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第1,228話 「大破壊②」

スクウェア・エニックス様の刊行雑誌、月刊Gファンタジー10月号大好評発売中!

⛤『魔法女子学園の助っ人教師』

コミカライズ版最新話が掲載されております。

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⛤『魔法女子学園の助っ人教師』◎コミカライズ版コミックス第3巻

《スクウェア・エニックス様Gファンタジーコミックス》


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 ルウとモーラルが大破壊襲来の予感を覚えてから数日後……

 いつも訓練を行う楽園エデンの如き異界。


 この日、ルウとモーラルはこの異界での訓練の折に『大破壊』発生の可能性を、

 フラン、ジゼル、ナディア、オレリー、ジョゼフィーヌ、リーリャ、

 ラウラ、アドリーヌ達妻へ告げようとしていた。


 また悪魔元帥ネビロスが死に際に告げた『大破壊を遥かに上回るだ災厄』が襲来する事も

 遠回しに、ほのめかそうと考えている。


 その為、いつもはブランデル邸には不在、冒険者ギルドマスターのミンミにも、

 緊急召集をかけていた。

 

 また普段、訓練には参加しない妖精アリスも片隅に控えている。


 確かに、愛する妻達をいたずらに不安に陥れるのは良くない。

 

 だが、想定外ともいえるイレギュラーな大災厄が襲った時、

 しっかりとした気構え、入念な準備があるとなしとでは、被害や影響が大違いなのも確かである。


 元々……

 妻達のレベルアップの為、特別な訓練を考えていたルウではあったが……


 数多の事件に直面し、いざという時の実戦に危機感を覚えたジゼルの訓練志願で実現した異界での訓練なのである。


 大破壊に対するフランのトラウマも家族の団結を強くし、これまでに数十回訓練を行っている。

 結果も上々であった。

 

 既に精霊の加護を受け、先に完全覚醒したオレリー、著しい成長を見せ、精霊魔法のマスターを開始したジョゼフィーヌを筆頭に……

 各自が己の属性魔法レベルを大幅にアップさせている。


 またアールヴの秘拳『魔導拳』の伝授習得も個人差はあれ、確実に進んでいた。


 いつもの通り……

 異界で魔導拳の訓練が終わった後……

 傍らにモーラルを控えさせ、ルウは淡々と話し出した。


『皆、これから話す事は衝撃的なことだが、心して聞いてくれ』


 一体、何だろう?

 いつにないルウの真剣な表情にフラン達の間に緊張が走った。


『一回、軽く深呼吸をしておこうか。呼吸法でも構わない』


 ルウはそう言うと、いつもの穏やかな表情で深呼吸をした。

 モーラルは勿論、フラン達もルウに倣う。


『よし、じゃあ言おうか。念の為、あくまでも俺とモーラルの予感というレベルなのだが……』


 珍しく、もったいぶる言い方のルウに妻達の不安は増して行く。


『…………』


 しかしルウは少し長い前振りの割に、あっさりと言い切る。


『時期は全く未定。だが近々王都にほぼ確実に『大破壊』が来る』


 静まり返る異界……

 高まる緊張。


 しかしルウは淡々と告げる。


『大破壊以上の災厄が来る可能性もある。……以上だ』


 以前大破壊があったのは約10年前、だからこの場に居る。

 王都在住たる『人間』の妻は、全員が大破壊を経験していた。

 全員無力で幼かったから、怖いというイメージがやたらに強い。


 また闘技場での悪魔が絡んだ事件が発生して間もない為、不安が余計に募るのは、

 致し方ない事でもあった。


 誰かがひと言発すると、火が点いたように大騒ぎとなった。


『大破壊!?』

『それって!?』

『怖い!』

『ど、どうすればいいの? ボク達』

『旦那様!!!』


 喧々諤々となった妻達。

 こんな時、一番最初に檄を飛ばし、家族達を励ますのはジゼルである。


『どうした、みんな! この訓練は何の為の訓練だ。有事の際、家族を守る為に各自が強くなる為の訓練ではないのか? 自分の胸に良く聞いてみてくれないか!』


『…………』


 妻達はジゼルの檄を認めざるを得ない。

 無言で自問自答するしかない。


 更に、ジゼルの凛とした声が響いた。


『大丈夫だ! 私達には旦那様が居るではないか! 厳しい訓練に耐え、課題を克服し、身に着けた実力があるではないか!』


『…………』


『モーラル、ミンミ姉、覚醒したフラン姉、この3人だけではないっ! 私達だって、最早、全員上級魔法使いなのだっ!』


『…………』


『私達は全員、力を合わせ愛する家族を守る! 大切な仲間を守る! 生まれ育ち、幸せに暮らす、この素晴らしい街を守る! 必ず守る!!』


『…………』


『気をしっかり持て! 全員で生き抜く為、各自が現在の実力に見合った最大限の努力をするのだ』


 ジゼルの熱い檄に……

 緊張し、怯え気味だったフラン達の表情も徐々に和らいでいく……


『ジゼル、ありがとう!』


 妻達を励ましてくれたジゼルを労わり、ルウは話を続ける。


『皆、大破壊の特徴は一切前触れが無い事だ』


『…………』


『だが俺とモーラルは既にバルバトスを呼び、対策を練っている。当然悪魔従士全員に王都防衛に全面協力して貰う。だから安心してくれ』


ルウの言葉を聞き……

フラン達は水の妖精(グウレイグ)のアリスを助けた際、目にした悪魔従士達の凄まじい力を思い出したようである。


そのアリスは柔らかく微笑み、『はいっ!』と元気良く手を挙げた。


『皆さん、私は悪魔に心を囚われ、悪鬼と化しながら、旦那様に助けて頂きました。でもこうして元気です! 幸せにもなりました! 全く問題はありません! 旦那様も皆さんも大好きです! 大丈夫です! 明日モーラル姉と共に、使用人達にも周知、心構えを持って貰います!』


 綿々と熱く語るアリスの言葉は……

 ジゼルとはまた違った意味で妻達の心に響いた。


 妻達の中にもナディアなど悪魔に囚われた者が居る。

 殺されそうになった者も居る。


 しかしその時とは状況が違う。

 もうひとりではない。

 そう、孤独にひとり思い悩む事もない!

 愛し愛される魂の絆を固く結んだ家族が居るのだ。


 妻達の顔に光が戻って行く。

 ミンミも黙って微笑んでいる。


 完全に落ち着きを取り戻した家族の様子を見て、ルウは満足し、微笑んだ。


 そして……

 迫り来る『大破壊』の脅威に対し、出来る限りの手を打つ!

 強い決意を新たにしたのである。

いつもご愛読頂きありがとうございます。


※当作品は皆様のご愛読と応援をモチベーションとして執筆しております。

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