プレイヤーの皆様の暴走
今回でこの章は終わり。
店から出ると、大勢のプレイヤーが待ち伏せしていた。
「なあ、竜姫さん。
ちょっと情報くれないか?
本当に、ほんの、ほんのちょびっとだけで
いいからさ!」
「あぁ!ずるいぞおまえ!
あぁ、俺にもくれないか?
ついでにファルちゃんのお姿もみせて
くれ!この通りだ!」
「フジカ様だ!ヤッフゥゥゥゥゥ!
フォォォォウ!」
「どうか、どうか獣人ちゃんをみせて!
ほんの、ほんの一瞬でいいから!」
そんなことを大量のプレイヤー
が叫んでいた。
どうしてこうなった?それはともかく、早く
逃げなきゃ!
「あっ、逃げたぞ!」
「落ち着け!集団戦術で追い詰めるんだ!
確実に情報を得るぞ!」
「「「「オォォォォ!」」」」
クッ!なんて団結力だ!
そんなに私の情報が欲しくて、
私の召喚獣が見たいのか!
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(1時間程の逃走劇を終えて)
はぁ、はぁ、はぁ。
なんて奴らだ、本気で逃げてやっと
逃げ切れるなんて、あの変態以来だ。
本当になんなんだあの執念。
後でGMコールして訴えてやる。
にしても本当に疲れた、、。
今日はもうログアウトしよう。
そう考え、私はログアウトした。
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というか、私やばくね?
現実での安息の地はなく、
ゲームでも追っかけられる。
もう気軽に休めない。
もう、どうにかしてこの運命から
逃げられないかな?変わってくれる人いる?
いるなら返事して?即座に譲って
あげるから!
あぁ!本当にどうすればいいの!?
では、宣言通り新作を書きます(書いた)
なんか、ラブコメを書きたくなったので。
タイトルは、「少年は猫と遊びたい!」
です。よろしくお願いします!




