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提出後、本番前の秘密

 続いて、提出してから。


 うーん。これも実は大変だった。

 というのも、例の書き出し祭りと違って、既に連載予定のものとして書いていたんだけれど、一番困ったこととして、




 イラストの発注。




 うん。

 すでに気づいていらっしゃる方もいるとは思うんだけれど、すでに私のtwitterでは連載仕様になっています。

 この作品限定だけれど、それぞれの章ごとでイメージイラストを描いていただきたくて←

 どうやって発注するかで困ったんだけれど、結局、某イラストオーダーサイトのコンペ(プロジェクト)方式で決めました。

(そのあたりの話は、聞きたい人がいればまた、こそっとメッセージくださいな)


 結局、イラストレーター様にも箝口令を敷いて、厳重に秘密にしてました(イラストが出来上がった時には、現実世界でのみにやけていました)。



 イラストが出来上がってからは、ぼちぼち書いていたのですが、それがまた違う災いを生み出すことに……

(本番中編でお話します)


 その中で、誤字脱字などにも気づいたのですが、自分自身への指摘としてそのあたりは残しておきました。


 かざコンが始まる前までに仕上げられたのは、三話分。

 そこからが私の戦いでした。








 さらに、実は別の問題が起こっていました。

 時間軸としては、この出品分を書き終わって投稿した後、連載分を書き進めている中、すなわち上の話と同時期です。



 ある日、書いている途中にある問題をふと考えてしまいました。




 ―――――それは、これって法律に引っかからないのだろうか、という、なろう様の規約とかそれ以前の問題です。





 最終的には連載する、という方向で話している通り、日の目を見せてやることが出来ました。




 しかし、どうして私がそんな法律云々を考え出したのかというと、現在の日本には『医師法』『薬事法』、『景品表示法』などという法律が存在するからです。


『医師法』『薬事法』はほとんどの皆さんが知っている通り、医療行為や調剤関連は資格を持った人でないと行ってはいけない、という法律で、『景品表示法』もちょくちょくニュースで聞くと思うので何となく理解している人は多い事でしょう。


 ちなみに、アロマにもアロマセラピストなどの資格があります。

 では、日本の場合、アロマセラピーは資格を持っていない人が行ってはいけないのか?



 答えはノーです。

 アロマセラピストなどのアロマに関する資格は国家資格ではないので、あったらより良いけれど、なくてもアロマグッズの販売、アロママッサージの施術はできます。




 じゃあ、仕入れたアロマに関する知識(効能やアロマグッズの作製方法など)を資格を持っていない人がウェブなどで紹介しても良いのか?



 この部分で、私は悩みました。

 上のアロマセラピストの件は知っていたし、多くの参考文献にも書かれていたので、悩まなかったのですが、執筆する場合は有資格者じゃないとだめなのだろうか、と。

(多くの参考文献の著者様は有資格者でした)


 この問いを解決するために私が行ったのは、その専門店に行くこと。

 店員さんに尋ねたところ、極めてグレーゾーンだと言われました。


 というのも、やはり景品表示法が絡んでくるから。

『効能や作用など、ほのかに匂わせる程度でしか触れられないんじゃないのかな』と言われました。



――――――連載化、超危機の事態!!



 はい。でも、その店員さんも確実なことを言っているわけではないので、確実なことを知りたいんだったら、アロマテラピー協会に聞いてみた方が良いかもっておっしゃってくださったので、電話しました(電話苦手なのです。超エライ子)。


 そしたら…………




 ――――――大丈夫ですよ。




 え?


 私はびっくりしました。

 どうやら、『紹介ページに販売サイトへ誘導させるような仕組み(リンクを貼るなど)を作らず、参考文献さえしっかり書けばよい』とのことです。



 なんだ。

 そんなにびくびくしなくても良かったんかい。



 店員さんだけに聞いて、アロマテラピー協会に電話しなかったら――――と思うと、ちょっと今でも、ぞっとしますね(汗




 ということで、無事に彼女たちを世の中に送り出すことが出来ました。

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