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成長の代償

暗いままの部屋で

ベットに倒れこんで


体を丸めて

目を閉じて


そうして重たいものを下ろさないと

私は潰れて死んでしまうんだろう


時々、今日みたいに

何か特別悪い事は起きでいなくて

でも小さなこごりが少しずつ積もっていって


私という人間は存在する価値がない

なんて思えてくる


私がいなくても世界は廻る


そんな考えを

眦から溢れるぬるい欠片と一緒に

流して、掬って、溶かして


それでも取り除けない塊が

重く、重く、


そうして、いつか私は死ぬんだろう

そうして、いつか死んだ私は

諦めの良い大人になるんだろう


大人と子供の狭間で、揺れる、揺れる


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