VRの会社「頼んだよ!」藤野「どうしろというのか」
休みが終わる前に一回投稿。
「ご主人、、、?」
ファルが起動する。
しばらく戸惑っているかと思いきや、
いきなり抱きついてきた。
「ふへへへ。」
「ファル、おはよう。」
「おはようございます、ご主人。」
「こっちでご主人呼びはやめてほしい
なぁ。」
「、、、?ではなんとお呼びすれば?」
「そうだなぁ。永華でいいよ。」
そう言うと、ファルは驚きに満ちた顔で
こちらを見た。
「な、名前呼び、ふふ、ふふふふふふ!」
何が嬉しいのか。
「そりゃ、やっと夫婦らしいこと出来ました
からね。」
なぜこちらでも心が読める。
「そりゃ、永華さん顔に出てますもん。」
「そういえば、こっちで私達が夫婦の事は
皆には内緒ね。」
だって面倒くさいし。
「そうですか。仕方ありませんね。」
やけに納得するのが早いな。
もっと駄々をこねるかと思ったのに。
ピンポーン!
ファルと話している途中、ドアのチャイム
が鳴った。
「ごめん、ちょっと行ってくる。」
「行ってらっしゃいませ。永華さん。」
ドアを開け、郵便物を受け取る。
またダンボールだ。それも私宛て。
部屋に戻り、ダンボールを開けると、
中に入っていたのは手紙と私の高校に
必要な物一式。手紙の内容は、
「お伝えするのを忘れていましたが、
永華様にお贈りしたファル様は、
ステラドールの試作品の為、
試験運用の一環として、永華様の
高校へファル様を入学させていただき
ます。その為の手続き、及び
必要な諸々の物資は用意させて頂きました
ので、よろしくお願いします。」
とのことだった。
そのことをファルに伝えると、
飛び跳ねて喜び、とても微笑ましかった。
その諸々の事情家族に説明したら、
全員承諾してくれた。
母と父は少し難所を示していたが、
食費が浮く事、そしてファルの性能を聞いて
承諾してくれた。
だが最大の問題が残っている。
学校についてである。
ファルの容姿、及び諸々の事情から、
ファルは確実に注目される。
そして、ファルと仲良くしている私も。
明日から、更に多忙な日々を過ごす事に
なるだろう。嗚呼、私の睡眠時間が、、、。
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