進化、そして。
連続投稿その3。
日曜。
したい事があったので、
早めにログインする。
あと5戦程度でドラゴンくんがLV10になる
のだ。どんな進化をするのか楽しみだ。
さあ、さっさとやって
どんな進化をするのか見よう!
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5戦が終わった。だか進化しない。
なぜだろう。そう思い、ステータスを見る。
リーフドラゴンLV10〈〈進化可能〉〉
HP1250/1250
MP1150/1150
総合力A
力A
魔力B
速さB
〈スキル〉
〔ブレス〕〔噛みつき〕〔飛行〕〔威圧〕
名前の隣には進化可能の文字が
書かれたアイコンがあった。
そういうことか。
早速タップしよう。
『進化先はランダムです。進化しますか?
yes/no』
当然イエス。
『進化します。進化シークエンス開始。』
そうアナウンスが聞こえてくると、
ドラゴンくんの召喚石が光り輝く。
その光の中にいたのは、、、、。
「ご主人、これからもよろしく
お願いします。」
クールビューティな感じの尻尾の生えた
裸の美少女が立っていた。
というかドラゴンくん、メスだったのね。
「いやなんで裸なの?服を着て!」
「仰せのままに。そして、裸だったのは
さっきまでドラゴンだったからですよ。」
そうか、ドラゴンだったし、服も着せて
なかったし当然か。
周りの草が伸び、ドラゴンくんを着物に
着替えさせる。草なのに、本当の布に
しか見えない。
「ふふ、ご主人とお揃いの服♪」
嬉しそうだ。そんなに私が好きか。
「そうですよ、ご主人。」
心を読まれた!?
「それは私のスキルが原因かと。」
また読まれた。
にしてもスキルか、元ドラゴンくんの
ステータスはどうなっているのか?
ドラゴニュート・DW LV10
HP1450/1450
MP1250/1250
総合力A
力A
魔力A
速さA
〈スキル〉
〔ドラゴンブレス〕竜の息吹を放出する
〔ドラゴンクロー〕竜の力で敵を切り裂く
〔龍気闘術〕龍気を纏って攻撃する
〔木竜魔法〕木の竜人の秘伝の魔法
〔風竜魔法〕風の竜人の秘伝の魔法
〔読心術〕あらゆる物の心を読むこと
ができる
〔飛行〕〔威圧〕
これは、強くなりすぎではないだろうか?
スキルもなんか凄い事になってるし、
ステータスも高くなっている。
そして、心を読まれた原因は〔読心術〕が
原因のようだ。
「ふふん。これで虎獣人のようになでなで
してもらえる。それに、抱きついたりも、
ふふ、ふふふふ。」
そんな理由でそれになったの?
言ったくれれば良かったのに。
いや、喋れなかったか。
「そうですよ!喋れない間、虎獣人が
どれだけ羨ましかったことか、、、!」
そうかそうか。クールビューティな
感じだけど、中身はまだちょっと幼いかぁ。あれ、なにか忘れているような、、、?
「あっ!そろそろ待ち合わせの時間になる!
急がなきゃ!」
「ご主人、お任せを。ささ、背中に。」
そう言って、背中を差し出す。
私が背中に乗ったとき、ドラゴニュートが
走り出す。凄い速さだ。
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五分くらいで待ち合わせの場所に着いた。
そういえば、ドラゴニュートって呼びにくい
から、名前を付けてあげようかな?
「!、お願いします!」
ドラゴニュートが詰め寄ってくる。
近い近い!
にしても、名前、名前ねえ、あっそうだ!
「早く、早くください!」
心を読んだな?
よほど待ち遠しいらしい。
「わかった。貴女の名前は、ファルで
どう?」
「ファル、、、ありがとうございます!
ご主人!」
喜んでくれて何よりだ。
あっ、二人はあそこか、おーい。
気づいたか。
さて、今日はなにをするのかな!
なお、ゲームをしている間は
明晰夢を見ていて、それをオーバーテクノロジーのVRのメカでサーバーに繋げてプレイしているため、眠れる主人公は上機嫌、
そして、そんな中寝ようとする主人公は筋金入り。
なお、進化先は実はランダムではなく、召喚獣の思考から導かれる為、必然的に召喚獣の望むものになる。その為、ドラゴンくん(メス)はドラゴニュートになった。