やらかした召喚
連続投稿。
ログインをし終わると
チュートリアルが始まった。
『こんにちは。
チュートリアルAIのステラと申します。
では、早速始めさせて頂きますね。』
おおぅ。シワ1本1本の再現というだけ
さすがのグラフィックだ。人間にしか
見えない。
『では、ご説明をさせていただきます。
まず、メニュー、と仰ってください。
そうすれば、メニュー画面が
表示されます』
早速やってみよう。
「メニュー」
そう呟くと本当に画面が表示された。
『開きましたね。では、アイテム画面
を選んで下さい。その中に、貴方の相棒
がいるはずです。』
そう言われてアイテム画面を見た。
その中に、『相棒の卵』というアイテムが
あった。それをタップすると、卵が実体化
した。ずっしりくる大きさと重さだ。
『出来ましたね。では、アイテム画面から
孵化のアイコンをタップしてください。』
タップすると、卵が割れて、中身が
光り出し、何かが生まれた。
「ごしゅじん!よろしくー!」
といって、何かが飛びついてきた。
よく見ると、猫のような耳のついた少女が
私に抱きついていた。
「うへへ、ごしゅじんいいにおい♪」
どうしよう。可愛くて振り解きたくない!
『おめでとうございます。最高レアリティの
虎獣人を引かれましたね。ですが、通常の
プレイに支障が有ってはいけないと思うの
で、もう一つ卵を差し上げます。引いてみ
てください。』
そう言われ虎獣人を振り解かずに、
もう一度孵化させる。また光り出した。
「硬そうなとりー。」
『!? お、おめでとうございます。
最高レアリティのリーフドラゴンです。
ですが、通常ry』
もう一度孵化させる。
そうすると、今度は普通に孵化した。
「すっごいもふもふ!」
「めぇ〜。」
やった、やった、やった〜!望みの羊を
手に入れた!
『おめでとうございます。羊を手に入れまし
た。戦闘用にもう一個孵化させることがで
きますが、そういたしますか?』
貰える物は貰っておくのが私の主義だ。
もう一度孵化させる。
「でっかいいぬ!」
「ワオーン!」
『おめでとうございます。ウルフを手に
入れました。チュートリアルの戦闘、
及び生産の説明をいたしますか?』
「うん。お願いするよ。」
『はい。では戦闘から説明いたします。
では、戦闘用のモンスターをお出し
しますので、それを倒してください。』
さあ、この世界に来て初めての戦闘だ。
精一杯頑張ろう!
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