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27話 未踏破ダンジョン 其の2

 俺たちは、40層のハイオーガと取り巻きのオーガを配下にしたあと、41層の転移結晶の近くでテントをダミーではり、亜空間でゆっくりと英気を養った。


 さて、休憩もおわり、41層を攻略していきますか。

 ここからはほとんど、冒険者も見かけなくなってきてた。

 それでも少なくても居るので配下ああまり出さずに敵を見つけては殲滅していく。

 46層あたりで完璧に冒険者を見かけなくなった。

 俺は配下達を総動員して敵を殲滅しながら進む、47層、48層、49層と順調に進んでいく。

 そして、ついに50層の守護者部屋に着いた。

 さあ、ミノタウルスの実力を見せてもらおう。


 俺は50層の扉を開けた。


 「ガアアァァ」


 と言う声と共にいきなり突っ込んできた、斧を持ったミノタウルス。

 初見殺しとでもいうのか、守護者がいきなり、攻撃してきたの初めての事だっだ。

 それでも俺は素早く黒剣で受け止める。

 かなりの力だ。

 初見でこれだ、何も対応できずに死んだ、冒険者もいるだろう。

 ミノタウルスは受け止められるとわかると距離をとり、また、突進してきた。

 俺はすれ違いざまに黒剣でミノタウルスの横腹に一撃を入れる。


 「ガアアァァ」


 と再度、雄たけびを上げるミノタウルス。

 そこにミコがハンマーでミノタウルスを横から攻撃して吹き飛ばす。


 「でやぁ!」


 油断せずにサーラが更に追撃を仕掛ける、


 「エアバレット!」


 不可視の風の弾丸がミノタウルスを襲う。

 俺も、追撃を魔法でしかける。


 「サンダーボルト!」


 煙が晴れるとミノタウルスは倒れていた。

 俺はとどめを刺すためにミノタウルスに剣を突き刺す。

 すると50層の扉が開き、51層目の階段が現れた。

 俺たちは慎重に階段をおりて51層の転移結晶に触れておく。


 今までのダンジョンは、50層で全て終わっていたが、未だ下があるのか。

 ここから先は誰も足を踏み入れたことがない、完全に見踏破エリアになる。

 俺は配下を呼び出し、慎重に進むことにした、モンスターはいきなり、ゴブリンキングとジェネラル級が現れた。

 それも今まで誰も来たことが無いので、わんさかといる、よく今までオーバーフローを起こさずにいれたものだ。

 俺は配下達を総動員してして51層の殲滅を開始する。流石にボス級だけあって少し時間がかったが、経験値てきにはおいしい獲物だ。

 これでさらに配下達も強くなる。

 そのままの勢いで俺たちは、60層の守護者部屋の前まで、たどり着いた。

 そして、60層の扉を開いた、60層の守護者部屋は、かなり広い作りになっていた。

 なんせ、守護者がサイクロプスだ。

 あまりの巨大さに啞然としてしまう。


 「グオオオオ」


 という、サイクロプスの雄たけびと共にサイクロプスの持つこん棒がが振り下ろされる。

 それだけで地震が起きたかのように床が揺れる。

 俺は魔法を多重展開してサンダーボルトを放つ。

 サーラも魔法を多重展開してトルネードを放った。

 それでもなおサイクロプスは前に出てくる。

 俺は押し戻すつもりで、魔力をいつも以上に込めて、魔法を放つ。


 「ファイアーストーム!」


 炎の嵐がサイクロプスを襲う。

 サイクロプスがたたらを踏んだところで、ミコが攻撃を仕掛ける。


 「アースインパクト!」


 俺も黒剣でサイクロプスの足の健を切る。

 片膝をついたサイクロプスに配下達も攻撃を仕掛ける。

 ライカンスロープなどの接近戦を得意とするものは、足を狙い、ダークエルフ達、遠距離を得意とするものは腕を狙い攻撃力を下げようと、全員でかかる。

 しかしサイクロプスの一振りで配下達が吹き飛ばされた。


 「負傷した者は、亜空間へ戻れ! 動ける者は、負傷者の手当てに回れ!」


 俺は、アンデッドのブラックスケルトンを召喚し、開いた穴をふさぐように大量に召喚した。

 60層になって、いきなり難易度上がりすぎじゃないだろうか?

