インフォメーション・製作者の願い・考え
「やぁ、僕の名は北東南西今回このVRゲーム・DEAPの制作を指示させて貰った者だよ。言いだしっぺの法則なのか責任者として表に出なくちゃならなくなったのが予想外だったんだけどね。まぁ、僕もダーツを楽しんでる一人なんだ。あんまり上手くはないけどね。正直ダーツ関連ってあまり多くはなかったので、ならば作ろう!ってノリで資金を出したりしてみたんだけど、幸運な事に協力者が何人かできたり、こんな事をやったら?と提案してくれたりという事があり、僕が予想していたものよりも遙かに良いゲームになってるんだよね。
そもそもVRで出せるとは考えて無かったんだよ。動きを感知したりダーツを持っているような感触を再現したりとか僕にとっては謎技術ばかりで、俗に言う、科学の力ってすげ~って感じだね。まぁ、おかげで僕の考えや夢にそうとう近いものになりそうでとても嬉しく思っているよ。
僕の今の夢はダーツをメジャーなスポーツにする事なんだ。ダーツはとても楽しいし、僕は他の人にも勧められると思っているよ。野球やサッカーレベルとはいかなくてもリトルリーグとか実業団なんかが普通にあるような感じにしていきたいんだよね。
とはいえメジャーにするためにはいろいろな改革が必要なのも事実なんだ。一番初めの改革は意識改革からかな。ダーツはやれるところがバーやネットカフェなんかが多くて、どうしても夜のイメージが強い。そのイメージもあってか子どもが遊んでいるのをあまり見かけないんだよね。親や親戚がやるから付き添いで~みたいなのは見かけるけど子どもだけでカウントアップやクリケットをプレイしているのを僕は見たことがなかったんだ。
僕はダーツは子どもから大人、さらに高齢者やなんだったら障害を持っている方や事故などで体を痛めている方。言ってしまえば全ての人が楽しめるものだと感じている。特に身体能力なんかの差が他のスポーツより少ないんじゃないかと思うんだ。全ての人が同じように楽しめるダーツの輪をもっと広げていきたいんだ。
それに伴い、改革が必要なのが環境だね。ダーツをやれる場所でダーツバーがあるとはいえ、大概がビルの二階以上でありエレベーターなんかも無い、階段で上がるような所も多く、車椅子をはじめとした障害を持つ方への対応するお店って結構少ないんだよね。そこら辺のケアも必要なことの一つだと考えてるんだ。
とまぁ、まだまだ変えていかないといけない所は様々だけど、そこら辺の理想を追求していって出来たのがこのDEAPなんだ。VRゲームとして出せて、動く範囲は数メートルだし、ちょっとしたスペースがあればプレイ出来るし、現実でダーツすると音や振動なんかで家族やご近所さんに迷惑になる懸念があるけど、VRならかなり軽減出来る。練習としてもネットカフェやダーツバーでやるような周りの目なんかを気にしなくて良い。実際は気にされて無くても、ボードにダーツが弾かれて隣の方の所にいってしまったりして気まずい思いをしなくて良いといったような、主に僕がだした要望を叶えてくれたのがこのゲームになっているよ。
現実では車椅子でダーツってスローはできても回収が大変だったりするかもだけど、DEAPなら自分の手番が終われば手元に戻すのも簡単だからベットの上からでもプレイ出来るし、もしも体が動かせないとしても、ブレはあるけども目線なんかでスローをアシストする機能も盛り込んでいるよ。
まずはこのDEAPで間口を広げて、いつかは十重二十重と現実のダーツが広く認知されるように願っているよ。野球などのスポーツより体力無くても出来ると言うのが大きな魅力の一つでもあるしね。適度には動くから運動不足解消の取っ掛かりにはなると思うよ。実際僕がそうだからね、ダーツやり始めてから体幹とか重心を気にしだしたし、上手くなりたくて練習してると気がつくと何時間もたっていたりして、ダーツを知らなかった時よりは確実に体を動かしている実感があるよ。
あとは、DEAPでは現実のダーツには無い機能としてスキルを実装しているよ。まだそれほど多くはないけど、徐々に増やしていく予定だよ。ダーツバーやネットカフェ、プロ選手とのコラボもしたいからね。はじめはDEAP購入特典としてブル分の得点を加算する【ブルプラス】。他にもセンタービットから右側、左側の得点を半分にする【ライトハーフ】【レフトハーフ】。ブルの位置を任意に変える【チェンジブル】などがあるよ。いろいろと活用してほしいかな。
それでは僕の話しはこの辺にして、このDEAPを是非楽しんでくれる事を願いつつ、DEAPを切っ掛けにもっとダーツがメジャーになってくれることを期待しているよ。」