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召喚獣装備の鍛冶師

よろしくお願いします。

「あ、あの、、、」


青年が私に声をかける。

そういえば、蛇に追われているのを

助ける為に、今の戦闘が起こったんだっけ。


「ああ、すみません。

どうかいたしましたか?」


「あぁ、あの、ありがとうございます。

僕の名前はトート。しがない鍛冶師です」


鍛冶師、鍛冶師。

思い出そうとするとあの変態の顔が浮かぶが

即座に振り払う。

あいつは特殊な例だ。

しかし、鍛冶師か。


「どんな物が作れるの?」


正直言うと、鍛冶に関しては

間に合っている。

なぜなら、サブに竜の鍛冶師があるし、

なによりイベントで手に入れた装備が使える

し、なんなら不要なレベルだ。


「あー、えーと、召喚獣用の装備とかです」


へぇ、そんなものが。


「どんな召喚獣用の装備?」


「狼や、亀、鳥などです。」


へえ、それはいい。


「よければそちらの狼さんや、羊さんの

装備も作りますか?」


「いいんですか?」


「はい、今回のお礼ということで。

何か使って欲しい素材などがあれば、

この場で渡して頂ければ、それを使って

作りますよ?」


そうなのか、じゃあこれを、、


「これ、使えますか?」


「ああ、この辺のモンスターの素材ですね。

この中のモンスターの素材、いくつか

もらえないでしょうか?」


「いいですけど、なぜ?」


「いえ、鍛冶の為の素材を集めに来たは

いいものの、途中で隠密用の装備が壊れ、

先程の蛇の尻尾を踏んで逃げてしまった

もので。そして、探していた素材が

この中にあったので、分けたいただけ

ないかなぁ、と思いまして。」


なるほど。


「いいですよ。」


「ありがとうございます。

3時間ほどで装備は出来ると思います。

そして、これが僕の工房の場所の

地図です。では、ありがとう

ございました!」


そう言って、トートは街の方向に走り去って

いった。



ああ、まともな鍛冶師の人に初めて会った。

いい人だったなあ。

(3時間後、鍛冶師の元へ行く)


「こんにちはー!装備を受け取りに

来ましたー!」


「ああ、どうも。恩人さん。

最高の出来ですよ!見てください!」


そう言って、装備を渡される。


〈蛇の皮鎧(狼用)〉

AGI+85

VIT+45


〈黒豹のローブ(羊用)〉

DEX+35

INT+76


たぶんいい出来だ。私の装備が強すぎて

補正値が霞んでいるように見えるだけで。


「ありがとう。大事に使うね」


「ありがとうございます。

今後ともご贔屓に。」


そんなやりとりの後、私は店を出た。





召喚獣のステータスは色々ごちゃ混ぜに

なってるので、本当はVITとかAGIとか

細かい数字があるけど一緒にされてる。

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