第1,078話 「息抜き㉔」
愛読者の皆様!
特報です!
『魔法女子学園の助っ人教師』
『第5巻』の発売が決定致しました!
皆様の多大なる応援のお陰です!
本当に、本当にありがとうございます!
発売日は来月1月25日発売予定となりました。
既に予約が開始されております。
ぜひ皆様、予約をお願い致します。
※予約したよ! というお声を頂いております。
凄く凄く! 嬉しいです、ありがとうございます。
これから予約される方々も宜しくお願い致します。
※12月29日の活動報告で第5巻のカバーイラストも公開致しました。
そして!
この度『コミカライズ』が決定致しました。
株式会社スクウェア・エニックス様の刊行雑誌月刊「Gファンタジー」にて、
来月1月18日発売2月号より連載が開始されます。
12月18日付けの、小説家になろう様、活動報告に記載しました。
作画ご担当の藤本桜先生が描かれた特別イラストもアップしています。
ぜひご覧下さいませ。
既刊第1巻~4巻が発売中です。
店頭でぜひ、お手に取ってくだされば嬉しいです。
既刊が店頭にない場合は恐縮ですが、書店様にお問合せ下さい。
この機会に4巻まとめ買い、一気読みなどいかがでしょうか。
皆様の応援が、次の第6巻以降の『続刊』につながります。
ぜひ後押しして下さい。
何卒宜しくお願い致します。
小さな妖精ピクシー達が「本当に美味い!」と絶賛したジェローム特製の焼き菓子……
好奇心旺盛な男子会参加者達が、黙ってこのままスルーするわけがない。
ジェロームへ、ルウへ、
「俺達もぜひ食べたいぞ」というリクエスト攻撃が殺到したのは当然であった。
ここまで盛り上げた話を、下げるなどありえない。
お約束のように「用意されていた」ジェロームの菓子は、人間が食べる通常サイズで作られた、万全の態勢で全員へ提供されたのである。
「泣く子も黙る、金糸雀の菓子を食べた直後だからなあ……さすがに厳しいかなぁ……」
『王者の菓子』と比べられるとあって、緊張気味のジェロームであったが……
その心配は全くの杞憂に終わった。
「うお! とても美味いですよ、ジェローム先輩!」
「本当だね、素晴らしいよ」
「凄く美味しい!」
「最高に素敵です! 許されるのなら、焼き立て、出来立てが食べたいですよぉ」
男子会の参加者は勿論、ご相伴に預かったニーナ達も絶賛した。
「そ、そうか! 皆、ありがとう! ル、ルウは、どうだ?」
「ああ、美味いぞ! 金糸雀の焼き菓子とは味の方向性が全く違う。これならジェローム独自の味と言い切って良い」
最後にルウから太鼓判を押されると……ジェロームは破顔する。
「おお、さ、最高だぁ! 俺の作った菓子が! に、人間にも妖精にも大喜びされる味なんて」
「大丈夫! アールヴもドヴェルグも、俺達と同じ反応をする筈さ」
「よ、よっしゃぁ!」
ルウが再び言い切ってくれたので、ジェロームは再び拳を突き上げた。
ここで絶対に言う事は出来ないが……
もし可能ならば、「悪魔達にも通用する味だ」
と、ルウは告げたであろう。
ジェロームの雄叫びに近い歓喜の声が、宴の終わりを告げる合図でもあった。
こうして、ルウが『息抜き』と称した男子会は無事終了したのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
男子会は、大好評のうちに終了したが……
ルウの『気配り』は最後まで続いていた。
男子会の参加者には特別なおみやげとして、キングスレー商会とブシェ商会のみで有効の商品券・金貨100枚相当が各自へ渡された。
金はルウの負担であり、両商会へ日頃の礼の意味もある。
商品券には簡易なカタログが付いており、自宅へ持ち帰ってから、後日パートナーや家族と、ゆっくり買い物にくれば良いという心憎いものであった。
ジョルジュが、父アルマンと一緒に納品したのは、実はこの『商品券&カタログ』であった。
参加者の中で、納品した中身を、ルウとマルコだけは知っていたが……
具体的な説明が難しい。
後でのお楽しみ……
つまりサプライズという意味合いが大きい。
だから、アルマンがジョルジュに対し秘密にするのも当然であった。
そして!
