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異界駅

作者: 蒼之蝶々

ガタンゴトン、ガタンゴトン

それは、何でもない日の下校中の電車の中での事だった。



「.......?」

いつの間にか寝入ってしまっていたのだろうか。

普段降りる自宅の最寄り駅ではなく、見知らぬ駅で電車は止まっていた。折り返さねばと思い、電車から降りる。蛍光灯が古いのか、辺りは薄暗く不気味な雰囲気が漂っている。

「何処だここ.......」

駅名は暗くてよく見えない。兎に角反対側の電車の乗り口に行かなければ。時刻は11時をとうに過ぎていた。.......おかしいな。友人と別れ、電車に乗り込んだのは7時を少し過ぎた位の時間だったはず。4時間も寝ていた.......なんて事は無いだろうし時計の故障か?

しかしスマートフォンの時刻も11時を指している。という事はあれから4時間経ったのは間違いないようだ。流石に親も心配しているだろう。LINEしとくか。

「.......圏外」

.......ちょっと怖くなってきた。きさらぎ駅、という都市伝説の話を友人とした時の記憶がフラッシュバックしてきた。いやいやまさかね。早く帰ろ。

駅の階段を上り、反対側へ。次の電車は何時だろうか。幸いにも時刻表は直ぐに見つかった。スマホのライトで照らしながら確認する。どうやらあと5分程で来るようだ。ベンチに座り、改めて辺りを見渡してみる。見覚えがない。キョロキョロしていると、いつの間にか5分経ったのだろうか、電車がやって来た。早く帰ろう。停車した電車に乗り込み、座席に座る。車内には、誰もいない。普段は朝も早い為、11時は既に寝ている事もある時間帯だ。電車特有の心地よい揺れにだんだん瞼が重くなり.......



ガタンゴトン、ガタンゴトン

いつの間にか寝入ってしまっていたのだろうか。

普段降りる自宅の最寄り駅ではなく、見知らぬ駅で電車は止まっていた。折り返さねばと思い、電車から降りる。蛍光灯が古いのか、辺りは薄暗く不気味な雰囲気が漂っている。

「何処だここ.......」

駅名は暗くてよく見えない。兎に角反対側の電車の乗り口に行かなければ。時刻は11時をとうに過ぎていた。....おかしいな。友人と別れ、電車に乗り込んだのは7時を少し過ぎた位の時間だったはず。4時間も寝ていた.......なんて事は無いだろうし時計の故障か?

しかしスマートフォンの時刻も11時を指している。という事はあれから4時間経ったのは間違いないようだ。流石に親も心配しているだろう。LINEしとくか。

「.......圏外」

.......ちょっと怖くなってきた。きさらぎ駅、という都市伝説の話を友人とした時の記憶がフラッシュバックしてきた。いやいやまさかね。早く帰ろ。

駅の階段を上り、反対側へ。次の電車は何時だろうか。幸いにも時刻表は直ぐに見つかった。スマホのライトで照らしながら確認する。どうやらあと5分程で来るようだ。ベンチに座り、改めて辺りを見渡してみる。見覚えがない。キョロキョロしていると、いつの間にか5分経ったのだろうか、電車がやって来た。早く帰ろう。停車した電車に乗り込み、座席に座る。車内には、誰もいない。普段は朝も早い為、11時は既に寝ている事もある時間帯だ。電車特有の心地よい揺れにだんだん瞼が重くなり.......


ガタンゴトン、ガタンゴトン

いつの間にか寝入ってしまっていたのだろうか。

普段降りる自宅の最寄り駅ではなく、見知らぬ駅で電車は止まっていた。折り返さねばと思い、電車から降りる。蛍光灯が古いのか、辺りは薄暗く不気味な雰囲気が漂っている。

「何処だここ.......」

?なんだかデジャヴを感じるが気の所為だろうか....... 駅名は暗くてよく見えない。兎に角反対側の電車の乗り口に行かなければ。時刻は11時をとうに過ぎていた。....おかしいな。友人と別れ、電車に乗り込んだのは7時を少し過ぎた位の時間だったはず。4時間も寝ていた.......なんて事は無いだろうし時計の故障か?

しかしスマートフォンの時刻も11時を指している。という事はあれから4時間経ったのは間違いないようだ。流石に親も心配しているだろう。LINEしとくか。

「.......圏外」

.......ちょっと怖くなってきた。きさらぎ駅、という都市伝説の話を友人とした時の記憶がフラッシュバックしてきた。いやいやまさかね。早く帰ろ。

駅の階段を上り、反対側へ。次の電車は何時だろうか。幸いにも時刻表は直ぐに見つかった。スマホのライトで照らしながら確認する。どうやらあと5分程で来るようだ。ベンチに座り、改めて辺りを見渡してみる。見覚えがない。キョロキョロしていると、いつの間にか5分経ったのだろうか、電車がやって来た。早く帰ろう。停車した電車に乗り込み、座席に座る。車内には、誰もいない。普段は朝も早い為、11時は既に寝ている事もある時間帯だ。電車特有の心地よい揺れにだんだん瞼が重くなり.......


ガタンゴトン、ガタンゴトン......今日は2月17日、午後11時8分。1分後も、1時間後も、明日も明後日も来年もずっと2月17日の午後11時8分。皆さんも電車での居眠りには気を付けましょうね。さもなくば彼の様に時間に囚われてしまうかも.......。


腰がとても重たいので書きたいと思ってから実際に筆を執るまで結構時間かかります。何時になるかわかりませんが、また何か書いたら読んでやってください。

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