ゲーム外の日常。
連続投稿。
ログアウトしたあと、トイレを済ませて、
晩御飯を作る為、台所へ向かう。
なにせ兄は料理ができない。
普通に訓練すればできるのかもしれないが、
今はまだ無理だ。
妹はできるが、そんなに料理をしない。
父と母は夜遅くまで仕事している為、
できる時は私がしている。
今晩は、、、オムライスでも作るか。
そんなこんなで、全員分のオムライスを
作り上げた時、兄と妹が降りて来た。
「おっ、今日はオムライスか。」
「姉さんの料理は今日も美味しそう!」
「ありがとう。ささ、早く食べて
片付けちゃって。」
食べている途中、兄が話しかけてきた。
「そう言えば、永華は
職業は何にしたんだ?」
「え、何々なんの話?」
そうか、妹は何も知らなかったな。
「兄に勧められたゲームの話。」
「えぇ!姉さんがやるってことは相当
面白いゲームじゃん!やりたい!」
残念ながらそれは無理だ。
「兄が友達から貰ったって聞いたから、
買わないと無いよ。」
「だいじょーぶ!お年玉数年間ほとんど
使ってないから、大分溜まってる!」
それならいいか。
「あっ、そういえば、職業は召喚士だよ。」
「そうか、、、まさかドラゴン当ててない
よな?」
?
「なんで?」
「いや、モンスターの対策の前線に出た
新人召喚士が、ドラゴン召喚して、
モンスターを一掃したって話を聞いた
召喚士どもが、そのドラゴンを強引に
トレードしようとしてるって
話を聞いてな、、、」
「ああ、それ私だよ。」
「マジかよ!?」
「でも、トレードって何?」
「ああ、召喚獣と召喚獣を交換する事だよ。
何でもそいつらは、トレードしなきゃ
いけないような状況を作って、無理矢理
トレードしようとしてるって話だ。」
そういう事か。
「そういう事なら気をつけておくよ。」
「ああ、そうしてくれ。」
そうして、初めてのVRゲームをした日
は終わった。
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