おみやげは、これで終わらなかった。
更なるサプライズともいえる第2のおみやげがあった。
男子会参加者のみでなく、ダレンやニーナ達スタッフにも用意されたのは……
金糸雀は勿論、ジェロームが作った焼き菓子も一緒についた特製菓子セットである。
特別なティータイムにおみやげまで貰って、ニーナ達の機嫌も最高潮だ。
「ルウ様、頂いたお菓子、明日の朝食にするね! 超豪華で嬉しいっ!」
そして各自には、自宅まで楽に且つ安全に帰るように馬車もチャーターされていた。
最後に、お見送り役をするのもこんな会の幹事役の役目である。
参加者はダレン達スタッフを労い、ルウ、ジョルジュ、ジョナサン達幹事へ感謝の言葉を告げて行く。
熱く固い握手と共に!
ジョルジュは「無事に会をやり遂げた!」という高揚感でいっぱいだ。
ケヴィンが、「絶対、自宅へ来いよ」と笑顔で去った後……
次に声を掛けて来たのは、ジェロームである。
「ジョルジュ君!」
「はい! ジェロームさん、貴方は素晴らしい方です。俺も……凄く燃えて来ました」
「何、言ってる? 俺は、君とジョナサンの決意に一番刺激されたんだ。お互いに絶対、夢を叶えような!」
「え?」
「ははは! これからも宜しく! 何か困ったらいつでも相談に来い!」
「は、はいっ!」
上機嫌のジェロームから、今度は直接エールを送られて、ジョルジュは目の奥がじん! と熱い……
「おいおい! 俺もだぞ、ジョルジュ君! 絶対に忘れるなよ!」
笑顔のフェルナンからも続いてエールを送られたジョルジュが、両名を見送ると……
今度は、マルコが深々とお辞儀をする。
「ジョルジュ様、本日はありがとうございました。私との約束も忘れずに! ケヴィン様と同じく絶対にキングスレー商会へ来て下さい。もしお気遣いされるようでしたら、私の自宅へいらして頂いても構いません」
「え?」
「では! お先に失礼致します」
歴戦の商人らしく、人当たりの良い柔らかな笑顔を残し、マルコは去った。
そして、最後に挨拶をするのがリベルトである。
「俺の鋼商会へも、ぜひ遊びに来て下さい! ジョルジュ様なら大歓迎ですし、良かったら、一緒に漢を磨きましょうや!」
漢を磨く!
いかにもリベルトらしい申し入れである。
こうして……
幹事以外の男子会参加者は、大満足の表情で帰って行った。
ジョルジュとジョナサンの『仕事』は無事終わったのである。
幹事の中で、次に引き上げるのは……
ジョナサンである。
「ルウさん、今日は本当にありがとうございました。じゃあジョルジュ、またなっ!」
ジョナサンの自宅には、彼の祖父と両親、そして婚約者のエミリーが待っているという。
商品券とおみやげの菓子を持ち帰れば、とても感謝されるとの事……
再びお辞儀をしたジョナサンは、手を振りながら馬車へ乗り込み、去って行った。
ジョナサンを見送ったふたりであったが……
ルウが、ジョルジュへ馬車に乗るよう促す。
「お疲れ、ジョルジュ。お前はこのままブシェ家に行け。アンナがご両親と一緒に待っている筈だ」
「え?」
「アルマンさんは、もう今日の仕事が終わって、自宅へ戻っている。商品券は勿論、みやげの菓子を持って行けば、ジョナサン同様、大歓迎されるぞ」
「あ、兄上! ありがとうございます。で、でも……」
ジョルジュは喜んだが、すぐ口籠った。
今日は……実家に帰り、母アデライドと夕食を摂る約束をしていたからだ。
しかしルウはそこまで見抜き、既に手を打っていた。
「大丈夫、問題ない。今日はそのままブシェ家に泊まれ。実はな、アデライド母さんへもう伝えてある。だから母さんは、今夜は俺の家で一緒に夕食を摂る予定だ」
「え!?」
「ちなみに……ジーモンさんとマルグリットさんも、一緒にウチへ招待した」
「…………」
ジョルジュは目を丸くし、口をポカンと開け……
唖然としてしまった。
分かりきっていた事ではあるが……この兄はやはり凄すぎると!
「アデライド母さんはな、金糸雀の菓子さえあれば全然OK、ジョルジュは来週以降、適当な日で泊まりに来れば良い……そう言ってたぞ」
「もう! は、母上ったら!」
ルウの『冗談』を聞き、苦笑したジョルジュは……とても嬉しくなり、
「兄上、ありがとうございますっ!」
ひときわ大きな声で礼を言い、マルコのように深々とお辞儀をしたのであった。
いつもご愛読頂きありがとうございます!
長かった『息抜き』パートも今話で終了。
次回から新パート開始です。
東導 号作品、愛読者の皆様へ!
別作品も宜しくお願い致します。
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東導 号の各作品を、ぜひぜひお楽しみ下さい。
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