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爆縮と体温の機知(7)

それはM&A

体の中にある通路に

塞がれそうになる感覚がある

一番苦しまない角度を探して

酸素を肺へ供給したい

座椅子は二十度ほどの角度

ぼやけたままで

天井を見上げている

肩が大きくリズムを取り

それだけで汗が出る

通り過ぎた苦しさと

苦しくてやって来た疲労

目を閉じて

寝相が悪かったら

どれくらいの虫が湧くだろう


市販薬で調子が良くなり

メンソールのタバコに火をつけた

まだ喉奥で北風が吹いている

そんなことよりも

いつもの生活とリズムを

取り戻す方が大切であった

それがそこに有ることで

意味を持っている

それがそこに無いのなら

意味が無いと

結論を出すことが出来る

何の躊躇もせず

何の戸惑いも無い

直線的な結論である


人はそういう形を

狂気と呼ぶだろうが

人はそもそも

そういう者である

理想や夢や欲望

綺麗であることや

優しくあること

これでもか、というほど

目の前に其れ等を掲げなければ

生きて行けないような

不憫な生き物なのだ

其れ等が登場しない有名作が無いように

其れ等があるかが

人には重要なのだ

それは一種の証明であり

哲学も心理学も

どうでもいいような

ただ、そこに有る物である



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