いくらぐらい払えばいいかな?」
「いらねえよ、結局なにもできてないからな」
「ほんとにいいの?ありがとう、トーマスさん!」
これは、ダンジョンに潜って一度試し斬りしてみるか。
ダンジョンに潜ってゴブリン相手に、試し斬りをしてみた結果この剣は確かに硬いが、切れ味が悪い。
どうしたものか?
こいつも能力が配下のように上がればいいのに……。
そこではたと、気づいた。
剣にダークソウルを使えばどうなるのだろうかと。
「ダークソウル」
これと言って、古ぼけた剣に変化は見られないが、何体か倒していく内に剣が黒く染まってきた。
これは、武器もダークソウルを使うと成長しているのだろう、切れ味もなんだかよくなってきている気がする。
よし、今日はこの剣でダンジョンを周回するか。
このダンジョンもなれた物で、配下をあまり使わずとも一人で大分進めるようになった。
本当は配下達の能力を上げるためにも使いたいのだが、使えるのはゴーレムだけだ。
何せ、ほかの冒険者もいるからだ。
まだ、誰にも見つかっていないダンジョンを探して、夜な夜なブラックウルフ達を使い探してはいるが、なかなか見つからない。
早々簡単にはいかないようだ。
数日後、いつものようにギルドで仕事を清算していた時だ。
受付のお姉さんと話していると。
「この頃外のモンスターが多くなってるみたい。いつも頑張ってくれてるグレイ君には内緒で教えてあげるわ。で、これは、噂なんだけど、何でもモンスターが多くなって被害が出始めてるのは、もしかして新しいダンジョンができたかもって話しなのよ」
「本当に!?それ、方角的にはどのあたりの話ですか?」
「なんでもここから西に行ったところからどうも、モンスターが現れているらしいから、くれぐれも西の方角の依頼には気を付けてね」
「西の方角ですね。わかりました。気を付けます」
次の日から俺は早速、西の方角に向かう。
誰にも知られていないなら配下達の能力の向上に使えるし、俺も更に強くなれる。
確かに西に進めば進むほどモンスターの数が多くなってきた。
モンスターがきっと溢れて来てる証拠だ。
この辺は人もあまり現れないからちょうどいい、配下達の能力を上げるためにも亜空間から配下達を出してここら一体を制圧しながら慎重に進む。
すると地下へと進む洞穴を見つけた。
ダンジョンが見つかった瞬間んだった。
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