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ミサンガ

昨日より多め



会議室での報告が終わり部屋から出て護衛とも別れたシルフィアはアーシャルと話していた。



「アーシャルさん!学園の学費の心配は無くなったので今度は私からのお礼をしたいと思います!なので私の部屋に来てくれませんか?」

「へ、部屋にですか?何故部屋?」

「渡したい物が有るのです!さぁ早く来てください!」


勢いよくアーシャルの手を取りシルフィアは自分の部屋に向けて走って行った。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



シルフィアの部屋は意外な事に屋敷の上の階ではなく一階にあった。



「ハァハァ……ん。ふぅ…着きました。さ入ってください」


シルフィアはあまり体力が無いのか屋敷の中を軽く走っただけで息が乱れてしまっていた。


(エロい)


シルフィアに勧められアーシャルはシルフィアの部屋に入ったり、部屋の中を見たが意外とヘビィな趣味いう事もなく大人しめな乙女の部屋という感じだった。


「綺麗に整ってますね」

「それはそうですよ。いつでも人が来ていいようにしていますので。さて話よりもお礼の品です!少し待ってて下さいね?地下にあるので探すのに時間がかかるかも知れません。それでは言ってきます」


シルフィアは言いたい事を言うと部屋の奥にある扉を開けて地下にいってしまった。


(地下とはこれは意外だな。もっとこう、何というか地下と言うよりもテラスなイメージだったんだが……にしてもいい匂いだなぁ。前世は全く女っ気が無かったからな!今生は彼女くらいは作りたいな)


少し間考えに耽っている間にシルフィアは探し物が見つかったのか地下へ扉から足音が聞こえてきた。

扉が開かれ出てきたシルフィアの手には小さなミサンガみたいな物が握られていた。


「シルフィア様それはなんですか?」

「これですか?これは昔異世界から来たと言う人が伝えた物なのですが"ミサンガ"と言うらしいです。簡単に身につけられるのでこれに魔力を込めながら作り作る際に"特別"な効果を付与するのが一般的です」


そう言った後に一回深呼吸して話し出した。


「これは異世界人が伝えた直後に世に出回った物なのですが何の効果も感じられないのに鑑定屋に鑑定してもらうと効果があると言われるのです。今でも何の効果があるか分かっていないのでただのお守り代わりと認識されています。なので世界にたったの20個しかありませんがその価値はかなり低くなっていて、子供のお小遣いでも買える程になっています」



(異世界から俺以外にも来てたのか。いや、俺は来たと言うよりも居ただから少し違うか)



「この様な忘れ去られてしまった物でも私の宝物です。アーシャルさん……つけてくれませんか?」

「宝物なんですよな?それを俺に寄越してもいいんですか?」

「構いません!命の…恩人ですから!!」



(こんな可愛い女の子と前世で巡り会いたかったよ)


アーシャルは軽く息を吐いた後シルフィアの近くに寄りミサンガを受け取り。深く腰を折った。


「シルフィア様そんな大切物を下さりありがとうございます。このミサンガに賭けて一生大切にすると誓います」

「アーシャルさんは私を口説くつもりですか?」


シルフィアに突然その様な事を言われたアーシャルは大いに戸惑った。


「あいえ、そうではなく!口説くとかそう言うのではなくてですねー」

「シルフィア、シルフィアと呼び捨てて下さい。私は貴族という事もありあまり友達がおりません。だからそのミサンガを友達の証と言う事にしていただけませんか?」



(友達?…………友達?!?!今生初めての友達ができるだと?!)


「友達になっていいんですか?!」

「当たり前ですっ!何故かアーシャルさんに様付けで呼ばれるのは嫌だったので」


苦笑いを浮かべシルフィアはアーシャルにそう言った。


「さて、私個人からのお礼は渡した事ですし!学園に入学についての詳しい話をしなければなりませんね!ここで詳しく話しましょう!アーシャルさんはそこの椅子に座って下さい私はここに座るので」


シルフィアは恥ずかしくなったのか口早に言い椅子に座った。

アーシャルも言われた通りに椅子に座ったが座った瞬間にシルフィアに話しかけた。


「シルフィアさん……あ、シルフィア。もさん付けはやめよう。俺もなんかモヤモヤするしお互いにタメ口でいこう」


シルフィアさんと言った事で一瞬睨まれたが直ぐに訂正をし事なきを得たアーシャル。

アーシャルにそう言われたシルフィアを「確かに」と言う感じの様子でいた。


「そうですね。そうしましょう!アーシャルに言われてはしょうがありませんね!」


シルフィアは元気ハツラツといった感じでアーシャルの言葉に賛同した。









少しずつ良くしよう!!

レッツ


執筆ーー!!

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