 俺はサイクロプスの体を駆け上がり、生物の弱点である、サイクロプスの単眼に黒剣を突き刺し至近距離、いや、剣にサンダーボルトを付与して体全体に電流を流し込む。

 流石に体内からの攻撃は効いたのか、サイクロプスは漸く倒れた。

 すると60層の扉が開き、61層目の階段が見えた。

 

 「まだ下に続くのか!? 一体何層目まであるんだ」


 「グレイ様、流石に今日はもう遅いです。61層の転移結晶の近くで休みましょう。これ以上はお体に障ります」


 と、サーラ。


 「そうだな、そうしよう」


 幸い食料は十分に確保しているし、亜空間での休憩なら、問題ないだろう。

 俺たちは亜空間で1日の休憩をとる、その間に負傷した配下の治療も行う。

 途中の雑魚どもは問題なく倒せる。

 問題は、守護者が強くなっていることだここで周回するか、それとも進むか。

 ここは確実にいく為に少し周回するか。

 俺たちは51層から60層の周回することにした。

 5周ばかりしたところで、だいぶ、慣れてきた。

 サイクロプスも配下にできたことで、次の階層に向かう。

 61層からは予想はしていたがオークキングとジェネラル級が出てきた。

 それらのボス級も今の俺たちにはおいしい経験値だ。

 配下を亜空間からだして、ここの階層も殲滅していく。

 62層、63層と次々に敵を殲滅していく。

 そして、ついに70層の守護者部屋に着いた。

 70層の守護者はゴブリンロード、とその取り巻きの数が尋常ではない。

 普通のゴブリンから、ゴブリンキングまで、しかしこちらも配下の数も負けては、いない。

 これなら、サイクロプスの方がまだ強く感じる。

 こちらには、ゴブリンエンペラーのパウロがいる、すでにパウロは通常のエンペラーより強くなっている。

 ここは、パウロにロードに任せてみるか。

 

 「パウロ!ゴブリンロードはお前に任せる」


 「はっ!承りました!」


 雑魚をパウロに近づけないように戦いながら、ゴブリンロードへの道を切り開く。

 パウロはゴブリンロードととの戦いに入ったようだ。

 パウロは順調にゴブリンロード相手に圧倒している。

 このまま任せても問題ないだろう。

 俺たちの仕事は、雑魚をパウロとゴブリンロードに近づけさせないようにすることだ。


 「ファイアーストーム、アイスフロスト」


 で、雑魚を一気にやっつける。


 ミコとサーラもそれぞれ、魔法を放ち、雑魚をやっつける。

 配下達もこの程度の雑魚なら余裕で、対応している。

 ライカンスロープは自身の爪で敵を切り裂き、ダークエルフ達は魔法や弓矢で敵をほふっていく。

 程なくして戦闘は終わり、パウロも無事にゴブリンロードにうち勝っていた。

 そして、71層への扉が開いた。


 「まだあるのか、一体何層まであるんだ」


 「確かにこんなに続くダンジョンは初めてです」


 「一旦、地上に帰りませんか?食料も乏しくなってきています。いくら亜空間ないで自給自足ができているとは、そろそろ地上に戻ってギルドに報告した方がいいかもしれません」


 と、ミコとサーラ。


 「そうだな、大分ダンジョンに潜っていたから、そろそろ一旦戻ろうか」


 俺たちは71層の転移結晶で地上に戻った。

 

 地上に戻ると、近くの冒険者がビックリしていた。


 「あんたらハーデスのメンバーだよな?」


 「ああ、そうだが、それがどうした?」


 「50層の守護者に挑んで、帰って来ないから、死んだもんかと噂になっているぞ」


 「何!? どうしてそうなる?」


 俺たちは急いで冒険者ギルドに向かう。

 勝手に死亡扱いは困る。


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