平方剰余の第1補充法則の独自の証明 その2
【追記】
ガウスがこれを発見していたことを見つけました。
まあ、簡単だしなあ。
誰かがすでに見つけているだろうと思ったけれど。
数か月前にも平方剰余の第1補充法則の独自の証明を投稿しましたが、また見つけたので投稿します。
平方剰余の第1補充法則の主張
ルジャンドルの記号(/)を使い、
(―1/p)=(―1)^((p-1)/2)
が成り立つ。
私の証明その2
合同式の性質より素数pに対して平方剰余も非平方剰余もともに(p-1)/2個ある。
ここでハーディーとライトの共著の「数論入門Ⅰ」から定理85を引用する。
定理85
2つの剰余の積,または2つの非剰余の積は剰余である.一方,1つの剰余と一つの非剰余の積は非剰余である.
つまり、適当に、ともに(p-1)/2個ある剰余と非剰余を掛けると非剰余でこれは、
(―1)^((p-1)/2)
と表記可能で、同時に1からp-1までのすべての自然数を1回ずつ掛けているので、ウィルソンの定理を使ったうえで
(-1/p)=(―1)^((p-1)/2)
となります。
これで平方剰余の第1補充法則の証明が完了しました。




