表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/49

prologue the despair

新章開幕。

なおかつ最初からクライマックス。

そして初の長編への挑戦。

「はぁぁぁ!ていゃぁぁぁ!」


「クハハッ、お前の力はそんなものかァ!

以前のお前の方が、更に強かったぞ!

それそれ、もっとギア上げていくぞ、

そんなチンケな攻撃で勝てると思って

いるのか?なら傲慢だなァ、ヒルデェ!」


漆黒の竜人が高笑いを上げて、新しき救世主

を倒さんとする。


「だから、私はヒルデさんではなく

ファルです!他の何でもありません!」


「ヒャハハハハッ!嘘も大概にしろヒルデ!

先日感じた救世主の気は、間違いなく

お前から溢れ出るその力そのものだッ!

お前の代でその力は潰えた、

つまりその力を使っているお前はヒルデ、

お前以外ありえないッ!

そしてッ!お前が蘇ったという事はッ!

俺もまた蘇るということッ!

さァッ!またあの頃の様に死合おうでは

ないか!」


「ああもう!話が通じない!どうしましょう

ご主人!」


「え、こっちに話振られても」


「主人だとッ!まさか貴様、

ジークの生まれ変わりかッ!

そうか、ヒルデが蘇ったということは、

貴様との縁もまた繋がるッ!

おのれ、また私の邪魔をする気かッ!

そうはさせんぞ!ヒルデより先にお前を

八つ裂きにしてくれるッ!」


漆黒の竜人の凶刃が私に迫る。


「そんなことさせてたまりますか!

ていゃぁぁぁ!」


今、目の前で因縁の死闘が繰り広げられて

いる。


こちらはギリギリの戦闘だ。

この拮抗が崩れれば、私も死んでしまう。

その瀬戸際なのだ。


虹色の救世主と、漆黒の竜人が相対し、

何度も何度も相手を殺そうと、

己の武器を交差させ合う。


爪、足、拳、尻尾、魔法、息吹。


様々な武器を用いて、相手を滅さんとして

いる。


この邂逅は偶然ではない。

これは、必然だ。


この勝負は、





















全てを滅ぼさんとする破壊の魔竜と、

全ての命を救わんとする救済の竜人の

何代にも渡る熾烈な争い、その1つである

からだ。


これは、『stalla remake online』という

ゲームの歴史を語るには欠かせない

重要な歴史の一ページ。


この星の滅び、その本当の理由を知る為の

重要なファクター。


そして世界を読みとき、この星に秘められた

謎、その一つを解明する為に、

必要なピースの一つである。


その名も「魔竜大決戦」。サービス開始して

初のレイドボス討伐イベントクエストで

ある。


さあ、人よ、星を拓け。その飽くなき探究心

から真実を見つけ出し、全てを救え!





こうなった経緯は次回で。

見事救世主の力を手に入れたファル。

だが、それはその力のルーツを知ることでもあった。次回、「未来への報酬その1(仮)」

よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