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報告

頑張って書いたぜ


「あれ?お父様?!」


お父様と呼ばれた男はシルフィアに向かってニカッと笑いかけるとすぐさま表情を変えアーシャルを睨みつけた。


「シルフィア、このガキはどこのどいつなのだ。久しぶりにあったと思ったら敵かも知れぬ男を連れているのには理由があるのだろうな!」

「理由は中でお話しします。それと敵ではありません!アーシャルさんついてきてください」


お父様と呼ばれた男はシルフィアが怒った事にビックリしたのかションボリと肩を落としていた。


「すいません。中に入らせていただきます」

「勝手に入っとれ!シルフィアぁぁ」


言われた通り屋敷に向けて歩いたアーシャルは後ろを振り返ると哀愁漂う男の背中があった。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


屋敷に近づくと、2人のメイドが屋敷の玄関から出てきた。


「お嬢様久方ぶりでございます。もう既に部屋の準備は済ませてありますのでどうぞこちらに」


メイドはシルフィアを部屋に案内しようとするがシルフィアはそれを止めた。


「お父様に報告しなければいけない事があります。まずは会議室に案内しなさい」

「では、そのように」


メイドは短い受け答え後に"お父様"を呼びに行った。もう1人のメイドが案内をしてくるようだ。

屋敷の中に入り、移動を開始して直ぐに小声でシルフィアが話しかけてきた。


「着いて早々騒がしくて申し訳ありません。今会議室に案内していますのでそこで昨日の事をお父様に説明したいのです。見て分かったと思いますがお父様は感情の起伏が少し激しいので、人の話を聞かない事がしばしば」


シルフィアは自分の父を軽くネタにするとふふっと笑いアーシャルに言った。


「しかしおかげでお父様といると退屈しないのです」


(可愛いなシルフィアの笑顔ずっと見ていられるわ)


「お嬢様着きましたので申し訳ありませんがしばらくお待ち下さい」

「ありがとう。なるべく早くお父様を読んできてね」


そう言われるとメイドは会議室を開けた後どこかに行ってしまった。


「さあ、中に入りましょ!そろそろ柔らかい椅子に座りたいわ!」


そう言うとシルフィアは足早に会議室に入っていった。

それを見たアーシャルも会議室に入り、護衛の人達が会議室に入った後にドアを閉めようと思った時護衛の一人の厳つい顔をした人がはなしかけてきた。


「坊主、ドアは俺が閉めるから坊主は早く中に入ってシルフィア様の相手をしてくれ。俺たちじゃあシルフィア様が元気過ぎてついていけないからな」

「えっと、ありがとうございます。それでは遠慮なく」

「元気過ぎるって何ですか!」


シルフィアは怒ったように護衛に反論したが顔は笑っていた。

こんな事をしている間にシルフィアの父親が来たのか足音が聞こえてきた。


「あ、もう来ましたね。アーシャルさんは私の隣の椅子に座ってくださる?」

「隣ですか?分かりました」


席に座ったかどうかの所でシルフィアの父親が会議室に入ってきた。

シルフィアは自分の父親が座る前に切り出した。


「お父様報告とお願いがあります」

「聞こう」


自分の娘のお願いに頬を緩めそうになるが娘は真剣な顔をしていたので顔をひきしめた。


「まずはそこのガキに…」

「ガキと呼ぶのはやめて下さい。アーシャルさんに失礼です」

「む…分かった。こほん……アーシャル貴様にはまず名乗らなければならんな。私はシルフィアの父親のキルディニア・ソーマという。キルディニアと呼ばずにキルディと呼べ!この名前はあまり好きな名前ではないのでな」


(んー。あだ名で呼べばいいって言っているけど意外と気さくな人なのかな?)


「そしてシルフィア……報告とはなんだ」


こうして会議室でのシルフィアの報告が始まった。












昨日よりかは長くかけたかな?

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