思考の空間 (入り口)テーマ 『透明の』解説から
『透明の』
『……言葉を切り取って、切り取って、切り取って、
そこに、なにものこらないと思っていたのに
それでも残るものがあるとしたら、それは、もう言葉ではないの
……それは、もう、透明な情景の
陽の温かみや胸の奥のゆるみのほのかな揺れ動きだから
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空間に潜む陽の温かみに一瞬のそれに目を奪われればそこには永遠があるの潜んでいる永遠はきっと連れてくるわ戯れの妖精永遠か一瞬かなんて解らないそれはそのときだけの時の流れ止まっているから透明を好きな色に染め上げてしまわないでそれはいつまでもそのままでいるべきだからあるべきなの水面が揺れ浮遊するベッドの上で木漏れ日がずっと永遠を刻む陰影が潜む奥の奥の切れ端言葉のそれ全て刻んでしまえばなくなると思っていたのそんなことはなかったの深みはずっとずっとほのかな陰影の先へ続いてどこまでも不安定なゆらぎのなかで一瞬の永遠がいつまでも続いていくの止まっているようでそれはいつまでも動いているからまるみのある影を追いかけて水面の上かけぬけよそこには一脚のソファーが浮いているから顔を隠した透明がいつしか惑ってしまわぬように
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青い宝石のような蝶が白い街に溶け込みそうに消える 靄に隠れてしまわないようにこの手の中におさめなければならないのに
さかさまに走り抜ける陰影がいつの間にか陽の光に溶けたがっているの
きっとそれは忘れたがっているから
靄に溶け込もうとして
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透明の』
内容を受け入れられないとご指摘受けることは多々あれど、内容を受け入れられ、表現方法を拙いとご指摘受けることなどあまりなくて(全くないわけではありませんが、その度に言い合いになるのですよ)……少し動揺しているのかもしれません。
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この作品を描こうとした時、ニュアンスは全く違うものを見つめていたから、この作品はあべこべの中から生まれたものであると言えます。
語彙が少ない故にこのような言葉の連なりにしかならなかったけれど、結局は、言葉に出来ないものであっても、表現しようと求めるのであれば、手元にある今、手にすることが出来る言葉で当てはめて連想させてゆくしかないのです。
だからこそ、内容が良いと仰っていただけたことに、動揺せざるを得ないのかもしれない。
掴むということはそういうことではないから
難しいです、
””
この文体、……気持ち悪い、ですよね、……私もそう思うのですが、そのせいなのか何なのか、ひどく惹かれるものも感じるのです。それは、私にとって、ミステリアスな感覚で、それは、単調でなければならないのですけれど、それは一方で、音の失調を行っていなければならないのです。
……それが、今、私が特に感じる、捉えきれない美への感じ方であり、つまり、私の中の美とは、無音であり、掴めないもの(無 透明)であるということなんです。それは、ひどく気持ち悪いですが、それはひどく私にとって、魅力的です。
この作品を書こうと思った時、私は、そういった、私が美しいと思う概念を書きたいと思いました。形にしてみたいと思いました。それは、私にとっての美の形であると思いました。……この作品は、まぁ、当然というか……、失敗、です、というより、無謀。
だって、どう、形にすれば良いか、私自身わからなくて、全て手探りで、だましだまししている感覚なんですもの。
言葉をパッと発露させるには、……私には、確信が足りないのです、
……本当に、語彙が少なくて、私はいつも自分の言いたいことを言葉にするのにもどかしい思いをするのですが……、説明うまく出来なくてすみません、
私は、発露させるためには、そこに確信がなければ書き出せないから、……この作品はだから、だらだらと冗長で……
つまりは、言いたいことがうまくこなせれば、言えれば、
私はこの作品に書こうとしたことを、僅か数行でまとめられそうな気がします、
けれど、ものすごく悔しいことに、それら数行は空白のように切り取られてなくて、それは幻で全く私の中におさめられていなくて、
だから、このような無謀な取り組みを意味不明に行うしか出来ない、
テーマとして打ち出しているのは、思考を空間として認めるという考え方で入り口を作っているところがありますが、本当にしたいのはそこではなくて、それら入り口の考え方を使って、私が思う概念の美を形にしたいのです。
……それは、私が詩を書こうとする最後の到達点というのか、そういったものなんです。
色々な方法で詩の表出を考え出そうと私は浅はかなことを繰り返してみますが、
すべて方法は違っても、最終的に見たいと思うのはそこです。
私は私が美だと思う概念を形にしてこれが美だと言いたいんです。……誰に言いたいのかといったら、よく解らないのです……が もしかしたら、自己満足にしているだけだから、自分という他者にそのなにかを証明したいだけなのかもしれないです。
この作品は、こういったやり方でそこに行けそうかなと思ったのですが、やっぱり無謀で失敗だよね、という恥ずかしいですすみません。
このような作品を目に留めてくださり、何度も読み込もうとしてくださって、感謝しかありません。




