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ウラカタウラバナシその2

久々過ぎて申し訳ない…


これは、とある場所で起こった一幕である。




「まずいわね」


「まずいな」


そこでは、二人の男女が話し合っていた。

ここはSROの運営会社のビルの一角である。

ほかのスタッフは長時間労働の休憩の為、

皆眠っている。


「この進行速度はやばい。

このままだと第1ロックが解除されて、

あれ・・が出て来るぞ」


「あれって三百人のプレイヤーが80レベ超え

で立ち向かってようやく勝てるかどうかの

アレ?マズすぎない?」


「だからこそ焦ってるんだよ、

2代目には接触してるから、あとはフラグ

埋めるだけなんだよ」


「じゃあ、どうするの?

ニールの一件で

私たちは彼女に多大な恩があるのよ?

それを反故にする気?」


「いや、そうじゃない。

要するあのデータを使えなくすれば良い。

あのデータを一旦凍結して、

3ヶ月は別のデータで楽しんで貰おう。」


「なんですって?

確かに3ヶ月有ればトップ陣も上位陣も

レベルが彼女に追いつくけれど、

それこそ反故にする気満々じゃない」


「だから、その第2データを楽しんで貰える

よう、全力でバックアップするんだよ、

不満があればすぐ改善する、みたいにな」


「それはそうだけど…彼女やっと夢を叶えた

のに、そこでこんな事したら

それこそキレられるんじゃない?」


「それはそれだ。俺たちで彼女と彼女の

許可した奴しか入れない場所を作って、

そこで夢を叶えて貰おう」


「もしかしてプレイヤー達から要望されてた

プライベートルームシステム?

あれなら確かに

夢を叶えられると思うけど…

アレまだ試作段階だったわよね?」


「そこは俺がなんとかする。

頑張ってサンプルレベルまでこぎつけ

させてみせるさ」


「貴方がそこまで言うなら、

反対はしないわ。

けど、明日までに絶対に

完成させるのよ?そうでなきゃ、

ロック解除に間に合わない」


「は…?」


「え、気付いてなかったの?

ニール再討伐のクエスト

もう出てるわよ?」


「はぁぁぁ!?マジかよ!?」


「というわけで頑張ってねぇ?

あんな担架切ったのだもの、

なにか策はあるんでしょう?」


「お、おい!待ってくれよ!

手伝って貰えなきゃそんなん

無理だぁぁぁぁぁ!」


なお、眠っているスタッフを叩き起こして、

なんとかプライベートルームシステムは

完成したらしい。






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