ナノスーツ を てにいれた!
連続投稿その2。
よくわからない機械の残骸と、
「う、う〜ん。」
その中心に全身タイツのような格好で
倒れている女の人がいた。
「なにこの変人。」
「こら、サクラ、そんなこと
言っちゃだめでしょ。多分遭難者って
やつなんだから、これが普通なんでしょ。
でしょ?オーマくん。」
「は、はい。βテストの時も、こんな感じで
ナノスーツっていう、自由に形を
変えられる装備を着て、
遭難してました。」
「う、うぅみ、水を、
水をくれないかしら。」
私達に気づいたようだ。
「誰か水持ってる?」
「あっ、わたしが持ってるよー!」
サクラが持っていたようだ。
後で聞いた話では、副職業に錬金術師を
選んだ為、何かと使えそうだと思い、
持っていたそうだ。
サクラが遭難者に水を渡す。
「ごくごく、ぷはぁ、生き返った。
ありがとう。乗っていた宇宙船が
墜落して死ぬかと思ったわ。
あ、そうそう、私の名前はトピア。
よろしくね!」
全身タイツから、魔法使いのような姿に
なって、自己紹介してくれた。
「どーも、サクラです。」
「こ、こんにちわ。オーマです。」
「あらあら、可愛いわねぇ。」
可愛いと言われて恥じらうオーマ、可愛い。
「どうも、始めまして。フジカです。」
「ええ、今後ともよろしく。」
今後とも?
「どういうことですか?」
「あー、私の宇宙船は壊れちゃったし、
いっそのこと、ここに住もうか
と思ってね。街に案内してくれる?」
なるほど。
「いいですよ。皆もいい?」
「いいですよ。」
「いいよー。」
二人の同意も得られたし、街に案内しよう。
、
、
、
、
、
しばらくして、街に着いた。
「ありがとね。お礼にこれあげる!」
トピアから、報酬として、ナノスーツ
をもらった!
「えっ、いいんですか?」
「いいのいいの。どうせ大量にあるし。」
どうやらナノスーツは遭難者にとって
大量に手に入るものらしい。
後から聞くと、イメージ次第で硬さが変わるらしく、宇宙の他の星で強い国が使う防具
としても使えるらしい。
「ほらほら着てみて!着てイメージするだけ
で思った通りになるから!」
言われた通り着てみる。
さっきの全身タイツだ。
そこからイメージしてみる。
こんな感じかな?
「あら!綺麗な和服ね!」
私は紫色の着物にしてみた。動き易いように
ミニスカというやつだ。足はドラゴンくん
から取って竜の意匠の鎧モドキで隠した。
他の二人は、、、、、
サクラは、軽装な戦士という感じだ。
アサシンっぽい。
オーマは、鬼みたいな甲冑のような姿だ。
そんなこんなでお披露目会みたいな
ことがあって、
土曜のログインは終わった。
ライカさんはいい人。
フジカの足に着いてるのは足軽が付けてる足を守るやつみたいなやつ。