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第1,122話 「新生徒会長は誰だ!?⑱」

愛読者の皆様!


『魔法女子学園の助っ人教師』

(小説書籍版:HJノベルス様刊)


※5月24日発売された小説版第6巻はもうご覧になったでしょうか。

嬉しい事に「買ったよ~~」というお声をたくさん頂きました。

本当にありがとうございます。

次に向けて、皆様の強力な後押しをお願い致します。


小説書籍版は既刊第1巻~5巻も好評発売中です。

店頭でお気軽に、お手に取ってくだされば嬉しいです。


既刊が店頭にない場合は恐縮ですが、書店様にお問合せ下さい。

この機会に6巻まとめ買い、一気読みなどいかがでしょうか。

ぜひ当作品を「ぐいっ!」と後押しして下さい。

何卒宜しくお願い致します。


既刊をご購入された方は、

小説家になろう様の活動報告、もしくはツイッターへご一報をください!

東導は感謝感激状態となります。

何卒宜しくお願い致します。


そして!


※『コミックス第1巻』が本日『5月27日』に発売されます。

購入店舗様特典もあるとの事ですので、小説書籍版と共に、ぜひご購入くださいませ。


『コミカライズ』連載開始しております。

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1月18日発売2月号より連載中。

藤本桜先生の筆致で描かれる華麗な魔法世界を体感してください。

発売中の6月号第5話は『センターカラー』掲載となります。

ぜひお楽しみください!


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コミカライズ第1話の試し読みが出来ます。

WEB版、小説書籍版と共に、存分にお楽しみくださいませ。

 水曜日下校時……

 先週の木曜日から始まった選挙活動もこれで終わる……


 長いようで短かった約1週間……

 やれる事はやれた!

 と、オレリーは実感していた。


 ポスターも規定分目一杯貼ったし、朝夕の選挙活動も充実していた。

 応援してくれる生徒も著しく増えた。


 この選挙活動において、多くの人と出会って話す事が出来、自分が生徒会長としてやるべき事がいくつか見えて来たのである。


 さてさて……

 2年C組と1年C組、更に3年C組も加えた『合同食事会』の評判はあっという間に学園中に広まった。

 選挙の規定により自身は参加する事が出来なかったが、発案者として、オレリーの名も知られる事となる。


 これまではオレリーが、ジョゼフィーヌとリーリャの3人で歩いていても、注目される事などなかったのに、「ほら、あの子よ、オレリーって」見知らぬ生徒から囁かれるようになったのだ。

 当然食事会の評判は良かったので、悪意を持って見られる事など全くなかった。


 3学年合同食事会で、C組以外で食事会の飛び入り参加を快くOKして貰った生徒達にも影響を及ぼした。

 いつもの食事と違い、とても新鮮で楽しかったせいか、今迄認識さえしていなかったオレリーを知り、好意的となったのである。


 と、そこへ、


「オレリーさん」


 最初は2年C組の級友約30人弱しか居なかったのが、今や3年生から1年生まで約80人……

 大所帯となった『オレリーチーム』へ声をかけて来たのは、ポレットを引き連れた『ライバル』マノンであった。


 級友の何人かは「敵か!」と緊張して身構えたが、マノンの表情は穏やかである。

 敵意など全く感じない。

 オレリーも笑顔でさりげなく返す。


「マノンさん、今日で選挙活動も終わりですね」


「本当に……」


 マノンは頷き、軽く息を吐き出した。

 そして意味ありげに微笑む。


「さすがですね、オレリーさん」


「さすが?」


 いきなりの称賛にオレリーは、少し戸惑った。

 しかしマノンは『いつも通り』一方的に話を続けて行く。


「全く予想外でした。まさか貴女が集票の為に、奇手といえるこのような手を打って来るとは」


「集票? 奇手? このような手?」


 オレリーには全く話が見えない。

 マノンは一体、何を言っているのかと思う。


 オレリーがすぐ答えなかったので、マノンは自ら答えを戻す。


「合同食事会の事ですわ」


「…………」


 合同食事会?

 話がようやく見えて来た。

 オレリーが選挙活動の一環として合同食事会を行ったと意味らしい。


 ……マノンは、何か勘違いしているようだ。

 だがオレリーは敢えて反論せず、最後まで話を聞く事にする。


「状況は一変しました。今や学園でオレリーさんを知らない生徒の方が珍しいですし、目の前にいらっしゃる方々を見ても一目瞭然。貴女の支持者は結構な勢いで増えています。最早私と貴女は獅子と兎ではありません」


「…………」


「かといって、私は手を抜きませんし、これくらいで負ける気はしませんが……」


 オレリーの作戦を大いに称えながら、マノンは余裕綽々である。

 支持基盤である貴族層へのアピール、根回しが上手く行ったのであろう。


 と、ここで「ちょっと、良いか?」と、話に割って入ったのは、

 3年C組の学級委員長ソレンヌ・ケーリオである。

 マノンへ正対したので彼女に告げたい事があるらしい。


「先輩、何か?」


「うむ! 2年A組のマノン・カルリエ君だったな」


「はい、そうです」


「君は勘違いをしている」


「勘違い? 私が?」


「勝ち誇るのは何か裏付けがあっての事だろうが……君はもう少し生徒会長の存在意義というものをを考えた方が良い」


「生徒会長の存在意義? 私、充分に理解しておりますが」


「……うむ、まあ良いさ。今日で選挙活動も終わり……この後の立ち会い演説会で、君とオレリー君の考え方が明確になる」


「でしょうね。私はもう何をお話しするか決めていますが」


「ほう、そうか。まあその後の投票で結果は明らかになる。ふたりには生徒達の心を掴む演説を期待するよ」


 ソレンヌの言葉を聞き、マノンは逆に闘志を燃やしたらしく、不敵に笑う。


「先輩」


「うむ、何だ?」


「ぜひ立ち会い演説会で、私の考え方、意気込みを聞いてくださいませ。先輩はオレリーさん支持のようですが、演説を聞いた後は、がらりと心変わりして、私へ投票する事になりますわ」


「ははは! 言うねぇ、マノン君。楽しみにしているよ」


「はい! 宜しくお願い致しますわ」


 先輩だからと言って変に臆さず、穏やかに堂々と自分の意見を伝える。

 傍らで聞いていたオレリーは、自分にはない『素敵なもの』をマノンは持っていると思う。


 でも……

 負けない、負けたくないとも思う。

 それに、結果はどうあれ、正々堂々と戦おう。


 オレリーは改めて、強く決意したのである。

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