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月並みな人生を歩んでいたおっさんがゲーム的な異世界に飛ばされて思慮深く生きつつやっぱり無双したりする話  作者: 次佐 駆人


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5章 → 6章  

―― アルテロン教 ロンネスク教区 中央教会大司教室


「――以上が廃墟で起きた一部始終です、クネノ大司教様。そしてこちらが『穢れの君』の分霊を封印した『封印球』になります。取り扱いには十分なご注意をお願いします」


「……うむ、大変な苦労であったな聖女ソリーン。私が手配した傭兵がそのような蛮行に出るなど、そなたには合わせる顔もない。だが、分霊とはいえ『穢れの君』を封じた由、聖女としてよくぞ役目を果たした。この件はきっと神もお喜びになろう。そなたも誇ってよい」


「……ありがとうございます。しかし、私は聖女としての責務を果たしたに過ぎません。それに今回のことは、ハンター様たちのご助力がなければなしえませんでした。これを教訓に、今後一層修行に励む所存です」


「うむ、そなたの覚悟を頼もしく思う。今後もアルテロン教のため、民のために励んでほしい。疲れたであろう、今日はもう休むがよい」


「はい、では失礼いたします」




「……むうっ、まさか無事に戻ってくるとは思わなんだわ。傭兵どもから足はつかんとは思うが、ハンター風情が余計なことを……。しかしさすがに『穢れの君』の分霊などという話は予想外であったわ。これが本当の事であればすぐにでも領主に伝えなければならぬ話だが、それではソリーンが次期大聖女の候補に……。……ふむ、なるほどそうか、すべてが虚偽ということならばよいのか。ぬっふ、それはよい考えかもしれぬな……」

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