〜それから努力して成長して〜
僕は恩返しのために頑張るんだ
そのために!
「お父さん!!」
「どうしたんだアーシャル?」
「お父さんって昔冒険者?ってやつやってたんでしょう?僕もお父さんと同じになりたい!どうやったらなれるの教えて!」
さてお父さんは教えてくれるかなー
「なるだけなら簡単だ。だけど冒険者になって魔物を狩ってお金を稼ぐことはとても大変なことなんだ。ひょんな事で簡単に死んでしまうこともある。アーシャルは賢いから冒険者にならずに安定して、堅実な仕事について欲しいって思ってるんだ。」
「でも危ないならお金いっぱい貰えるよね?なら僕はお金いっぱい稼いでお父さんと楽しく暮らせるようになるんだ!その為にお願いがあるんだ!!お父さんは冒険者の時に剣を使ってたよね?僕に剣術を教えて!!」
何か出来る事を今のうちに見つけないと本当に死んでしまうからな!
頼む教えてくれ!!
「アーシャル。冒険者以外は考えてないのかい?」
「考えてない!」
「そうか、なら明日から訓練を始めるぞ!」
「分かった!ありがとう」
「分かったなら早く寝ろ」
「はーい」
このやり取りの5分後に俺はしっかりと言いつけ通りに寝た。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ハァハァ
ハァハァ
ヤバイ!キツすぎる!!何だよこれこんなにきついもんなのか?
5歳児の体にしても異常なんじゃないか?!
アーシャルは翌日朝起きて朝食をとった2時間後にクランチェストに稽古をつけてもらっていた。しかしその内容はとても5歳児に課すような稽古内容では無かったのた。軽く体を温めた後は3時間ぶっ通しのランニング。そのあと5分の休憩を入れ1時間の魔力増強訓練、この魔力増強訓練は一見楽そうだがかなりキツイ内容だ。魔力を感じされる為に無理やりクランチェストの魔力をアーシャルの体内に送る、その際にかなりの激痛が伴うのだ。
これに耐えられたのはアーシャルの覚悟があった故である。
「アーシャル。本気で冒険者を目指すなら本気で死なないための訓練をしなければならない。これが現実だ、それでも諦めないかい?」
「諦める訳ないじゃん!!」
「ハハ!いつかお父さんを優雅に暮らさせてくれ。」
「一年後には」
バチッ!
「調子にのるな。あと10年は早い」
「10年間しっかり待ってて!!そしてデコピンすんな」
いきなり普通にタメ口で言われた為にクランチェストはびっくりしたが笑ってごまかした後今日の訓練は終了との旨を告げてアーシャルと一緒に家に帰った。
どうですかね?
感想欲しいです
ソワソワ
(・∀・)