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決闘試験開始!!

戦闘シーンが僅かばかりあります。



ついて行った先にはシルフィアの屋敷程の建物が広がっていた。

庭ではなく屋敷程の建物なのでかなり広い。



「今からお前らに決闘をしてもらう!この決闘だけで合否が決まるわけではないが、皆真剣に取り組むように!!」



先生の声が途切れるかどうかの所で全員がザワザワし始めた。

決闘だけで決まるわけではないという事は決闘が全くダメだった場合、筆記での挽回のチャンスが限りなくゼロなると言う事と同義だったからだ。



「静かに!!!今から2人一組になってもらう。そして決闘の時間は一組5分だ!俺1人では見きれないから助手を頼んだ。こいつらだ」



すると建物の中からひとが4人出てきた。見た感じ先生ではなく生徒といった感じだ。

4人はそれぞれ挨拶した。それを終えると25人ずつ引き連れて別の所に移動した。

アーシャルの決闘を見るのはまたもや最初の先生だった。





(げ…またかよ。なんか怖いんだよなぁあの先生)



「今から早速決闘を始める!最初にやってもらうのはそうだな……お前の組みだな。こっちに来い」



先生は俺達をじっくりと見た後隣の男女を指差し指名した。ちなみにアーシャルは組を作る事が出来ず1人ぼっちになってしまった。

指名された2人は先生の前まで行くと2人は離れて武器を構えろと言われ、持っていた個人の武器を構えて10m程離れた。2人はロングソード使いのようだった。



「では………始め!!!」


先生の掛け声と共に2人は剣を交えあった。

2人の実力は一緒に訓練していたゴーシュはおろか、ニーナにさえ劣っていた。


(思ったほど強くない?…いや、この場合はニーナさん達が強かったと捉えるべきか)



2人の決闘を見ていると片方の男の子が魔法を放とうと左手を突き出していた。



「主よ!我に全てを焼き尽くす力を与え給え!ファイアーボール!」



直径30㎝程の火球が勢いよく女の子に向かってとんでいった。女の子は火球を右にずれて避けると男の子を斬る為に直進した。

まさか避けられるとは思ってもいなかったのか男の子は硬直してしまった。その隙をつき手に持っていた剣で斬ろうとした瞬間先生の声がかかった。



「そこまで!勝者はこの子に決まりだ!」


先生は男女にに良かった所とダメだった所を告げてこちらの集団に戻した。



「思ったより早く決着がついたな……まぁいいか。このまま続ける!どんどんいくぞ!次はそこの2人の番だ!」


次指名されたのは右端にいた2人だった。

その2人はどちらも男子で剣のような物は何処にも見当たらなかった。

どうやら魔法使いのようだ。

2人は前に決闘した、2人のように離れて持っていた杖を構えた。



「では……始め!!」



魔法使いの2人はお互いに得意の魔法をぶつけ合った。片方は火、もう片方は水だった。火の魔法使いの方が不利に思ったが予想に反して有利に戦いを進めていた。水の魔法使いも必死に抵抗したが火の魔法使いがトドメを刺そうと本気をだした。



火の魔法使いは槍の形を模した火の塊を作ると相手に向かって放った。それと同時に走り出し水の魔法使いに向かって杖を振り下ろしたが直前で止めてから軽く頭を叩いた。



コツン


「いた、負けちゃったなぁ」

「へへん!魔法だけじゃ心許ないって言われてたからな!体術も頑張った!」



先生は火の魔法使いの方を体術を使ったのは良かったと褒め、水の魔法使いの方を体力と対応力を高めようと告げた。




そこから最後まで決闘を、見たがゴーシュさん達を超えるような人は1人もいなかった。

そして遂に独りぼっちのアーシャルの番が回ってきた。



「あの、俺は誰と戦えばいいですか?」


先生は少し迷っているのか顔をさげた。しかし直ぐに対戦相手を決めたのかアーシャルを顔を見た。



「よし、お前は俺と決闘だ」




(えええぇえぇえぇぇぇ?!?!)


アーシャルの相手はまさかの先生だった。



「さあ、君の武器を構えろ。全力でかかって来なさい」


そういい先生は両刃の剣を構えた。瞬間体から殺気が膨れ上がった。


「全力でかかって来い。死にわしねぇからよ」


「……!!分かりました。本気で行きます」


アーシャルは先生の迫力に驚き動きを止めてしまったが気をしっかりと保ち武器を構えた。




「彼の者の栄光を絶たん!!」



光がアーシャルの武器を包み込んだ。瞬間武器が槍に変わった。

アーシャルは3度ほど素振りをしてから槍を構えた。



「全力でいきます!!」



アーシャルの決闘が始まった。



如何だったでしょうか?

自分なりに工夫して書いているので悪い所良い所があったら感想を下さると嬉しいです!

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